ダークナイト ライジングのレビュー・感想・評価
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奈落から這い上がれ
前作がダークナイトという、超えるには遥かに高い壁を自ら築いてしまったクリストファー・ノーラン。
その壁を一体どうやって超えるのか?果たしてこれ以上のモノはあるのか?映画ファンの関心はずっとそこに向けられていた様に思います。
あの狂気のヴィラン(悪役)、唯一無二のジョーカー像でヒース・レジャーが観客の脳天を揺さぶり、そのヒースがこの世を去ったことで、すっかり伝説にまで昇華されてしまった、あのダークナイトを?あれを?本当に?超えられるの?どうやって?という。
ビギンズから続いた三部作に、一体どういう結末を付けるの?という。
今回のグランドフィナーレに堂々抜擢されたヴィラン、ベイン扮するトム・ハーディの重圧たるや、凄まじいものがあったろうなと想像します。
同じことやっても仕方ない訳だから、ジョーカーとは全く違うアプローチで、でも観客にインパクトを叩き付けないといけない。ゴッサム市民と同様に、観客も絶望のドン底へ落とす追体験をさせないといけない。
そして、それは見事に成功してると思います。
数えて三度目を迎えるゴッサム壊滅の危機に立ちあがるバットマン。
そのバットマンをあっさりと屠るベインの腕力。ウェイン同様、観客も愕然とし、絶望の奈落へ。
ゴッサム市民は前回、前々回の瞬発的な危機とは違い、長期に渡る絶望的状況を味わわなければいけない。
こんなゴッサムでダークナイトは立ち上がれるのか?
奈落から這い上がれるのか?
不穏なテーマ曲「デシ・デシ・バサラ・バサラ!」に乗せてブルースが立ち上がる姿。
不敵な怪盗キャット・ウーマンとの共闘。
ゴードン本部長と新人ブレイク刑事の奔走。
知恵者ルーシャス・フォックスのサポート。
そしてベインとの肉弾血戦再開!
影の同盟との最終決着はどちらに軍配が?
刮目せよ!ダークナイトの最期!
超えよ!前作の壁!
登りきれ!奈落から!
デシ!デシ!バサラ!バサラ!
伝説が、壮絶に、終わる!
歴史に残る傑作
ノーラン版バットマンシリーズの最終作ですね。
ダークナイトの惨劇から8年、バットマンとゴードンにより「英雄」に仕立て上げられたハービーデントの名前を冠した法律により平和な街となったゴッサムシティ。若き実業家ブルースウェインはバットマンとしての活動を休止していた。
しかし、強靭な肉体と明晰な頭脳をもつ最強の敵、ベインの魔の手がゴッサムシティに近づいていた。。
前2作では善と悪の合間で葛藤するバットマンが描かれ、本作でも善と悪が主軸に置かれます。
今回の敵ベインはヘンリーのようにゴッサムシティを壊滅させようとし、ジョーカーのように善と悪の境界線などどこにもないと主張してきます。
そして、この悪からバットマンはどのようにして世界を守るのか、
また、未だに洞窟の中で怯えているブルースを取り戻せるのかというのが見どころだと思います。
ラストでは、ジョンがロビンとしてバットマンの意志を継ごうとし、よき執事アルッフレッドの視線の先にはバットマンではなくブルースウェインがセリーナカイルとご飯を食べてる姿が、、
インセプション同様、観客に判断を委ねる形で終わってくれました☆
…。
率直に申し上げて私には、前作のダークナイトの方が見ごたえがありました。(なんと言っても故、ヒースレジャーが演じたジョーカーの存在力が引き付けられました)今回の作品は、悪いとは、言いませんが、前作を見ていただけにトムバーディーの演じたベインは、何か味が少し淡白気味にしか感じとれませんした。
バットマンの終わり
やはりクリストファー・ノーラン監督は天才だった。
