ダークナイト ライジングのレビュー・感想・評価
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普通のハリウッド映画
ノーラン版「バットマン」シリーズの完結編。前作と前々作と文句なしの出来だったので今作を期待してIMAXで鑑賞。
前二作は犯罪にまつわる哲学や善と悪との関係など奥深い物を匂わせつつエンターテインメントとしての枠組みしっかり守るというかなり完成度の高い大人の一級エンタメでした。しかし今回は結構娯楽重視のご都合展開といった感じでハリウッドではよく見る構造になっています。
ストーリーは緻密だったり緻密でなかったりといった感じで、ちょっとでも話せばネタバレになるようなぐらい複雑なのに結果としては意外性がなく、単純な仕上がりでいろいろ突っ込みどころの多い映画。
バットマンが復帰するきっかけもせっかく緻密に積み上げていた前二作の魅力を台無しにしている気がします。ブルースウェインにとってバットマンとは何かはもうすでに「バットマンビギンズ」で十分語られていたのに、あんな序盤のブルースウェインの浮かれた姿を見せるのはいかがなものかと。今作の彼を見てるとあのころの教訓をもう忘れたのかと突っ込んでしまいます。
キャットウーマンにも不満があります。アンハサウェイさんは見事なほどこの役にハマっているのにこのキャラの詳細が雑で話を盛り上げるためにおまけとして入れたように感じてしてなりません。あのコスプレをしている理由もよくわからずなのも不満。
しかしアクションシーンは相変わらずすごく、スタント重視のアクションに空飛ぶ乗り物「バット」で繰り出すドンパチは鳥肌もの。バットマンとベインのファイトシーンも今までの「バットマン」シリーズにはない新鮮なものでよかったです。
トムハーディーさん演じるベインも凶悪なキャラクターとしては見応えがあり、前作のジョーカーとは違った魅力を出せていると思います。ですがそれは素材としての良さであって、物語上のこの悪役の扱いが荒い気がします。
新参入者のキャラクター造形があまり良くなかったりところどころ展開が雑だったりと、前二作と比べるとかなり不満が残る作品。いろんな企画のための前ふりを入れすぎたせいか残念に思う映画だった。
ついでにラストが「インセプション」のようなあれは果たしてどうだったのかと思わせるようなものがよかったと思うのは私だけでしょうか?
自分の映画を観る目がないのか。
1・2作目ともにとても面白かったので今回も期待して鑑賞しました。
シリーズ最終ということもあってこれまでの伏線やキャットウーマンやロビンにつながる話の作り方はさすがでした。また映像の点でも最近では普通CGを使うような場面でもスタントや実物を使った場面が多く期待を裏切られない映像でワクワクしました。
しかし伏線の回収やこの先につながる話作りのすばらしさの反面今回の敵と事件に関する話の内容が薄いとも感じました。
中性子爆弾でゴッサムを破壊することや、奈落から這い出た子供が実は女性のほうだったこと、など事件の内容に関する描写が(特に判明してから)薄すぎてこの事件の解決がメインではなくこれまでとこれからの話の片手間で事件を解決したように感じられました。
バッドマンが敗れて奈落から這い上がってくる場面も感動的ではあるが簡単すぎるというか…。
シリーズ最終としては機能しているけど1つの物語としてまとまっていないというか。そんな印象です。
特に分からないのが実は敵の娘だった女性がなぜそんなにも父親の役目を代わりに達成したかったのかということ。
娘は破門されてなかったんだったらビギンズのときなんでいっしょにたたかってやらなかったの?とかそんなこと考えてしまいました。
私の読解力の問題でしょうか?
こういうことだよお前分かってねーな!!
