サマーウォーズのレビュー・感想・評価
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夏休み映画
10代の時に見た感覚では満点だった。
20半ばを過ぎると、唐突に感じる点が気になり始め、すきな作品を楽しめなくなった自分にガッカリした。
それでもやっぱり、夏になると思い出して見たくなるんだよなぁ。
私には合わない
ストーリーは単純。
最近よくありがちな、情報が一括管理された世界のリスクの大きさが描かれる。
オズの世界観は個人的には好きだった。
細田監督の作品は本作品が初めてだったが、アニメ映画はジブリ慣れしている私は、もっと細かい繊細な描写が好きだと思った(これは完全に個人差だと思う)
とにかくオチが想像つくし、そこに至るまでも単純なので、段々飽きてしまった。
新時代到来!
この作品を初めて見た時、『宮崎駿じゃ、この世界観は思いつかないな』と思い、新たな時代の幕開けを感じた。
ただ新しいだけではなく、作品として面白くて、ストーリーもよく出来ている。
宮崎アニメも、だんだん宮崎駿の難解な部分が目立ちはじめ、閉塞感が漂いつつあった時に出会った作品だったし…
ただ、内容も映像もデジタルがテーマの作品。デジタルってのは、あとで見ると古臭く感じるので、この作品が時を経るごとに古臭くならないかがどうかだなぁ~。
まぁ、久々に見ても全然古臭く感じなかったけど(^^)b
元々、舞台は真田の里、上田だし、一族のモデルも真田一族なので、永く愛されてるものをテーマにしてるってのもあるのかなぁ(^^)b
夏に見たくなる
簡単にまとめると夏に見たい青春SF作品
音楽も描写も大変素晴らしい作品です
しかし話の中でちょっとおかしいんじゃない?と思うところが少なからずありますが、気にしないで見るととても楽しめる作品です。
夏である必要性
前に劇場で見て以来、二度目の鑑賞。
前作の時かけがわかりやすい青春SFだったのに対し、今回は発展したSNSのような仮想空間の中で見せ場が展開されるわけで、いまいちスケールが小さく感じてしまう。
家族、親戚の絆を描こうとしているのはよくわかるのだが、どうにも感動が薄いのはやはり現実世界の話ではないからだろう。
ただ、雰囲気と音楽は良い。この二つで作品が支えられている感じがすごくする。
終わったあと、タイトルもサマーウォーズだし夏アニメみたいなイメージあるけど、夏である必要って何かあるかな、と冷静に考えてしまった。
これに「絆」を感じてしまう現代人が怖い
田舎の大家族の風景、ばあちゃんに手をひかれて歩く思い出、進化したネットの描写とかポイント、ポイントはいいけどなんというか設定の詰めが甘いというか素材を活かしきれてないというか1つ1つの要素の扱いが雑。
各分野の「スゴ腕」が全部この一家で構成されてる都合の良すぎる前提。
そもそもこの映画のテーマはなんだろう?「ITに頼り過ぎたらしっぺ返しくらうよ」的なことが言いたかったのかな?
今更感がすごいし、今さらそこに踏み込むならもっと深いとこいかないと‥。
あとは「最後に大事なのは人の絆」とか?
これを見て「絆って大事ダヨネ」って思うとしたらゾワッとしますね。それこそ絆が本当になくなってしまってることを象徴するというか。あの‥人の絆ってこんな綺麗事だけで完結するものじゃないですよたぶん。
マンガとかファンタジーなものばかり触れてるとそこが基準になっちゃうのかな?