1作目と2作目を上手く繋げて物語を完結させた。
『ライジズ』の敵であるベイン(トム・ハーディ)はヒース・レジャーのジョーカーを超える敵となるのかと不安だったが、やはりノーラン監督とトム・ハーディはやってくれた。
今作のベインは肉体も頭脳もジョーカーよりも並外れていた。頭脳というよりも、“やり方”が違った。ノーラン監督は「ジョーカーに似た悪役を登場させさいことを一番重視した」とコメントしていて、そのコメント通り、ベインはジョーカーとは違った“恐怖”や“強さ”を兼ね備えていた。
そして正直今回の女優陣は豪華だったと思う。
セクシーでミステリアスなキャットウーマンことセリーナ・カイル。アン・ハサウェイのキャットウーマンはすごく似合っていて、見ていてドキドキしたw
もう一人は
ミランダ・テイトことマリオン・コティヤール。アン・ハサウェイとは違って、大人の美貌?を兼ね備えていたし純粋にこういう人を美しいというんだなと思った。それに何より笑顔がとても可愛い´∀`
新キャストはとてもいい味を出していた。
終盤にさしかかるにつれて物語はどんどん深みを増していき、ダークナイト/バットマンとベインの闘いは緊張感が凄まじかった。
ベインは(大きくいうと)核爆弾でゴッサムを破壊しようとします。それを止めるべくダークナイトはジム・ゴードンやジョン・ブレイクなどと共に立ち上がります。結果的に爆破を止めることは出来ず、爆破寸前の爆弾をなるべく遠くで爆発させ、ゴッサムに被害が及ばぬようにダークナイトがザ・バットで海の沖合へと爆弾を運びます。
仲間や一部市民が見守る中
巨大な爆発音と共に遠くで巨大なキノコ雲が上がるのが見えて画面がフェードアウトします。
それから、ブルース・ウェインの葬儀がアルフレッドとフォックス、ゴードンとブレイクのみで行われるシーンがあり、それぞれの後日談となります…
そして
最後の最後にアルフレッドが旅行に行くシーンがあり、旅先でブルースとセリーナ・カイルが食事をしているのを見かけ、互いに微笑みあいます。その他にも警視庁の屋上に新しいバットマンのライトが置いてあったり、ブレイクがバットケイブに入り、スーツを見つけたりします。
今回は見終わってすぐなので上手くまとめられませんが、また改めて書きます。
〜追記〜
最後の最後に死んだのは“バットマン”なのですよ´∀`
こいつぁ劇場に行くしかないでしょ
良い出来の最終章でした。
回りくどい処もありますが これは無いだろwってところもイッパイありますが
約3時間でここまで作り上げたもんだ エンドロール流れた始めたら感無量でした
深くは語りません
全てが終わり そして新たなる伝説へ ドラクエかいw
まさにこんな感じのダークナイト ライジングでした
スゴいとしか言えない。
ド迫力の連続である終盤のクライマックスまつりに興奮!
"目には目を歯には歯を"の無限ループに陥る溜め息を,
迫真の緊張感と解放感で構成し,
ミスリードに騙される驚きと喜びが収束されるエンディングに鳥肌。
満足としか言い様がない見応え。
子供たちの未来とゴッサム・シティに幸あれ。
人生で最高の映画
伝説が、壮絶に、終わった。
個人的にベインはジョーカーを超えたと思う。ベインの言葉を聞いてるとこっちまで洗脳されそうになるぐらいキャラクターに引き込まれた。
ブルース(バットマン)が立ち上がる姿は観てるこっちも応援してしまうほど。
ダークナイトライジングに関するニュースなどを見てきた人はいい意味で裏切られることになると思う。実際に僕は「嘘!!出さないって言ってたじゃん」と心の中で言ってた。この裏切りが興奮と感動に拍車をかけた。バットマンファンにとっては嬉しいサプライズのはず。さすがは秘密主義のノーラン!