というかた是非教えてください。
その他もろもろ腑に落ちないことがたくさんあるのです。
人への信頼をやめないバットマンの強さと弱さ
ストーリーは
ゴッサムシテイー市長、ハービー デントが死んで8年が経った。彼の捨て身のギャング団、壊滅作戦の功績によって、街に平和が戻った。と、市民は信じている。実際にはハービー デントは、刑事局長ジム ゴードンの家族を人質にとって、レイチェルを失った仕返しに、ゴードンを襲って殺そうとしたところを、バットマンとゴードンの力によって葬り去られたのだった。事実を知っているのは、ゴードン刑事局長とバットマンだけだ。このために、バットマンはハービー デント殺しの容疑者として警察に追われている。
このジョーカーとの闘いで、全身に傷を負ったバットマンこと ブルース ウェインは、この8年間 治療に努めてきたが、杖をついて歩く身となっていて、人前に出ることを避け、隠遁生活をしていた。
にも関わらず、謎の女、セリーナ カイル(キャットウーマン)が介入してくる。折りしも、ロシアの核物質物理学者のカーボ博士が誘拐され、凶悪犯テロリスト、べインが現れて、ゴッサムシテイーを破壊しようと企てていた。
ゴードン刑事局長が、誘拐され瀕死の重傷を負って助け出された。彼は、部下の新人刑事ジョン ブレイクに、この窮状を救えるのはバットマンだけだ、と漏らす。ブレイク刑事は ブルース ウェインを訪ねる。
彼は8年前、バットマンがゴードン刑事局長の家族を助けるために戦っている時に殉死した警官の子供だった。孤児となった彼は ウェイン財団の経営する孤児院に保護されて育った。孤児たちにとってバットマンは英雄だったが、ウェイン財団のブルース ウェインも 自分達と同じ孤児だったという意味で英雄だった。みなは、孤児だったウェインが仮面を被り、悪人をやっつけてくれるバットマン、その人ではないかと、いつも語り合っていたのだ。彼は、バットマンに帰ってきて欲しいと、ブルース ウェインに懇願する。
体中に傷を負い 心の支えだった恋人レイチェルを失ったブルース ウェインは、もう引退するつもりで居た。しかし、この新人刑事ブレイクの言葉に励まされ、今がバッドマンの再稼動の時期だ、と思い定める。それを観ていたアルフレッド執事は、怒る。両親を失ったブルースを親代わりになって世話してきて いつか彼が妻と子供をもち、静かな生活をする姿を夢見て生きてきたが、傷だらけになりながら 命を惜しもうとしないバットマンを、もう世話することに耐えられない。何世代も前から家族のためにつくしてきた執事は去っていった。しかしブルース ウェインは執事の忠告など聞いていない。ゴッサムシテイーに 凶悪テロリストのべインがやってきたのだ。
極悪者べインは株式市場を占拠する。市場操作で、一夜のうちにウェイン財閥は破産させられた。経営権は クリーンエネルジーの会社を経営するミランダの手に渡った。市のフットボール会場で爆弾が破裂して何千人もの被害者が出る。ゴッサム市に渡るための橋は すべて破壊され、たったひとつ残った橋は封鎖され、全米本土と隔離される。警察官たちは そろって地下に封じ込められた。べインの暴力は街中でほしいまま荒れ狂う。
8年間姿を消していたバットマンが登場する。しかし罠にはまってべインに攻撃され瀕死の重傷を負って 砂漠のなかの地下深く、二度と外に出ることが出来ない牢獄に監禁される。二度と立つことが出来ないと思われるブルースに 食べ物を与え、傷に治療を施してくれたのは 生まれたときからその地下牢にる老人達だった。辛うじて立つことができるようになったブルースは、自己訓練を重ね、遂に深い井戸から脱出する。
バットマンが ゴッサムシテイーに戻ってきた。
ウェイン財閥が開発してきた新エネルギーの核が、べインたちによって盗み出され、カーボ博士によって核兵器に作りかえられてしまった。取り戻してリアクターの中に戻さないと 爆発してゴッサムシテイーが吹き飛んでしまう。原子爆弾の奪い合いのなかで、バットマンはウェイン財閥を買収したクリーンエネルギーのミランダが、実は世界の破壊を目論む本当の敵であったことがわかる。べインはミランダの番犬でしかなかったのだ。ミランダの父親ヘンリー デュカードは、バットマンの宿敵で世界の破滅だけを望んでいる男だった。
