酔いがさめたら、うちに帰ろう。
劇場公開日:2010年12月4日
解説
人気漫画家の西原理恵子の元夫で、2007年に死去した戦場カメラマン・鴨志田穣さんの自伝的小説を、浅野忠信&永作博美主演で映画化。重度のアルコール依存症で入院することになった主人公が、個性的な患者たちと触れ合いながら、家族の深い愛情に支えられて心身ともに再生していく姿を描く。監督は「サード」「絵の中のぼくの村」の東陽一。共演に香山美子、市川実日子、利重剛ほか。
2010年製作/118分/G/日本
配給:ビターズ・エンド
スタッフ・キャスト
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2020年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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途中からは、精神病院のアルコール病棟がメインとなり、そこに入院している人々の人間模様が実に面白い。カレーライスが食べたいのに、胃潰瘍のせいか塚原だけカレーがあたらない。食べたくてしょうがない様子が実にいい!詳しくわからないが、この映画に関してはリアリズムを追及しているのだろうか、点滴の針を刺すシーンとか胃カメラを飲むシーンとか、本当にやってるんじゃないかと思った。怒りっぽい患者もいい演技だし、なにより看護師役の柊瑠実がキュート。
退院直前、腎臓がんになっていたことがわかる。外科的処置は手遅れで、もう長くない命。そんなに悲惨なストーリーじゃないけど、妙に心に響く内容だ。CGなんてのは全くないけど、絶妙なフィルム編集があったりする。アルコール依存症の影響で怒鳴ったりするとき、周りの人がその怒鳴り声が聞こえないといったシーンだ。多分音声のみの編集か?これがまた本人の意識しない部分だったりするので、患者の立場になれるといった効果がある。
最後は家族(妻とは離婚したまま)との映像。ここに忌野清志郎の歌が流れるので涙を誘われる・・・
2018年6月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
依存症の恐ろしさ、悲しさがよくわかる。
浅野忠信のダメっぷりが凄いわ。
2017年11月23日
iPhoneアプリから投稿
永作博美さん、浅野忠信さん、意味深なエンディングだ。きっともう魂は抜けてしまって俯瞰で自分のこと見ていたんだな。抜け殻だけが子供達と遊んでいた。この世への未練、或いは執着とでも言う様な切ない絵だ。
2017年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
「毎日かあさん」とどうしても比較してしまう。
「毎日」がママ目線ならば、「酔いがさめたら」はパパ目線。
「毎日」では子育てが中心であるならば、「酔いがさめたら」はアルコール依存の克服がテーマ。
アルコールに頼ってしまうきっかけは人それぞれだけど、戦場で生死を見てきただけに、自分の精神を保つのが大変だったんだろうなぁと思う。
アルコールと精神は密接な関係にあることがよく分かった。
個人的には、本人と照らし合わせるならば「毎日」の小泉今日子が西原さんに近いかな。鴨志田さんも長瀬さんの方が近い気がする。
両方を足して2で割ったら夫婦の両目線が見えてきていいのに・・・と思ってしまった。