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実は最初 予告編を見たとき、~岳~ は 全然 期待していなかった。
原作の漫画が漫画大賞 獲ったくらいしか知らなかったが、
私自身 読んだ事は無いです。
事前に撒かれていた、映画の宣伝コミックを少し観ただけで
これは面白いかもと....少し感じた ぐらいだけでした。
今回,映画化された作品を見て、
いい出来じゃないですか~この作品。 お勧めです。
特に、小栗さん、凄く俳優として 大きく成長,前進したと思います。
アイドル俳優を脱皮してきた感じしますね。
話し方、主人公の癖を良くつかんでいたかな。そんな気がします。
体格がちょっと 細いんではと思いましたが、
精神的には ほぼ等身大 位ではないでしょうかね。
長澤さんもこの作品に賭けた感じが出てます。
いい意味で 良く頑張ったな~と思います。
滑落事故で顔を怪我したシーンが 好きです。女優で良くがんばったと思います。
中々 アイドル女優出身者は 顔を汚すのを嫌う事が多いと思いますが
彼女はリアルさを上手く表現するように 努力したと思いますね。
ストーリ、脚本が上手く仕上がってます。
無理なく展開させてるところが良いでしょう。
特に 好きなシーンは、椎名の父の残したカセットテープを
二人が静かに聴く所。カットせず長撮りしてるんですが表現が上手い。
最高に泣けましたわ。
ナオタの父が亡くなるところなど、号泣しそうなシーン満載。
登山を知らない者としては どれも新鮮な感覚がします。
全体的に山の人達、登場人物の 心の温かさが
上手に演出できていますね。
唯一の難所を言うと、最後のほうの 三歩の救出劇でしょうか。
ヘルメット無しで 裂け目にダイビング~ あれは 頂けませんね。
状況設定で描いてますけど、だからこそ 丁寧にそして 正確に演出が
必用な所ですよね。そこが惜しいですね。
街で方向音痴なのも そんなに酷い奴は いないでしょ~とも思うw。
長澤さんの 緊迫した時の声が、ちょっと金切り声も修正が欲しい所かな。
逆にパニックを引き起こしそうですよw。
しかし、今作品は なんと言っても
人の命をテーマに 登山救助を通して ぶっとく描いてますので、
通していい仕上がりです。
本当に、良く頑張った~~! そんな声が場内からしてきますねぇ。
これは是非、家族そろって 劇場で御覧下さい!
太鼓判 間違いなし!