バットマンは敵の手に渡り、安全スウィッチを解除され、爆発まであと数分という段階の原子爆弾を、自分の空飛ぶ自家用車にくくりつけ、できるだけゴッサムシテイーから離れた海上に飛んで行き、、、。
というお話。
これでバットマンが 完結して終わった。
第一作「バットマン ビギンズ」2005年と、第二作「ダークナイト」2008年に続いて、これが第3作目で完結した。監督クリストファー ノーランの作品のなかで最もヒットした作品だろう。
主演のクリスチャン ベールを、執事役のマイケル ケインと、ウェイン財閥のモーガン フリーマンが しっかり支えるという芸達者3者3様のコンビネーションが絶妙だ。単純なアメリカンコミックを、ノーラン監督が バットマンという理不尽にも両親を暴漢に殺された青年が、正義とは何か、警察や社会のルールに正義はあるのか、思い悩むひとりの青年の姿を描くことによって、命を吹き込むことに成功した。悪と戦う暴力シーンが多いが、それ以上に、最新式メカニックマシンや 多機能の車や、飛行する車の登場に目を奪われる。そして、どんな苦境に陥っても、人を信頼することを止めないバットマンの強さと弱さが描かれている。
とてもよくできた映画で、3時間近く画面から目が離せない。場面展開が速く、ストーリー展開も速いので、ひとつひとつのデテイルを追うのが大変だが、笑えるシーンもたくさんある。
隠遁していたブルース ウェインが母親の大切にしていた真珠の首飾りをキャッツウーマンに盗まれて、取り返しにパーテイー会場にいく。何年ぶりかに初めて外出したブルースが、車から杖と不自由な足を出したとたんに、マスコミの記者達が、一斉にカメラを向けてフラッシュを焚く。でもブルースがカチリと足につけたスイッチを押したとたんに フラッシュが消えカメラが作動しなくなって記者達があわてふためくシーンなど、映画の中では一瞬だが、 バットマン第一作でおなじみのテクを知っていて見逃さずに居ると、とても笑える。
娯楽映画だから、楽しい。しかし、公開されたばかりの7月20日に、コロラド州デンバー郊外の映画館で上映中に銃の乱射事件が起こり、6歳の女児をふくむ12人が亡くなり、58人の怪我人が出た。容疑者は自分がジョーカーだと名乗っており、自宅にバットマンマスクも持っていたと報道されている。銃がネットで買える国、アメリカで起きた悲しい事件だ。
好きな映画に好きな監督、好きな役者が演じた映画なので もんくは言いたくない。しかし、クリーンエネルギー研究をウェイン財閥がやっており、研究用の核が容易に原子爆弾になって、ゴッサムシテイーの海上に投棄されるというラストシーンは 変更されるべきだった。漫画なのだから、原子爆弾ししなくても 新種の液体爆弾とか、月からもってきた新種の黴菌爆弾とか、考えられるだろうに、、、。 4メガトンの原爆を、爆発数分前のところをバットマンが抱えて海上に持ち去る。4メガトンといえば 広島に投下された原爆の数千倍。新幹線並みの速さで、それを捨てに行っても 12ミリオンの市民の住む街から それほど遠くまで運べない。バットマンのおかげで市民は救われたことになったが、街から数キロ先の海上で爆発した原爆は 何千度もの熱さで煮えたぎり(広島では土壌の温度が6000度)、大津波が起きて、街を波で洗いさらうことだろう。ラストシーンで 海から湧き上がるキノコ雲を見ながら バットマンによって助かったと思い込んだ市民は みなことごとく被爆したのであって、助かったのではない。
涙が止まらない。
映画全体の出来としては
本国の一部レビューにあったように
“3部作中最も出来が悪い”と言われても仕方がないと思いました。
「バットマンビギンズ」ほどハッタリが効いているわけでもなく、
「ダークナイト」のジョーカーほどベインに魅力があるわけでもなく、
「インセプション」ほどワクワク感がある訳でもない。
ブルース・ウェインの心情を丁寧に描こうとするが故に
話が間延びして全体的に冗長な印象は拭えないです。
また、登場人物も多く、編集のせいか、
途中で混乱するシーンも・・・。
しかし、ラスト30分。
この展開はシリーズの着地点としては最高の終わり方です。
