八日目の蝉のレビュー・感想・評価
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どうしても比べてしまう
ドラマ「Mother」と、どうしても比べてしまって自分は高評価つけれなかった
全然違うものって分かってるけどMotherが良過ぎて.....
キワコも薫もみんなの気持ちが理解できなくて泣けもしなかった
美化し過ぎだなあって まあこれ言ったら終わりだけど
美しいものを与え続ける愛に染まる
八日目の蝉、、、
社会的倫理からすれば
永作(育ての母)の行動は許されないですが
映画にして事情を知ってしまうと
感情移入します。
新聞や、ネットではわからない
こんな事件もあるのかもしれないと
思いました。
そんなこと考えながら
観ていたのですが、、、、
ラスト30分は涙が止まらなかったです。
2人で写真を撮る、回想シーン、、
永作さんの言葉、所作に胸が一杯になりました、
親そのものの愛情にあふれてました
冒頭と最終のシーンを繋いで観たら
余計、涙が止まりませんでした。
色々考えながら観てたけど
最後は引き込まれて
余韻が凄かったです。
ママは、もう要らない
なーんにも要らない
薫が全部持って行って
大好きよ、、薫、。
本当の母親じゃなくても
子供への愛情が溢れてた
名シーンだと思います。
八日目の蝉、、観て良かったです。
切ない
ハッピーエンドか分からないけど、すごくいい終わり方
実の母親を受け入れられず、
母親の方も自分の子どもとして愛情をかけたいのに責めてしまう
「母親になんてなれない、どうやって愛情をかけて育てたらいいのか分からない」
と嘆いていましたが、
小豆島で、きわことの4年間を思い出した時、
ようやく自分も母親になれる決意と自信がでてきたラストシーンがとてもよかった
自分が産んだ子どもにさえ、虐待する親もいるんだから
その点きわこはもうちゃんと母親でしたね。
(でも、誘拐はダメ、絶対。)
あと、冒頭の裁判シーンで、
「何か言いたいことありますか」と聞かれてのきわこのセリフ
「子育てする喜びを味わわせてくれて感謝してる」とありました。
最初見た時は、すごい嫌味‥と思いました。
でも、見終わったあと、
あれは本心からそう思ってたんだなと感じます。
【客観的に描かれているからこそ勝手に考える面白さがある】
・2011年公開の日本のサスペンスドラマ映画。
・不倫相手の妻が生んだ赤ん坊を誘拐し4歳ごろまで育てた母「希和子」が誘拐から逮捕されるまでの4年間の話、「希和子」が逮捕され生みの親の元にもどり成長し21歳の大学生になった娘「恵理菜」が突然現れたルポライターと自分の過去について巡る話。その2つが織り交ざって進んでいく物語 という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・誰かと語りたくなる物語
・登場人物の達の気持ちや考えが気になる余韻
・役者さんの演技が抜群
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・物語(登場人物の行く末)の結論は出ますが、登場人物たちの「気持ち」に結論は出ません。ですが、一連の物語の流れを見終わるとそれぞれが「どういう気持ち」で「何を考え」て「なぜそういう行動や言葉を発したのか」が気になって、勝手に考えを巡らせてしまいます。なんといいますか、善悪で白黒つけてしまうとそれまでなんですが、それがつけ難くなってしまう物語の面白みがありました。
[演出]
・終始、ほの暗い空気でしーーんとした感じを創り上げていました。そんな中で、小豆島からの絶景や虫送りと呼ばれる伝統行事の美しさが垣間見える。重いテーマだからただ暗い、というわけではなく。絶望と希望が常に入り混じった世界、を画で表現されているようなそんな風に感じました。
[映像]
・際立って感じたことはありません。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・皆さん、うますぎて。個人的には、永作博美さん、小池栄子さん、井上真央さん、余貴美子さん、田中泯さん、特にこの5名の方々が痺れました。永作さんは、ホテルで薫(恵理菜)が泣きじゃくるシーンで、母親としての苦悩だけでなく、「誘拐してしまってごめんね」という葛藤の涙を感じました。観ているだけで生い立ちが普通じゃないことが伝わるキャラクター千草役の小池さん、うますぎでした。一見、エンジェルホームという新興宗教の悪徳教祖っぽいエンゼルさんですが、実はそんな安っぽいだけの設定でない役を演じられた余さん、さすがですね。田中さんは、写真屋さんの無口な店主。そして、井上さん。過去の生い立ちによって、自分の「本当の気持ち」を出すことも自身で感じることも難しくなっているところから、ラストシーンの言葉を発するまでの流るような演技が秀逸すぎます。何かドカン!とした行動や変化があるわけではないのですが、恵理菜にとっては本当の自分を取り戻したかのような言葉に聞こえました。