アベンジャーズに日本よこれが映画だとあるが、個人的にはこれこそが映画だと思う。
これは絶対に観るべし!!
こんなもんなの?
アクションとしてもサスペンスとしてもドラマにしても、すべてにおいて中途半端。
奈落の崖から這い上がる描写も大したことなくて白けたし、ベインとバットマンの殴りあいのチープさにはイライラさせられた。
そして何より、タイムリミットに迫った原子爆弾をどうするのかと思ったら、海の上で爆発させて離れている街は助かったなどと言う始末。これには本当に呆れた。
直ちに健康には影響しません
IMAX(デジタル)で見ましたが、一応IMAXで撮影しました程度の感じですね。
別にIMAXじゃなくても、普通に大き目のスクリーンで十分でしょう。
画質が荒れてて3Dのプロメテウスにさえ解像感で負けてます。
アクション(殴り合いが主)よりストーリー重視なので、
自宅のホームシアターでまったりと見た方がいいかも知れません。
ストーリーは良く出来てると思います。
流石におこちゃま向けのアベンジャーズなんかとは違います(笑)
こんな現在の状況からすれば、
普通のアメコミの勧善懲悪的ヒーローは時代錯誤でしかなく、
現実逃避的なストレス発散でしかないような気がするんですが、
果たしてこの映画の、それを超える救いとは何だったのか?
ビギンズではエンディングが福知山線の脱線事故とかぶってましたが、
今回は更に日本人にとってはどうしてもモヤモヤが残る、
すっきりしないエンディングなので拍手喝采出来ないのですよ。
とにかくアン・ハサウェイは最高でした!(笑)
(でも背中がシミ・ソバカスだらけだった@@)
凄い! 期待通りの傑作! 必見! ネタバレなし! この作品こそIMAXで鑑賞を!
昨日、7月17日のマスコミ向け試写会で鑑賞しました。全米公開は今週金曜日で、世界的にも社内以外での試写会は 時差の関係からも日本が最初だったようで、試写前のアナウンスでも「今晩22時までは一切のブログ等にも書かないように」との注意が・・・・
もちろんネタバレは書きませんが、いやー、やはりノーラン監督はやってくれますねえ!
どこかのヒーローが束になってのアメコミものと違って、徹底的に悪と善についての自己の解釈をバットマンというヒーローのカタチを借りて描いていらっしゃる!
この3部作の最初の「バットマン ビギンズ」こそ その生い立ちの説明と過去のシリーズからの脱却をアピールしたためにやや説明というか こじつけが目立ったものの、前作の「ダークナイト」からはそれこそ 体に電流が走るが如くのまったく新しい演出で そのシュールなヒーロー像を重厚かつ斬新な描き方で魅せてくれたわけです。
そして 今作が完結編ということで期待が高まるのは当たり前。
どう評価されるにしても前作と比較される訳だから監督も大変だったろうけれど さすがやってくれましたよ!2時間45分画面に釘付け状態で全く飽きることなく堪能しました。
シリーズ最終章だからバットマンが死ぬのかどうか?と宣伝文句にはあるけれど そんなことは 全然関係なくキチンとケジメをつけて終ってくれています。
ここではまさにブルース・ウェインの苦悩がわかり易く描かれていて満足感も十分!
ラストに向けての盛り上がりも 意表をつく展開も用意されているし・・・でとにかく最終章はすべてがてんこ盛り!ハンス・ジマーの重厚な旋律にはもう身の毛がよだつくらい!
予告編にあったフットボウル場での地割れシーンは 予告編で話題にする上でのアピールですが、そういう商業ベースのこともしっかり掴んで映画ファン的な期待感にも応えようとしてくれている監督はさすがです!