前作までのブルース・ウェインの選択を否定せず、
そしてファンの期待も裏切らない、このラストしか思い浮かびません。
エンドロールは涙が止まりませんでした。
冷静に後から考えると、
あれこれ気になる点は出てきますが・・・・・
ノーラン監督、本当に素敵な8年間をありがとう。
ちなみに、バットポッドが前作より回ってます~♫
フィナーレ
公開初日に観てきました(笑)
すでに先行上映を終えていたせいか、思ってたほど満席ではなかったです。
ライジングの意味は字幕版でこそはっきり明示されていました。
タイトルを最後に出すのはノーラン監督の定番ですね。
とりあえず面白かった。
前記のレビューの中に、死んだのは「バットマン」と書いてあって、妙に納得してしまいました。
早いカット割りで理解が追いつかない所もいくつかありましたが(特に序盤)、総じて完成度は高く、期待を裏切ることは決してないでしょう。
言うまでもありませんが、オススメです
すばらしい!
ついに、あのノーラン版バットマンが終わってしまいました。
こういう人気あるシリーズって、どうしても見終わったあともっと見たい!とか続編できないかなぁ〜って思ってしまいがちですが、このシリーズはこの「ライジング」でちゃんと完結してくれるので、これで終わりって思わせてくれました。続編の余地はなくはないですが、このシリーズはこの3部作で終わった方が良いと感じさせてくれます。
やはり、ストーリー重視なので、うまいですね!ノーラン監督の作品はどれも濃厚で、クレジット入れて3時間の映画もすんなり見れました。どんどん展開してくストーリーに心奪われ、最後が気になって気になって仕方ない。
よいすっきりした終わり方でした。
悪役というと、ベインが出てきますが、。。。ん〜やはり個人的にはジョーカーの方が良いですね。ベインにはあまり魅力を感じられなかった。ジョーカーは魅力的悪そのものだったので、あれを超える悪役はそういないかと。ハンニバルぐらいかな?
ベインも英語に独特のアクセント加えていて、それにイントネーションが面白かったので、聞いていてキャラクター的に楽しませてくれましたが、まだ何か全体を掴めないミステリー感が残りましたね。一体全体誰だったのだろうという謎が。悪が生んだ悪のような重圧感はジョーカーよりありました。考え方もやり方もジョーカーとは違う。人々に希望を与えて、そこから一気に奈落の底へ突き落とす。感情の底へ底へ。3部作に徹底して描かれていたテーマですね。ブルースウェインの父親が残した「Why Do We Fall?(なぜ我々はくじけるのか)」という台詞。「そこからまた這い上がることを学ぶためなんだよ」というこの答えが見ていてすごく心に沁みました。
なので、バットマンが一度ベインにやられて、挫折して、また這い上がって行く姿を見るのはすごく感動したし、心から応援していました。
やはりこのキャラクターアークをしっかり描けたバットマン三部作はヒーローものに置いては真骨頂って感じです。
他のキャラクターでは、ジョセフ・ゴードン・レヴィット演じるジョン・ブレイクが良かった!
正義感溢れる感じで、見ていて予測していた彼の結末はやはり予想通りだったw いい!w
撮影に関していうと、映画の半分以上はIMAXのカメラで撮られていたようだけど、「ダークナイト」の時のほうがその存在感が伝わりました。わざわざIMAXシアターに行って見て来たけど、多用しすぎたかな?狭い場所より、広い場所で使ったほうが効果的なのかなとまで思いました。前作のジョーカーの顔が画面いっぱいになるショットは衝撃的でしたが。今回はどれもIMAXの迫力は欠けていた気がしました。
よく超大作を見ていて、爆発とかアクションシーンでお金かかってる風には見えますが、それでもその描写に観客が麻痺してきて、どんだけお金がかかっても、まぁこんな感じか、でも日本じゃできないよなレベルですが、
今回はお金の使いどころがはっきりわかるような、「こりゃぁ、お金かかるわ」みたいな描写が多くて、特にエピック感が出ていました。
これこそハリウッド映画だなっていう迫力は十二分にありました。
これ以上の大作は多分そうそう出ないと思います。
バットマン万歳!