[全体]
・それぞれに癖があり、行動の善悪を問われやすい設定となっている登場人物たち。そのすべてのキャラクターが、客観的に映像に収められています。物語の主軸はもちろん、「希和子」と「恵理菜」。でも感情や思いに関しては、終始、客観的。対比として、よく映画では誰か(主に主人公)の視点で見える景色や感じる思いを中心に表現されていますが、そういう感じがかなり少ない。どちらかというと群像を上からカメラで狙っている感じ。だからこそ、誰の頭の中も覗き見ることができず、ただただ起こっている出来事や行動だけが見える。その出来事が気になってしまう。よって、どうしても観ながら観終わったら、考えざるを得ない状態にさせられてしまいました。この辺も非常によくできた映画だなぁと思いました。子を持つ親御さんなら、いっそ考えてしまうことでしょう。心に響く2時間半、楽しませていただきました。ありがとうございました。
#映画 #サスペンス #ドラマ #2011年 #八日目の蝉 #成島出監督 #角田光代 #永作博美 #小池栄子 #井上真央 #余貴美子 #田中泯 #小説原作 #母性 #考えさせられる #小豆島
#全体3.6 #物語3.7 #演出3.6 #演技3.8 #配役3.8 #映像3.5 #音楽3.5
主題歌だけは良い。
4年間のしあわせ
何が幸せなのか
生みの親
育ての親
問いかける作品
主人公の秋山恵理菜(井上真央)生みの親と上手く付き合えず独り暮らし
そんな時妊娠する
相手は父と同じように家庭を持った男性
でも。産む決心をする一人で育てる決意
そして誘拐されていた幼い頃の4年間を省みる
道筋たどり千草(小池栄子)と巡る
巡るうちにフラッシュバックされた自分がいる
その時の育て母の(希和子)の想いが分かった
別れる時の想いが伝わってきた
これから自分の生き方の指針になる様に思える
4年間愛情をもって育ててくれた希和子に会いたくなる
やっぱ真央ちゃんの演技は上手いなぁ~
そして永作博美の演技も
タイトルの八日目の蝉の意味あいは必要だったのかどうかわからない。
ずっしりと胸にくる物語。
(涙)
一度レンタルが開始されたばかりの頃に見たことはあったのですが、その時はよく分からずあまり記憶にも残っておらず…
再度観たいなと思い鑑賞させて頂きました。
いや〜
2回目、観て本当に良かった。
まぁまぁ年齢を取らないと理解出来ないかもしれないです。
今の私の環境や年齢的にとても刺さりました。
不倫するからこうなったとか
誘拐はそもそもダメだろとか
保険証は?病院行かなかったの?
子供のうちに接種しなきゃならないワクチンとかあるんですけど〜…とか
ツッコミどころは探せばいくらでもありますけどこの映画の本質はそこではないと思います。
出てくる誰かしらにある程度共感出来る内容かと思います。
不倫を肯定する訳ではないですが、
ヒステリック持ちの妻がいれば(ヒス持ちは予想ですが)家に帰りたくなくてつい不倫してしまうのかなとか
不倫相手に嫌がらせ、自分が妊娠中だと尚ヒステリックになじりたくなるのかなとか
実情は分からなくても自分が欲しくても叶わなかった(今回は子供)ことへ執着してしまうのかなとか。
忘れ去られがちでしょうが、小池栄子さん演じる千草の男性恐怖症のくだりも泣けました…
本当の家族って、母って、愛って?
最終的に家族仲直り元通り、とかのハッピーエンドではないですがそこがまた良いです。
どんなに欲しくても与えられなかった"家族"や"幸せ"を自ら自分なりに作ろうと前に進む主人公の姿に心が打たれました。
ps.『その子はまだご飯を食べていません』ってセリフ、凄く刺さりました。
あの場であのセリフを入れるセンスが大好きです。
人生を変えた作品
初見は封切り間もない映画館でした。1人で見たのですが、どうにも号泣が止まらす、返りの車の中でも涙がとめど無く溢れてきました。男であっても母子の愛情には深く共感しました。
永作博美、井上真央、小池栄子、田中哲司など、どれも素晴らしい演技でした。特に田中泯の佇まいにはやられました。
小役の2人も凄かった。作品、時代、役者全て揃った映画です。
この作品で私は人生を変えました。
封切りの年、1人で小豆島に行きました。ロケ地巡りしました。
今日久しぶりに1人なので、ネトフリで見直しました。
今でも泣きそうです。
これは許しの映画です。10年前ですが
現代の日本人に足りないのは許しです。
許しの気持ちがなければジェンダーフリーの世の中にはならないでしょう。
