とてもいい映画だった。Over30で仕事に頑張ってる女性達の想いがとても凝縮されてて涙した。
響いた言葉をPC前で走り叩いた台詞。
『女が全員、自分に自信を持っているわけじゃないんです!』
『自信なんてみんな無いわよ。でも、背伸びするのが女じゃない!』
『シングルマザーは周りに助けられなきゃいけないの!!?私は社会的弱者ってこと!?頑張らせてよ・・・、 頑張る!って決めたんだもん、私。』
『女はつくづく生きにくい。男の人生は足し算だけど、女の人生は引き算だから。選択肢の幅が広がって、かえって不自由になった・・・。』
『女の人生は半分ブルーで半分ピンク、人生の半分はブルーだよ、だからきっとみんな焦ってる、既婚でも、独身でも、子供がいてもいなくても。でもブルーと向き合わなきゃきっと人生は輝かない。』
以下、あくまで私見なんでご容赦を。日本が調子に乗ったバブル前夜とともに施行された1986年男女機会均等法。大変な世の中になるだろうと当時高校生で思った記憶がある。それからあっという間の4半世紀。ずっと考えてるものがある、あれは欧米文化に無理やりに迎合してしまった法律と思って仕方がない。そこにほんとに恩恵を得た女性は一体どのくらいいるんだろう?驚くのが昨今の学校教育で『男でしょ!』『男らしくない!』って言葉がセクハラ用語のようだ。常に思う、男女は『平等』である必要は全くない、『公平』であるべき。平等のみを追求し続けた4半世紀、涙ぐましい程に頑張らなきゃいけない女性を描くこの映画に涙した。でも映画の最後に
『100回生まれ変わったって、私は100回とも女がいい』で締めくくったのが良かった・・・、見ようと思った人ネタバレごめんなさい。