奈落から這い上がれ
前作がダークナイトという、超えるには遥かに高い壁を自ら築いてしまったクリストファー・ノーラン。
その壁を一体どうやって超えるのか?果たしてこれ以上のモノはあるのか?映画ファンの関心はずっとそこに向けられていた様に思います。
あの狂気のヴィラン(悪役)、唯一無二のジョーカー像でヒース・レジャーが観客の脳天を揺さぶり、そのヒースがこの世を去ったことで、すっかり伝説にまで昇華されてしまった、あのダークナイトを?あれを?本当に?超えられるの?どうやって?という。
ビギンズから続いた三部作に、一体どういう結末を付けるの?という。
今回のグランドフィナーレに堂々抜擢されたヴィラン、ベイン扮するトム・ハーディの重圧たるや、凄まじいものがあったろうなと想像します。
同じことやっても仕方ない訳だから、ジョーカーとは全く違うアプローチで、でも観客にインパクトを叩き付けないといけない。ゴッサム市民と同様に、観客も絶望のドン底へ落とす追体験をさせないといけない。
そして、それは見事に成功してると思います。
数えて三度目を迎えるゴッサム壊滅の危機に立ちあがるバットマン。
そのバットマンをあっさりと屠るベインの腕力。ウェイン同様、観客も愕然とし、絶望の奈落へ。
ゴッサム市民は前回、前々回の瞬発的な危機とは違い、長期に渡る絶望的状況を味わわなければいけない。
こんなゴッサムでダークナイトは立ち上がれるのか?
奈落から這い上がれるのか?
不穏なテーマ曲「デシ・デシ・バサラ・バサラ!」に乗せてブルースが立ち上がる姿。
不敵な怪盗キャット・ウーマンとの共闘。
ゴードン本部長と新人ブレイク刑事の奔走。
知恵者ルーシャス・フォックスのサポート。
そしてベインとの肉弾血戦再開!
影の同盟との最終決着はどちらに軍配が?
刮目せよ!ダークナイトの最期!
超えよ!前作の壁!
登りきれ!奈落から!
デシ!デシ!バサラ!バサラ!
伝説が、壮絶に、終わる!
歴史に残る傑作
ノーラン版バットマンシリーズの最終作ですね。
ダークナイトの惨劇から8年、バットマンとゴードンにより「英雄」に仕立て上げられたハービーデントの名前を冠した法律により平和な街となったゴッサムシティ。若き実業家ブルースウェインはバットマンとしての活動を休止していた。
しかし、強靭な肉体と明晰な頭脳をもつ最強の敵、ベインの魔の手がゴッサムシティに近づいていた。。
前2作では善と悪の合間で葛藤するバットマンが描かれ、本作でも善と悪が主軸に置かれます。
今回の敵ベインはヘンリーのようにゴッサムシティを壊滅させようとし、ジョーカーのように善と悪の境界線などどこにもないと主張してきます。
そして、この悪からバットマンはどのようにして世界を守るのか、
また、未だに洞窟の中で怯えているブルースを取り戻せるのかというのが見どころだと思います。
ラストでは、ジョンがロビンとしてバットマンの意志を継ごうとし、よき執事アルッフレッドの視線の先にはバットマンではなくブルースウェインがセリーナカイルとご飯を食べてる姿が、、
インセプション同様、観客に判断を委ねる形で終わってくれました☆
…。
率直に申し上げて私には、前作のダークナイトの方が見ごたえがありました。(なんと言っても故、ヒースレジャーが演じたジョーカーの存在力が引き付けられました)今回の作品は、悪いとは、言いませんが、前作を見ていただけにトムバーディーの演じたベインは、何か味が少し淡白気味にしか感じとれませんした。
バットマンの終わり
やはりクリストファー・ノーラン監督は天才だった。
1作目と2作目を上手く繋げて物語を完結させた。
