星守る犬
劇場公開日 2011年6月11日
解説
村上たかしのベストセラーコミックを、西田敏行主演で映画化。北海道の田舎町で、山中に放置された自動車から中年男性とその飼いイヌの遺体が発見される。身元不明の遺体を引き取る市役所勤務の青年の調査により、失業から一家離散を経てホームレスとなった男性が、たった一匹の愛犬ハッピーと旅に出ていた過去が明らかにされていく。監督は「イキガミ」「スープ・オペラ」の瀧本智行。男性の足跡をたどる青年役の玉山鉄二ほか、川島海荷、余貴美子らが出演。
2011年製作/128分/G/日本
配給:東宝
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迷わず三浦友和さんのところで看板犬になります。
なのに…ハッピーはええ子です。
後半はわんこがかわいそうでちょっと辛かった。
西田さんの娘さんが薄情すぎなので星ふたつ。
2019年11月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
西田敏行さん目的で観ました。
やっぱり、凄く好きでした。
インパクトなど求める方は、あまりいいと思わないかもしれません。
私は、とてもリアルであったかいと思いました。
日常を、広く、みれるようになりました。
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熟年の失業や孤独死など現代のリアルな問題ではあるなと思ったけどよく考えたら家はあっただろうし売ったとしてもお金あっただろうし、生活保護受ければいい話だし、犬をつかったお涙頂戴映画?
今時敵意のない(犬好きならわかる)犬が寄ってきていきなりあんな攻撃するか?疑問です。
そして何ヶ月も放浪してたらこのご時世保護されると思うんだけど笑
とても中途半端な演出。
ハッピーまであんな最期を迎える必要なかったしただただ後味の悪い話でした。
安易に動物を利用して中途半端な感動映画つくるのやめほしい
2018年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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オープニングは奥津と愛犬クロの物語を少々。しかし、もっと愛すればよかったと後悔する、ありきたりの物語。ここでは泣けない。
東京まで行って、そこで一人の家出娘・有希(川島)が京介の運転するオンボロワーゲンに強引に便乗する。そこから旭川まで、ロードムービーとなる。
初老の男が持病と失業による孤独死を辿る道なんて、最初は退屈ささえ感じた。しかし、あることに気づく。車の車体番号など、身元を明らかにするものは一切残してない男。最初に赴いた新宿の会社は、彼が持っていた百科事典の編集者の名前と所在地を借りたものだった。領収書を頼りに北上する奥津と有希は、訪れる地で覚えてる人に尋ね歩き、徐々に男性の優しさを知る。そうした単調に進むストーリーの中、旅館の女主人(余貴美子)、コンビニを廃業する店主(中村獅童)、リサイクルショップの夫婦(温水洋一、濱田マリ)、とにかく生活が苦しい人ばかり。唯一、マウニの丘の経営者(三浦友和)だけは普通の生活だったが・・・
さらに男(西田)の回想シーンも交え、2000年初頭から起こった社会の出来事、小泉政権誕生、リーマンショックなどの新聞記事。それに男の家庭環境が妻(岸本加代子)の親に対する介護の問題、派遣会社、そして本人の失業だ。ハローワークも何度も登場する。こうした社会問題を取り入れ、その問題提起さえ感じさせる内容になっていた。
「犬がもの欲しそうに星を見続けている姿から、手に入らないものを求める人のことを指す」ことにしても重要な問題とは思えない。むしろ、経済の慢性悪化の世の中で幸せや金品に対する物欲のことを言ってるのかとも感じさせればもっとすごい内容だったろう。
いきなりの離婚届。展開としてはちょっとわざとらしさを感じるが、これで愛犬ハッピーとの愛を強調したかっただけかもしれない。そして、男が死んでから、懸命に生きるハッピーの姿も描いているけど、最後にキャンプ場で楽しむ人たちから怖がられ、物を投げられ傷つくシーンが凄い。世の中は優しい人間ばかりじゃない?
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