とりあえず外に出なさい(笑)
あとは、これだけ世界に深く浸透してるシステムがこんな簡単に一人の人間に壊されたり救われたりするようじゃイカンでしょ。どんな子供が作ったシステムだよ。
原因は孫のばあちゃんに認められたい願望だけって‥。仮にその願望だけでここまでのもの作ったなら相当な信念のはずなのに最後いきなり改心してるし。え、いやそんな簡単に捨てていいの?w悪なら悪で主義貫けよw
その程度の信念でどんだけ迷惑かけてるんだよ。そして償いきれてないよ。
最後結局墜落してるし。あんな近くに衛星墜落してなんでみんな普通に助かってるの?w
いやまぁカウントダウンにお約束の「残り1秒でギリギリセーフ」みたいな描写がなかっただけ安心しましたけど。
カウントダウン始まったあたりから「頼むからそんなベタベタな展開だけはやめてくれよ」ってもうそれだけが心配で(笑)
めでたしめでたしでヒロインが男の子に惚れるあたりも素晴らしく底が浅くてなんかもう‥ね。いや、そこはいいのかまだ中学生なんだし。
それにしてもそのへんの年代のラノベ作家志望が書いたようなストーリーで見ていて恥ずかしくなってきます。
このシナリオ書いた人本当に田舎に思い入れあるのかな?なんか現代っ子が「田舎イイヨネ」って軽いノリで言ってるようなウワズミだけすくい取ったような薄っぺらさが拭えない。
主役の男の子には終始イライラするし、そもそもヒロインの存在意義は一体‥。
クサイ展開とかいわゆる「お約束」は好きな方なんですがこれはなぁ‥(笑)
高校生ぐらいの年代までの人には楽しめるのかな?
「アニメなんだからなんでもアリ」なんて言っちゃうんでしょうね。何でもアリにできるからこそしっかり詰めないとただのお花畑になってしまうと思うんですけどね。
好きな人は好きなはず。でも自分は好きじゃない(笑)
サマーウォーズという邦題だから夏っぽいことをするのかと思いきや全然そんなことなく戸惑ってしまった。
OZという仮想世界が好きな人は好きなのかもしれないが自分としてはそれがどうしたという感じで(笑)
夏なんだからパソコンばっかいじってないで外で遊べよ、海とか山とかいろいろあるだろと田舎暮らしの人ほどツッコむはず。
てゆうか夏である必要も感じられない。
夏で憧れの先輩と一つ屋根の下という童貞君が好きそうな設定を無理矢理組み込みたかったようで冬でもいいじゃんという感じw
あと親戚一同が多すぎ。
多すぎて性格はおろか名前すら覚えてねえしみんな薄っぺらでどうでもいいやという感じ。
家族の素晴らしさを説きたかったのかもしれないがこんな家族のどこがいい?
こんな誰にも感情移入できないクローン人間が蔓延るような家族うらやましい?
そりゃあ家族は素晴らしいものだがいい事ばかりじゃない。
作り手の「家族って問答無用に素晴らしいものなんだ」という主張が薄っぺらだしウザいし鼻に付くのは私だけかw
頭が空っぽで純粋無垢な人は入り込めるのかもしれないが自分のような考えてしまう人間にはいろいろとノレなかったしキツイ作品だった。
え、ポストジブリ?(笑)ご冗談でしょ。
あと美少女アバターはマジでキモいんだけどw
現代版フランケンシュタイン
ネット、サイバー攻撃、ハッキング、核爆弾、テロ…
文明の発達で人々の生活は格段と便利になった裏でネットの脅威が人類の背中を脅かしている。科学を信じすぎ手に負えなくなった『フランケンシュタイン』を連想させる。
現代版『フランケンシュタイン』の怪物はこいこいで敗れる。カジノと言うにはどこかダサく古臭い日本の伝統的な遊びが勝因となる。花札、大家族、日本の古いお屋敷、家族の団結力、こうした「アナログ」が「デジタル」を打ち破る。
本作品は「ひと昔前」から「現代」に向けてのメッセージと言えるだろう。
見直してみた
別に細田守に恨みはない。むしろ若手監督のなかでは一番期待しているし、この前の
時をかける少女
は傑作だと思った。