『ライジズ』の敵であるベイン(トム・ハーディ)はヒース・レジャーのジョーカーを超える敵となるのかと不安だったが、やはりノーラン監督とトム・ハーディはやってくれた。
今作のベインは肉体も頭脳もジョーカーよりも並外れていた。頭脳というよりも、“やり方”が違った。ノーラン監督は「ジョーカーに似た悪役を登場させさいことを一番重視した」とコメントしていて、そのコメント通り、ベインはジョーカーとは違った“恐怖”や“強さ”を兼ね備えていた。
そして正直今回の女優陣は豪華だったと思う。
セクシーでミステリアスなキャットウーマンことセリーナ・カイル。アン・ハサウェイのキャットウーマンはすごく似合っていて、見ていてドキドキしたw
もう一人は
ミランダ・テイトことマリオン・コティヤール。アン・ハサウェイとは違って、大人の美貌?を兼ね備えていたし純粋にこういう人を美しいというんだなと思った。それに何より笑顔がとても可愛い´∀`
新キャストはとてもいい味を出していた。
終盤にさしかかるにつれて物語はどんどん深みを増していき、ダークナイト/バットマンとベインの闘いは緊張感が凄まじかった。
ベインは(大きくいうと)核爆弾でゴッサムを破壊しようとします。それを止めるべくダークナイトはジム・ゴードンやジョン・ブレイクなどと共に立ち上がります。結果的に爆破を止めることは出来ず、爆破寸前の爆弾をなるべく遠くで爆発させ、ゴッサムに被害が及ばぬようにダークナイトがザ・バットで海の沖合へと爆弾を運びます。
仲間や一部市民が見守る中
巨大な爆発音と共に遠くで巨大なキノコ雲が上がるのが見えて画面がフェードアウトします。
それから、ブルース・ウェインの葬儀がアルフレッドとフォックス、ゴードンとブレイクのみで行われるシーンがあり、それぞれの後日談となります…
そして
最後の最後にアルフレッドが旅行に行くシーンがあり、旅先でブルースとセリーナ・カイルが食事をしているのを見かけ、互いに微笑みあいます。その他にも警視庁の屋上に新しいバットマンのライトが置いてあったり、ブレイクがバットケイブに入り、スーツを見つけたりします。
今回は見終わってすぐなので上手くまとめられませんが、また改めて書きます。
〜追記〜
最後の最後に死んだのは“バットマン”なのですよ´∀`
こいつぁ劇場に行くしかないでしょ
良い出来の最終章でした。
回りくどい処もありますが これは無いだろwってところもイッパイありますが
約3時間でここまで作り上げたもんだ エンドロール流れた始めたら感無量でした
深くは語りません
全てが終わり そして新たなる伝説へ ドラクエかいw
まさにこんな感じのダークナイト ライジングでした
スゴいとしか言えない。
ド迫力の連続である終盤のクライマックスまつりに興奮!
"目には目を歯には歯を"の無限ループに陥る溜め息を,
迫真の緊張感と解放感で構成し,
ミスリードに騙される驚きと喜びが収束されるエンディングに鳥肌。
満足としか言い様がない見応え。
子供たちの未来とゴッサム・シティに幸あれ。
人生で最高の映画
伝説が、壮絶に、終わった。
個人的にベインはジョーカーを超えたと思う。ベインの言葉を聞いてるとこっちまで洗脳されそうになるぐらいキャラクターに引き込まれた。
ブルース(バットマン)が立ち上がる姿は観てるこっちも応援してしまうほど。
ダークナイトライジングに関するニュースなどを見てきた人はいい意味で裏切られることになると思う。実際に僕は「嘘!!出さないって言ってたじゃん」と心の中で言ってた。この裏切りが興奮と感動に拍車をかけた。バットマンファンにとっては嬉しいサプライズのはず。さすがは秘密主義のノーラン!