日本人で同じくこのシリーズにはまっているファンは多いはずですが、お子様映画としてお笑い全開の「アベンジャーズ」同様に映画館に大勢駆けつけるアメリカと違い、日本の場合は そんな大ヒットはまずは難しいところ。でも「スパイダーマン」などとは格が違う作品なのですから 是非ヒットして欲しいなあ!
製作費も半端なくかかっているから超一級のエンターテイメント作品であり 今年一番の作品であることは間違いないところ!
というわけで、このシリーズの一作目と二作目はおさらいの意味でDVDで鑑賞されることをオススメします! それらに絡んだセリフはもちろん 最終章ということで監督がそこらじゅうにケジメに繋がる過去のエピソードや関係するセリフが出てきますから!
それと 旧シリーズでは ゴッサムシティは原作どおりシカゴがイメージされていたものの、今シリーズはNYに変更されていますが、今作では もうNY観光局が全面的なバックアップをしているのでは?と思えるほどの協力ぶり。
そのあたりは「スパイダーマン」と同じか?!
ノーラン監督の前作「インセプション」の出演者が大挙出演していますから それと重ねて観ても別の面白さが堪能出来るかも!?
ただ ひとつの疑問点と文句を!
疑問点は、ブルース・ウェインがバットマンに変身したとたんに あの低い声のしゃべり方になるのはどうしてなのか?ヒーローはドスのきいた喋り方をしないといけない約束があるのか?(笑)
文句は アメリカ人て 中性子爆弾とか水爆とかに対してどうしてこうも ノー天気なのか!?ということ。放射能汚染とか 全然気にしない様子が日本人から見ると本当に怖い!
「インディ・ジョーンズ」の冷蔵庫や「24」のシーズン2か何かでの爆発時での避け方というか 放射能汚染についての一般国民の認識の甘さが こういう娯楽映画に表れている点に驚きと文句を言いたいのですよ! この点はノーラン監督にも伝えたいほど!
しかし、この映画が傑作であることに違いはありませんから まずはご堪能あれ!!!
『ダークナイト ライジング』第2弾予告編を目撃しました。
昨日試写会の大画面でこれを見ました。
最初は何の作品だか分からないのがミソ。最後のほうになってやっと『ダークナイト』の続編かと分かりました。 ヒース・レジャーの死亡によって、もう無理なのかもと諦めていたのですが、クリストファー・ノーラン監督によって新たな悪役キャラが創造されたようです。画面からも一癖ありそうな姿を拝めました。
とにかくラクビー競技場のピッチに大穴が空いていくところは、大迫力。そのほかファイナルに相応しい大規模な戦闘シーンが印象的でした。
さらにモーガン・フリーマンなど脇役陣も超豪華。『ダークナイト』の深い闇に華を添えてくれるでしょう。
ストーリーはほとんど極秘で明かされていません。一部のキャストのインタビューから漏れ伝わってくる情報では、新たな悪の登場により、前作で罪を被り、闇に消えたバットマンの復活を望むゴードン警部のエピソードがメインになるそうです。
また前作『ダークナイト』まで女性検事補レイチェル・ドーズだったヒロイン役が若き日のタリア・アル・グールの登場で、タリアと原作で描かれているようなバットマン=ブルースとの恋愛が本作でも中心になる可能性は高そうです。
タリアといえば、原作コミックでバットマンの恋愛相手であり、彼の子どもを出産するなど、重要な位置付けがされているキャラクター。タリアの父親であるラーズ・アル・グールは、シリーズ第1作『バットマン ビギンズ』で渡辺謙が演じた悪役で、ブルース・ウェインに格闘術を指南した人物。本シリーズにおけるバットマンのキャラクター形成に大きくかかわっており、シリーズ製作当初からクリストファー・ノーラン監督には、後々タリアを登場させると構想していたという可能性もあるようなのです。
ただあくまで噂の段階で誰がヒロインになるかも含め、ストーリーの予想がまったくつかない状態。3部作の最後を締めくくる本作の全ぼうが明らかになる日が楽しみですね。
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