サマーウォーズのレビュー・感想・評価
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オタク・ウォーズ(数学オタクにゲームオタクにアニメオタクそして…私、映画オタク)
再見したが4DXで観ようが観まいがやはりよく出来た作品だと思う。先ず脚本が巧い。全ての情報が有機的に繋がっていて殆ど無駄な情報がない。ただ今回再見して気付いたが侘助のキャラが余り立っていない。「旧家の問題児+元々こいつのした事が全ての始まり」キャラの枠を出ていない。特に後半は影が薄い。まあ、夏希の心が健二に向くのを自然に描くにはその方が良かったかも知れないが。まあ、お祖母ちゃんが(自分とは)血の繋がっていない侘助を家族に迎え入れた度量の広さにホロリとしたことで帳消しにしましょう。さて、実は話そのものは冷静に考えればかなり突っ込みどころ満載である。例えば、片方で世界を揺るがす大事件が起きているのに高校野球の試合を続けているなど本来はあり得ない。ただそういう所にに馬鹿馬鹿しさを感じる隙を与えずに観るものを映画の世界に没頭させる細井守の演出力である。また、逆説的に言えばそこがアニメ映画が実写映画に優る点かも知れない。ヴァーチャルの世界の描き方は今後もどんどん変化していくだろうけれども、この時点ではヴァーチャル世界と実世界とを上手くバランスを持って描けていたと思う。
繋がりは力
第33回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞作。
"金曜ロードSHOW!" で鑑賞。
ノベライズは未読。
AIの暴走による世界の危機に立ち向かうのは、戦国武将の血を引く田舎の大家族と数学オタクの少年。斬新な組み合わせに戸惑いましたが、なかなかどうして琴線に触れて来た。
田舎の大家族と言えど、生活にネットは欠かせない。それが機能しなくなった時思わぬ悲劇が。混乱に陥った世界を救うために一致団結。クライマックスの総力戦が胸アツだった。
デジタル対アナログの戦いにおいて最後にものを言ったのは家族の強い絆と遥かな想い出、紙に書いた計算式であった。
時代の流れや文明の発展と共に失われる風景や他者との繋がりを思い出させてくれる、豊かなストーリーに感動した。
[余談1]
細田作品お馴染みの夏の入道雲、とても印象的だった。「夏だなぁ…」と実感出来るし、夏ならではの高揚感が沸き上がって来た。当然、鑑賞のテンションも暴上げである。
[余談2]
後々「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」を鑑賞し、本作と殆ど同じストーリーだったので驚いた。
電脳空間でのアクションとカタルシス、クライマックスのハラハラ・ドキドキは、段違いに本作の方が良かった。
[以降の鑑賞記録]
2012/07/20:金曜ロードSHOW!
2013/? ?/? ?:DVD
2015/07/03:金曜ロードSHOW!
2017/08/18:金曜ロードSHOW!
2019/07/19:金曜ロードSHOW!(本編ノーカット)
2021/07/16:金曜ロードショー
2023/08/06:kino cinema 神戸国際
※修正(2024/07/05)
印象に残るアニメ映画☆近未来起こりうるネット上のひと夏の戦い
誰もが一度は真似をした?「よろしくお願いしまーーす!」
~ポケモントレーナーみゆきは、90点の経験値をもらった!~
細田守監督の作品の中でも好きな映画です!
近未来、世界はこのようになっていくのではないでしょうか☆
現実と仮想世界が入り混じり何でもインターネットでできてしまう世界!
現実では日常に思える夏休み!その裏で異常で熾烈な戦いが繰り広げられます!
僕はこの作品に登場する様々なギャップが魅力的で印象的に感じます☆
現実と仮想
日常と異常
生と死
平凡と非凡
大自然と最先端技術
絶妙な演出が観るものを夢中にさせます♪
また、なんと言っても、画のタッチを始めとした雰囲気がかなり好きです!
画を観ただけで誰が監督の映画か認識できてしまうって結構すごいことですよね☆
ふとした瞬間に観返して熱くなります!
