サマーウォーズのレビュー・感想・評価
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実は18歳以上禁止
残念ながら、細田監督最新作を見に行く予定は全くないのだが、「時をかける少女」といい、この「サマーウォーズ」といい、見てて恥ずかしくなる部分が多すぎて、おっさんのオレには無理。
まあ、そうは言っても初アニメレビューということでもう少しがんばる。
本作あまりに記号が揃いすぎて、有り得ない設定なのに、無理やり家族の絆とか、誰も否定できないような着地点に落とすから、恥ずかしいし、いやらしい。
田舎がどうとか、大家族がどうとか、40代、50代の人らには、はい、はい、懐かしいねえと思うかもしれないが、アニメを見る世代がどんなに上がろうが、その人らを鑑賞対象にはしていまい。
となると、30代もしくはそれ以下の大人が対象、ということかもしれないが、主人公の少年やその先輩の少女を見てると、こっぱ恥ずかしくてしょうがない、と思うのがその世代ではないのか?ちがうのか?
どこぞの誰かが言っていたが、細田監督の作品は大人向け、ということらしいが、いやいや、架空のノスタルジーに添加物を盛り込んだだけで中身は、大人向けとは真逆のもの。
映像とかすっごい綺麗だね。そこはすごいと思う。
だけどやはり変身シーンは無理。ちゅーの演出も無理。
親戚ネットワークVSネット
田舎の名家とネット社会という先進的なものと古い伝統が対比的に描かれることに本作の面白さがあるわけだけど、ネット内で生まれた危機を親戚関係のつながりと言う、アナログな方法で乗り越える展開にきちんと説得力があるのがすごい。それも、あの大家族のキャラクターがきちんとはっきり描かれているからで、限られた上映時間で、あの大人数のキャラクター描写をきちんとさばききっているのは、すごい。脚本の構成力と演出が噛み合っていないとできないと思う。ネット世界の危機を乗り越える物語と同時に群像劇的な話としても成り立っている。地方の人間関係の濃さの、良い部分と面倒くさい部分、ちゃんと両方見えてくるのもいい。
牧歌的な生活空間とネット世界の対比は、ぼくらのウォーゲームから引き継がれたモチーフだが、さらに発展させている。
現実とネット、2つの世界を生きる物語として、よくできていると思う。多少強引なところも含めて好き。
手だけは離さなかった
夏と言えばコレ!っていう位、この季節になると不思議と観たくなる素敵な映画。どうせつまらないと思って暇潰しに鑑賞した思い出があるが、これほど素晴らしく何回も繰り返し観てる数少ない映画なんだわ。ネットの世界はワールドワイドなのに、現実は超日本の懐かしい匂いがする優しい内容なんだよね。可哀想だよね、今の若い子達はこの夏の懐かしい思い出を振り返れるこんな不思議な気持ち、解らないだろうなー
ユミさんとかいう親戚(息子が甲子園予選出てる)以外の声優陣達が、見事にマッチしててホントに素晴らしいんだな。普段は冴えない神木隆之介君も、この映画に関してはホント良くやってたよ。ヒロインのナツキちゃんもピッタリで、最後まで感情移入出来たなー。まぁ、アラワシの落下を防ぐ為にアカウントを取り返す流れは良かったが、花札如きであれだけ泣いて笑って怒って、そして自分も涙ぐむとは思わなかった笑
恋しさと、せつなさと、心強さと、というどっかで聴いた事のあるフレーズが似合う映画でした笑
元長野県民が見ると郷愁の念 高校野球長野県大会はリアルに県内強豪校...