アベンジャーズに日本よこれが映画だとあるが、個人的にはこれこそが映画だと思う。
これは絶対に観るべし!!
こんなもんなの?
アクションとしてもサスペンスとしてもドラマにしても、すべてにおいて中途半端。
奈落の崖から這い上がる描写も大したことなくて白けたし、ベインとバットマンの殴りあいのチープさにはイライラさせられた。
そして何より、タイムリミットに迫った原子爆弾をどうするのかと思ったら、海の上で爆発させて離れている街は助かったなどと言う始末。これには本当に呆れた。
直ちに健康には影響しません
IMAX(デジタル)で見ましたが、一応IMAXで撮影しました程度の感じですね。
別にIMAXじゃなくても、普通に大き目のスクリーンで十分でしょう。
画質が荒れてて3Dのプロメテウスにさえ解像感で負けてます。
アクション(殴り合いが主)よりストーリー重視なので、
自宅のホームシアターでまったりと見た方がいいかも知れません。
ストーリーは良く出来てると思います。
流石におこちゃま向けのアベンジャーズなんかとは違います(笑)
こんな現在の状況からすれば、
普通のアメコミの勧善懲悪的ヒーローは時代錯誤でしかなく、
現実逃避的なストレス発散でしかないような気がするんですが、
果たしてこの映画の、それを超える救いとは何だったのか?
ビギンズではエンディングが福知山線の脱線事故とかぶってましたが、
今回は更に日本人にとってはどうしてもモヤモヤが残る、
すっきりしないエンディングなので拍手喝采出来ないのですよ。
とにかくアン・ハサウェイは最高でした!(笑)
(でも背中がシミ・ソバカスだらけだった@@)
凄い! 期待通りの傑作! 必見! ネタバレなし! この作品こそIMAXで鑑賞を!
昨日、7月17日のマスコミ向け試写会で鑑賞しました。全米公開は今週金曜日で、世界的にも社内以外での試写会は 時差の関係からも日本が最初だったようで、試写前のアナウンスでも「今晩22時までは一切のブログ等にも書かないように」との注意が・・・・
もちろんネタバレは書きませんが、いやー、やはりノーラン監督はやってくれますねえ!
どこかのヒーローが束になってのアメコミものと違って、徹底的に悪と善についての自己の解釈をバットマンというヒーローのカタチを借りて描いていらっしゃる!
この3部作の最初の「バットマン ビギンズ」こそ その生い立ちの説明と過去のシリーズからの脱却をアピールしたためにやや説明というか こじつけが目立ったものの、前作の「ダークナイト」からはそれこそ 体に電流が走るが如くのまったく新しい演出で そのシュールなヒーロー像を重厚かつ斬新な描き方で魅せてくれたわけです。
そして 今作が完結編ということで期待が高まるのは当たり前。
どう評価されるにしても前作と比較される訳だから監督も大変だったろうけれど さすがやってくれましたよ!2時間45分画面に釘付け状態で全く飽きることなく堪能しました。
シリーズ最終章だからバットマンが死ぬのかどうか?と宣伝文句にはあるけれど そんなことは 全然関係なくキチンとケジメをつけて終ってくれています。
ここではまさにブルース・ウェインの苦悩がわかり易く描かれていて満足感も十分!
ラストに向けての盛り上がりも 意表をつく展開も用意されているし・・・でとにかく最終章はすべてがてんこ盛り!ハンス・ジマーの重厚な旋律にはもう身の毛がよだつくらい!
予告編にあったフットボウル場での地割れシーンは 予告編で話題にする上でのアピールですが、そういう商業ベースのこともしっかり掴んで映画ファン的な期待感にも応えようとしてくれている監督はさすがです!