現在から回想を織り混ぜた映像表現が素晴らしい‼️
誘拐犯が逮捕された現在から、なぜ他人の子を誘拐して4年もの間過ごしてこれたのかを、回想を交えながら、成人した子が探り寄せていく映像表現が見事でした🈵
なぜ、他人の子を誘拐してまで育てようとしたのかは、私には理解できないところですが、誘拐してしまった子を我が子として愛おしく育てていく姿にはとても同情してしまいます😓
それに比して、誘拐された母が、いくら自分も被害者だとしても、何の罪もない4歳の子に、あんな風に追い詰める姿には反感を覚えました😰
もし、もう少し、誘拐犯と過ごした4年間のことを受け入れて上げていれば、この子の人生もあんな風にはならなかったのに…と思えるんですが、どうなんでしょうね😨
もっとも、一番悪いのは、無責任な父でしょうけど…💢
この映画の、現在と過去を織り混ぜた回想映像は、主人公の心理描写が、ひしひしと視聴者にも伝わってくるので、最後のクライマックスの場面は、ドドッと感涙してしまいました😢
【”八日目の蝉にしか見れない、美しきモノ”そして”様々な家族の姿” 】
■久方ぶりに鑑賞した感想
<Caution! 内容に触れています。>
・恵里菜(成長期:井上真央)の生後の時代と、彼女が大学生になった10数年後の時代を交互に映し出しながら物語は進むが、鑑賞していて全く違和感がない。
監督の手腕なのか、脚本のレベルの高さなのか・・。
この二つの時代を生きる幼き無垢な恵里菜の姿と、心に傷を負って虚無的に生きる恵里菜を演じる井上真央の姿が心に残る。
・不倫相手(田中哲司)の幼子、恵里菜を衝動的に誘拐し、4年もの間”母”として暮らした野々宮希和子(永作博美)の行為は、当然許されるべきモノではないが、鑑賞側は、ヒステリックな実の母(森口瑤子)よりも、和子に寄り添った気持ちで彼女の逃亡劇を観てしまう・・。
それは、希和子にも勿論責任はあるのだが、不倫相手の子を身籠った際に、説得され堕胎し、子を産めなくなってしまった身体に”させられた”ことが起因していると思われる。
・大学生になった恵里菜が虚無的に生き、希和子と同じように責任感のない男(劇団ひとり)の子を宿すシーン。
”負の連鎖か・・”と思ってしまうが、これが、最後に感動的なシーンとなる切っ掛けになるとは・・。
作品構成の妙であろう。
・押し掛けジャーナリスト千草(小池栄子:当時は現在の様な凄い役者さんになるとは思わなかったが、再見するとその片鱗は十分に伺える。)の存在。
過去の恵里菜との関係性が隠されていたとは・・。
そして、現代の恵里菜を小豆島に誘った切っ掛けになったとは・・。
彼女の描き方も又、作品構成の妙であろう。
◆過去パートの素晴らしさ
・希和子が、恵里菜と共に逃亡する中、
”事情があって、女性達だけで子を育てる「理想と共生の家、エンジェルホーム」”
に身を寄せ、女性達と生活するシーン。
男としては、存在を全否定されたような気分になるが、逆に観れば女性の逞しさを表現したのだろうか・・。
・「エンジェルホーム」を離れ、一緒に暮らしていた女性の故郷である、小豆島を訪れる希和子と恵里菜。
ー 現代の恵里菜は、幼き時の事を覚えていないが、確かに彼女は小豆島で”母”と楽しき時を過ごしていたのである。小豆島の美しき風景や民族と併せて、印象的なシーンの数々である。ー
・希和子と恵里菜が島の写真館で二人で写真を撮るシーン。写真館を営む主人を演じる田中泯が素晴しい。
そして、成長した恵里菜が写真館を訪れるシーン。
少し老いた、写真館を営む主人が、恵里菜に
”顔を見せて・・”と言い彼女の顔を凝視し、希和子と恵里菜のネガを探し出し、暗室で溶液の中から浮かび上がって来た、希和子と幼き恵里菜が長椅子に座っている姿。
ー 今作の白眉のシーンである。ー
<過酷な運命を辿りながら、成長した恵里菜が口にした言葉。
”パパもママも・・、皆好きだったんだよ・・。””この子を産んで幸せな経験を沢山させるよ・・”
重厚で、心に沁みる映画である。
キャストの方々も素晴らしい。>
もう少し盛り上がりが欲しかった
原作は昔読んだ事があり、映画もいつか見ようと思いながら時間が過ぎてしまった。
内容はうろ覚えだったので、映像を見ながら記憶を辿ってた。確か原作は、過去と現在の話しが2部構成になっていたが、映画は場面ごとに切り替わり、そのタイミングも違和感なく秀逸だった。永作博美、井上真央の演技は勿論、子役の演技も素晴らしく、自然と感情移入が出来た。
ただもう少しラストに盛り上がりが欲しく、感動の手前で終わってしまった感がある。希和子のその後ももう少し描いて欲しかった。
複雑
でも結局母親って女なんだよなぁ
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