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世間の評価の低さに、なんか相当やらかしてるかと思ったら、意外と面白く拍子抜け。
ロサンゼルス決戦と本作はどうしても比較するけどな。
一方は中途半端にエイリアンっぽい相手に中途半端な市街戦でドンパチする映画で、一方は密室でひたすら口論したり、あたふたしたりして、外をみると絶望的な状況が広がっている絵が堪能できる映画。
ストーリーや人間描写はどっこいどっこい。
ロサンゼルスは失笑、本作は苛立ちがついてまわる。いい勝負だな。
両方とも主人公の頭の程度は変わらないと思うぜ?
本作はエイリアン侵略ものとしては観たい絵は一応揃っている。
宇宙船やロボットに吸い込まれる人間、軍対宇宙船。それが主人公からみた光景っていうんが、結構臨場感があって良い。
またエイリアンに対してドンパチする映画より、あたふたしたり間抜けなことで口論したりする映画のほうがオレは好きだってこと。
さて問題?のラスト。
この終わり方を放り投げ、と言ってけなすのは、ちょっと違うのではないかと思う。
どうしようもない絶望的な状況を描きたかっただけの映画なんだから、ラストはどうあってもかまわないという位の心持は鑑賞中皆あったんじゃない?
あれをアホかと笑って退席できるぐらいのアホ描写を劇中さんざんしてんだから、そこだけ取って文句言ってもしょうがないよ。まあ、もうちょい主人公の彼女への自己犠牲的な愛が見える描写があっても良かったような気もするが、別にいいんじゃね?