ガラケー時代に先取り映画
誰もひとりではないのだと、、、
【77.2】サマーウォーズ 映画レビュー
細田守が2009年に放った『サマーウォーズ』は、日本の原風景たる大家族の絆と、デジタル仮想世界という対極の要素を強引なまでの熱量で融合させた、マキシマリズムの極致とも言える一作である。前作『時をかける少女』で提示した瑞々しい情緒を継承しつつ、物語のスケールを地球規模へと押し広げた本作は、公開から時を経た今もなお、夏の定番としての地位を揺るぎないものにしている。
物語の骨子は、内気な数学少年が憧れの先輩の実家を訪れ、図らずも全世界を巻き込むサイバーテロに立ち向かうというものだ。脚本の奥寺佐渡子は、膨大な登場人物が入り乱れる群像劇を鮮やかに捌いてみせるが、その一方で物語の後半、特にハッキングという知的な攻防が「花札」という極めてアナログな遊戯へと収束していくプロセスには、冷徹な論理性を欠いた「エモーションによる強行突破」が見て取れる。この飛躍を、エンターテインメントとしてのダイナミズムと捉えるか、あるいは緻密な構築を放棄したご都合主義と捉えるかで、本作の評価は真っ二つに分かれるだろう。
演出と映像美に関しては、疑いようのない一級品である。美術監督の武重洋二が描く信州の夏は、入道雲の白さと鮮やかな緑が観客の郷愁を激しく揺さぶり、一方でOZのミニマルな空間設計は情報の海としての冷徹さを象徴する。この対比が、松本晃彦による壮大な劇伴と相まって、物語のテンポを爆発的に加速させていく。
キャスト陣の貢献も無視できない。主演の神木隆之介は、自己肯定感の低い少年が、極限状態の中で「解け!」という叫びとともに自己を更新していく様を、声の微細な震えと熱量で体現した。ヒロインの桜庭ななみは凛とした透明感を、谷村美月は内に秘めた闘志をそれぞれ好演している。そして、陣内栄を演じた富司純子の圧倒的な威厳は、本作に一本の太い背骨を通しており、彼女の存在こそがこの荒唐無稽な物語を一つの「家族の歴史」へと繋ぎ止めている。
総評として、本作は『時をかける少女』のような小品としての完璧な美しさはない。しかし、ロジックの破綻を恐れずに「つながり」というテーマを叫び、夏の喧騒をそのままパッケージングしたような勢いは、細田守という作家の最も野心的な瞬間を捉えている。粗さも含めて愛すべき、まさに真夏の夜の夢のような作品である。
作品 SUMMER WARS
主演
評価対象: 神木隆之介
適用評価記号と点: A (9点)
助演
評価対象: 桜庭ななみ、谷村美月、富司純子、斎藤歩
適用評価記号と点: A (平均9点)
脚本・ストーリー
評価対象: 奥寺佐渡子
適用評価記号と点: B (6点)
撮影・映像
評価対象: 増元由紀大
適用評価記号と点: A (9点)
美術・衣装
評価対象: 武重洋二
適用評価記号と点: S (10点)
音楽
評価対象: 松本晃彦
適用評価記号と点: A (9点)
編集(加点減点)
評価対象: 西山茂
適用評価点: +1点
監督(最終評価)
評価対象: 細田守
総合スコア:[77.2]
人の役に立つ事が自信になる
仮想空間での戦いが詰め込みすぎな印象
細田守監督の代表作
主人公がナツキの恋人のフリをするということ
大家族に会いにっているときに
現実のインフラになっていた仮想空間OZで
AIのラブマシーンが暴れ出していて大変なことになってしまうというストーリー
仮想空間の出来事が現実に影響を与えたり
ラブマシーンがアカウントを吸収して進化をしたりしているところなど
映画デジモンアドベンチャーを
セルフオマージュしているように思った。
作品的には一つのサービスに依存をしていると
そこがおかしくなったときに大混乱になるということは
現代社会を風刺しているのだろうか?
衛生を落下させて原発を狙うというのは
東日本大震災の原発事故を予見していたのか?
本作では大家族の良さ的なものが全面にでている。
おばあちゃんが大事なことを決めるというしきたりみたいな部分があるので
そういう部分に対しては好き嫌いがあるかもしれない
全体的に仮想空間での戦いは
ケンジ、カズマ、ナツキと戦いがばらけていた感じがする
正直、花札のルールがわからないので
花札以降は何をやっていたかわかりにくい
主人公の数学が得意というのは
最初と最後くらいしかあまり生かされない
全体的に詰め込みすぎている印象
ガラケーで自由自在に仮想空間を操作しているのは
今考えるとちょっとおかしいように感じる
2021年の「竜とそばかすの姫」の仮想空間では
そういう部分をブラッシュアップしているのか?