日本人で同じくこのシリーズにはまっているファンは多いはずですが、お子様映画としてお笑い全開の「アベンジャーズ」同様に映画館に大勢駆けつけるアメリカと違い、日本の場合は そんな大ヒットはまずは難しいところ。でも「スパイダーマン」などとは格が違う作品なのですから 是非ヒットして欲しいなあ!
製作費も半端なくかかっているから超一級のエンターテイメント作品であり 今年一番の作品であることは間違いないところ!
というわけで、このシリーズの一作目と二作目はおさらいの意味でDVDで鑑賞されることをオススメします! それらに絡んだセリフはもちろん 最終章ということで監督がそこらじゅうにケジメに繋がる過去のエピソードや関係するセリフが出てきますから!
それと 旧シリーズでは ゴッサムシティは原作どおりシカゴがイメージされていたものの、今シリーズはNYに変更されていますが、今作では もうNY観光局が全面的なバックアップをしているのでは?と思えるほどの協力ぶり。
そのあたりは「スパイダーマン」と同じか?!
ノーラン監督の前作「インセプション」の出演者が大挙出演していますから それと重ねて観ても別の面白さが堪能出来るかも!?
ただ ひとつの疑問点と文句を!
疑問点は、ブルース・ウェインがバットマンに変身したとたんに あの低い声のしゃべり方になるのはどうしてなのか?ヒーローはドスのきいた喋り方をしないといけない約束があるのか?(笑)
文句は アメリカ人て 中性子爆弾とか水爆とかに対してどうしてこうも ノー天気なのか!?ということ。放射能汚染とか 全然気にしない様子が日本人から見ると本当に怖い!
「インディ・ジョーンズ」の冷蔵庫や「24」のシーズン2か何かでの爆発時での避け方というか 放射能汚染についての一般国民の認識の甘さが こういう娯楽映画に表れている点に驚きと文句を言いたいのですよ! この点はノーラン監督にも伝えたいほど!
しかし、この映画が傑作であることに違いはありませんから まずはご堪能あれ!!!
『ダークナイト ライジング』第2弾予告編を目撃しました。
昨日試写会の大画面でこれを見ました。
最初は何の作品だか分からないのがミソ。最後のほうになってやっと『ダークナイト』の続編かと分かりました。 ヒース・レジャーの死亡によって、もう無理なのかもと諦めていたのですが、クリストファー・ノーラン監督によって新たな悪役キャラが創造されたようです。画面からも一癖ありそうな姿を拝めました。
とにかくラクビー競技場のピッチに大穴が空いていくところは、大迫力。そのほかファイナルに相応しい大規模な戦闘シーンが印象的でした。
さらにモーガン・フリーマンなど脇役陣も超豪華。『ダークナイト』の深い闇に華を添えてくれるでしょう。
ストーリーはほとんど極秘で明かされていません。一部のキャストのインタビューから漏れ伝わってくる情報では、新たな悪の登場により、前作で罪を被り、闇に消えたバットマンの復活を望むゴードン警部のエピソードがメインになるそうです。
また前作『ダークナイト』まで女性検事補レイチェル・ドーズだったヒロイン役が若き日のタリア・アル・グールの登場で、タリアと原作で描かれているようなバットマン=ブルースとの恋愛が本作でも中心になる可能性は高そうです。
タリアといえば、原作コミックでバットマンの恋愛相手であり、彼の子どもを出産するなど、重要な位置付けがされているキャラクター。タリアの父親であるラーズ・アル・グールは、シリーズ第1作『バットマン ビギンズ』で渡辺謙が演じた悪役で、ブルース・ウェインに格闘術を指南した人物。本シリーズにおけるバットマンのキャラクター形成に大きくかかわっており、シリーズ製作当初からクリストファー・ノーラン監督には、後々タリアを登場させると構想していたという可能性もあるようなのです。
ただあくまで噂の段階で誰がヒロインになるかも含め、ストーリーの予想がまったくつかない状態。3部作の最後を締めくくる本作の全ぼうが明らかになる日が楽しみですね。
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