★大好きなポケモンに例えると★
ポリゴン
昔は夢の世界だったものが未来では普通!ポリゴンから始まった3D技術の発達ももはや現実世界です☆
ご都合主義とはいえ
私には合わない
新時代到来!
この作品を初めて見た時、『宮崎駿じゃ、この世界観は思いつかないな』と思い、新たな時代の幕開けを感じた。
ただ新しいだけではなく、作品として面白くて、ストーリーもよく出来ている。
宮崎アニメも、だんだん宮崎駿の難解な部分が目立ちはじめ、閉塞感が漂いつつあった時に出会った作品だったし…
ただ、内容も映像もデジタルがテーマの作品。デジタルってのは、あとで見ると古臭く感じるので、この作品が時を経るごとに古臭くならないかがどうかだなぁ~。
まぁ、久々に見ても全然古臭く感じなかったけど(^^)b
元々、舞台は真田の里、上田だし、一族のモデルも真田一族なので、永く愛されてるものをテーマにしてるってのもあるのかなぁ(^^)b
夏である必要性
これに「絆」を感じてしまう現代人が怖い
田舎の大家族の風景、ばあちゃんに手をひかれて歩く思い出、進化したネットの描写とかポイント、ポイントはいいけどなんというか設定の詰めが甘いというか素材を活かしきれてないというか1つ1つの要素の扱いが雑。
各分野の「スゴ腕」が全部この一家で構成されてる都合の良すぎる前提。
そもそもこの映画のテーマはなんだろう?「ITに頼り過ぎたらしっぺ返しくらうよ」的なことが言いたかったのかな?
今更感がすごいし、今さらそこに踏み込むならもっと深いとこいかないと‥。
あとは「最後に大事なのは人の絆」とか?
これを見て「絆って大事ダヨネ」って思うとしたらゾワッとしますね。それこそ絆が本当になくなってしまってることを象徴するというか。あの‥人の絆ってこんな綺麗事だけで完結するものじゃないですよたぶん。
マンガとかファンタジーなものばかり触れてるとそこが基準になっちゃうのかな?
とりあえず外に出なさい(笑)
あとは、これだけ世界に深く浸透してるシステムがこんな簡単に一人の人間に壊されたり救われたりするようじゃイカンでしょ。どんな子供が作ったシステムだよ。
原因は孫のばあちゃんに認められたい願望だけって‥。仮にその願望だけでここまでのもの作ったなら相当な信念のはずなのに最後いきなり改心してるし。え、いやそんな簡単に捨てていいの?w悪なら悪で主義貫けよw
その程度の信念でどんだけ迷惑かけてるんだよ。そして償いきれてないよ。
最後結局墜落してるし。あんな近くに衛星墜落してなんでみんな普通に助かってるの?w
いやまぁカウントダウンにお約束の「残り1秒でギリギリセーフ」みたいな描写がなかっただけ安心しましたけど。
カウントダウン始まったあたりから「頼むからそんなベタベタな展開だけはやめてくれよ」ってもうそれだけが心配で(笑)
めでたしめでたしでヒロインが男の子に惚れるあたりも素晴らしく底が浅くてなんかもう‥ね。いや、そこはいいのかまだ中学生なんだし。
それにしてもそのへんの年代のラノベ作家志望が書いたようなストーリーで見ていて恥ずかしくなってきます。
このシナリオ書いた人本当に田舎に思い入れあるのかな?なんか現代っ子が「田舎イイヨネ」って軽いノリで言ってるようなウワズミだけすくい取ったような薄っぺらさが拭えない。
主役の男の子には終始イライラするし、そもそもヒロインの存在意義は一体‥。
クサイ展開とかいわゆる「お約束」は好きな方なんですがこれはなぁ‥(笑)
高校生ぐらいの年代までの人には楽しめるのかな?