夏の代名詞になりつつある映画
とても好きな映画
現代社会の危うさがしっかり描写されていて
ネット社会の具現化がとてもお上手
主人公が勇気を出して立ち向かう系って基本大好物なので
この映画は人に進めるし自分も何度も観てしまう
未だご覧になっていない方も既にご覧になった方も
よろしくお願いしま~す。
とてもよく出来た映画、ただ細田守監督作としては、まだ発展途上の物足りなさも感じた
細田守原作・監督、奥寺佐渡子脚本による2009年製作(114分)の日本映画。
配給:スタジオ地図LLP、ユナイテッド・シネマ、劇場公開日:2020年1月17日
「果てしなきスカーレット」に感心し感銘も受けたので、遡って本映画を視聴。
なるほどよく出来た映画とは思った。祖母が一族郎党を束ねる田舎の大家族とアバタが活躍するネット空間を舞台としたセッティングは、なかなかに斬新と感じた。
一方、主人公が数学オリンピックを目指していたオタク高校生(神木隆之介)で、憧れの先輩(桜庭ななみ)に故郷で婚約者を装うことを依頼されるという展開は、世間でいっぱい溢れていた様な月並みな設定。そして、アバタが溢れるネット空間で、AIが大暴走して、現実世界が大きな危機に陥るという物語は、今でこそ普通だが、16年前ということを考慮すると随分と先見性がある様に感じた。
このゴチャゴチャした物語をほろ苦さ込みの定型とも言える様なハッピーエンドに持ち込んだ奥寺脚本の力量はなかなか。ただ、あまりに綺麗な予定調和すぎて、後の「果てしなきスカーレット」の突き抜け感を知ってしまってる人間としては、物足りなさも感じた。
ただ声優神木隆之介は、すでに2009年の時点で凄く上手かったことを知った。後のアニメ声優としての大活躍も当然ということか。
監督細田守、原作細田守、脚本奥寺佐渡子、企画丸山正雄、エグゼクティブプロデューサー
奥田誠治、プロデューサー高橋望 伊藤卓哉 渡邊隆史 齋藤優一郎、キャラクターデザイン
貞本義行、アバターデザイン岡崎能士 岡崎みな 浜田勝、OZデザイン上條安里、作画監督
青山浩行 藤田しげる 濱田邦彦 尾崎和孝、アクション作画監督西田達三、美術監督武重洋二、音楽松本晃彦、主題歌山下達郎、アニメーション制作マッドハウス。
小磯健二神木隆之介、篠原夏希桜庭ななみ、陣内栄富司純子、池沢佳主馬谷村美月、陣内侘助斎藤歩、佐久間敬横川貴大、陣内万理子信澤三恵子、篠原雪子谷川清美、陣内理一桐本琢也、篠原和雄佐々木睦、陣内理香玉川紗己子、陣内万助永井一郎、三輪直美山像かおり、陣内太助小林隆、池沢聖美田村たがめ、陣内翔太清水優、陣内万作中村正、陣内頼彦田中要次、陣内典子金沢映子、陣内邦彦中村橋弥、陣内奈々高久ちぐさ、陣内克彦板倉光隆、陣内由美仲里依紗、陣内了平安達直人、陣内真緒諸星すみれ、陣内真悟今井裕貴、陣内祐平太田力斗、陣内加奈皆川陽菜乃。
その他の公開日:2009年8月1日(日本初公開)
なるほど・・・
「時かけ」と比べると…
職場の若手に勧められた「時をかける少女」がとても良かったので、その流れで本作も鑑賞。
本作の方が映像や構成等々「時かけ」を上回る良いデキに感じたが、トータル的にどちらが良かったかというと、個人的には迷わず「時かけ」に軍配。
本作の巧みに練り込まれたストーリー展開は観ごたえあるのだが、何から何まで詰め込み過ぎのごちゃごちゃした感じが観ていてちょっと疲れてしまう。
また「仮想空間」やら何やらとあまり馴染みのない世界がメインゆえうまくついて行けなかったこともある。
しかしやはりヒロイン「夏希」と「真琴」のキャラの差によるものも両作の評価を大きく変える要素のように思う。
いずれにしても、本作もじゅうぶん面白い。今さらながら細田守監督ワールドにハマってしまった。次は「おおかみこどもの雨と雪」を観よう。
惜しい。。
やはりこの映画の長所は何かというと、面白いストーリーの展開とも言えるでしょう。最初から驚かせてくれて、主人公からスムーズに他の二人に焦点が移って、シンプルで退屈はしない。それ以外特に気に入ったのは、大家族の徹底的な描写だ。大人数でもそれぞれの個性や話し方がはっきり見えて、対話的にそういうシーンを作るのって結構難しいながらも上手くできたと思う。
しかしたとえストーリーが面白くても、AIと個人情報の話はもっと深く考えさせたらな。。。かなり大きな話題で色んなことが言えるから少しでも、それのあり方についてとか、観客とどう関わるかとか、鑑賞の後も何かの考える材料を残して欲しかった。しかも作画の方も、今まで見たことがないことでもないし、主人公の恥ずかしさなどを示す表情はちょっと子供っぽい。子供向けのアニメ映画とはいえ、この作品にはふさわしくない気がして、素人の味を与えてしまった。
それでもストーリーの入り込みやすさのおかげで2時間楽しく過ごさせてくれる映画だ。
全331件中、1~20件目を表示