「アニメなんだからなんでもアリ」なんて言っちゃうんでしょうね。何でもアリにできるからこそしっかり詰めないとただのお花畑になってしまうと思うんですけどね。
好きな人は好きなはず。でも自分は好きじゃない(笑)
サマーウォーズという邦題だから夏っぽいことをするのかと思いきや全然そんなことなく戸惑ってしまった。
OZという仮想世界が好きな人は好きなのかもしれないが自分としてはそれがどうしたという感じで(笑)
夏なんだからパソコンばっかいじってないで外で遊べよ、海とか山とかいろいろあるだろと田舎暮らしの人ほどツッコむはず。
てゆうか夏である必要も感じられない。
夏で憧れの先輩と一つ屋根の下という童貞君が好きそうな設定を無理矢理組み込みたかったようで冬でもいいじゃんという感じw
あと親戚一同が多すぎ。
多すぎて性格はおろか名前すら覚えてねえしみんな薄っぺらでどうでもいいやという感じ。
家族の素晴らしさを説きたかったのかもしれないがこんな家族のどこがいい?
こんな誰にも感情移入できないクローン人間が蔓延るような家族うらやましい?
そりゃあ家族は素晴らしいものだがいい事ばかりじゃない。
作り手の「家族って問答無用に素晴らしいものなんだ」という主張が薄っぺらだしウザいし鼻に付くのは私だけかw
頭が空っぽで純粋無垢な人は入り込めるのかもしれないが自分のような考えてしまう人間にはいろいろとノレなかったしキツイ作品だった。
え、ポストジブリ?(笑)ご冗談でしょ。
あと美少女アバターはマジでキモいんだけどw
現代版フランケンシュタイン
見直してみた
別に細田守に恨みはない。むしろ若手監督のなかでは一番期待しているし、この前の
時をかける少女
は傑作だと思った。
だからこそ、その後の体たらくにはケチつけたくなる。サマーウォーズについてはどうにも受け付けない要素を書いてみる。
まず、あの陣内家のばあさん。「真田丸」で広く知られたからすぐわかるとおもうが、真田家の丸写しなのだ、陣内家は
頭が古いばあさん、戦国時代からのあまりに古すぎる家筋にこだわり、しかもそれを利用する。ずりー。
だいたい、武田家臣団の中には信長に逆さ磔にされたり悲惨な最後をとげた人も何人もいるんだぜ。
いや、真田じゃないですから陣内ですからは通らないだろ、武田家臣のよしみでとか言ってるし
侘助の資金
これはばあさんが許可して土地を売ったのか、侘助が勝手にやったのか、いまいちはっきりしないのだが、勝手に売買することは不可能なんだよ。どうでもいいかもしらんが、侘助がアメリカに渡る資金だったわけだからちゃんと説明するべきだ。
どうでもいいといえば、カズマ君の少林寺拳法(笑)
テレビ放映ではカットされるらしいが、どうしてかと考えたがおそらくは
少林寺拳法っぽい少林寺拳法じゃないからだろう。
これは細かい説明は省くが何もカットせんでも、
なんとかおじさんにオズを通じて少林寺拳法を習ったというおばはんのセリフをカンフー、あるいは拳法を習った、とてきとーに変えればいいじゃんか。
このことも細かい話かもしれないが、ラストに三段構えで変なAI?と戦う一番手なカズマ君はそれなりに主要キャラだからてきとーでいいとはおもわないが。
しかしながら、一番受け付けないのはもうさあ…
このなんつーの?田舎の人たちの古さね。耐えられねえ
確か細田守は富山出身、北陸さらに中部までけっこう頭が古い。この、盆や正月に親戚一同集まって長テーブルでわいわい食事
特に北陸ではお馴染み。
別に悪いことじゃないじゃないか、うちの田舎でもそうだというか知らんが、オレはやだ(笑)
大抵はこんなふうに和気あいあいじゃねえ、年長者の強制押し付け。
うがあ!!耐えられねえ〜
ストーリーも全体的に、ばばあは召されてしまうが、あとはすべて万々歳。もうなんだかわけがわからん。
こんなもんが夏の風物詩とか…ちょっと日本病んでないか?やっぱり八っ墓村やったほうがまともだとおもうが。
そういや主人公の少年、田治見家に帰ってきた寺田辰弥みたい。ばばあが仕切ってるとことか案外共通点あるな。ばあさんは遺影がひとりでに表情変わってるしホラー?
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