だからこそ、その後の体たらくにはケチつけたくなる。サマーウォーズについてはどうにも受け付けない要素を書いてみる。
まず、あの陣内家のばあさん。「真田丸」で広く知られたからすぐわかるとおもうが、真田家の丸写しなのだ、陣内家は
頭が古いばあさん、戦国時代からのあまりに古すぎる家筋にこだわり、しかもそれを利用する。ずりー。
だいたい、武田家臣団の中には信長に逆さ磔にされたり悲惨な最後をとげた人も何人もいるんだぜ。
いや、真田じゃないですから陣内ですからは通らないだろ、武田家臣のよしみでとか言ってるし
侘助の資金
これはばあさんが許可して土地を売ったのか、侘助が勝手にやったのか、いまいちはっきりしないのだが、勝手に売買することは不可能なんだよ。どうでもいいかもしらんが、侘助がアメリカに渡る資金だったわけだからちゃんと説明するべきだ。
どうでもいいといえば、カズマ君の少林寺拳法(笑)
テレビ放映ではカットされるらしいが、どうしてかと考えたがおそらくは
少林寺拳法っぽい少林寺拳法じゃないからだろう。
これは細かい説明は省くが何もカットせんでも、
なんとかおじさんにオズを通じて少林寺拳法を習ったというおばはんのセリフをカンフー、あるいは拳法を習った、とてきとーに変えればいいじゃんか。
このことも細かい話かもしれないが、ラストに三段構えで変なAI?と戦う一番手なカズマ君はそれなりに主要キャラだからてきとーでいいとはおもわないが。
しかしながら、一番受け付けないのはもうさあ…
このなんつーの?田舎の人たちの古さね。耐えられねえ
確か細田守は富山出身、北陸さらに中部までけっこう頭が古い。この、盆や正月に親戚一同集まって長テーブルでわいわい食事
特に北陸ではお馴染み。
別に悪いことじゃないじゃないか、うちの田舎でもそうだというか知らんが、オレはやだ(笑)
大抵はこんなふうに和気あいあいじゃねえ、年長者の強制押し付け。
うがあ!!耐えられねえ〜
ストーリーも全体的に、ばばあは召されてしまうが、あとはすべて万々歳。もうなんだかわけがわからん。
こんなもんが夏の風物詩とか…ちょっと日本病んでないか?やっぱり八っ墓村やったほうがまともだとおもうが。
そういや主人公の少年、田治見家に帰ってきた寺田辰弥みたい。ばばあが仕切ってるとことか案外共通点あるな。ばあさんは遺影がひとりでに表情変わってるしホラー?
いくら田舎でも戸締りして寝ないと。
テレビでもう何度もみてるが、あるとつい見てしまう。
もう少しヒロインの夏希に魅力があれば★4をつけたい。
映像もだが夏希の声も魅力を感じなかった。
校内では1、2を争う人気?美人?だったか…ならばそれなりに描いて欲しかった。
話は気楽にみれて面白かったです。
まだ間に合う
将棋の駒の動かし方くらで十分で花札は知らなくても良いのだが、のっけから大学生の婚前交渉、婚外交渉、フリーセックスが笑いながら語られるという皮肉なスタートのアニメ映画だったが、観ているうちに泣けて来る、中身のある映画だった。いざとなるとコンピュータ技術を知っている人が助けてくれるのが現状だが、その構造の中でもある部分、それは重要だったが、挑んだのは高校生の美少女と信用を授ける世界の人達だった。最後にコンピュータの知識人が英雄になるというのは、正直癪に障るが、それが現実だ。しかし、コンピュータネットワークのネットワークが乗っ取られたら社会が機能不全になると言うのは、既に、蒸気機関の発明とか、電気の発明とかそういう時代から人類の宿命となってしまっていたのだ。でもそれぞれの協力者の出来る範囲で解決のジグソーパズルのピースの一つになっている。崩壊の原因も、世界中にある原子力発電所のどれかにネットからの操作不能から現実の物理的破壊の重力を持つ人工衛星が堕ちるというものだった。そして時間。間に合うか間に合わないか。時間。それも現代の意識を弄ぶもの。こんなに未来的な話でありながら、バックボーンには、封建だと現代人に嫌われる家柄の見直しがある。一族の団結。そして主人公は高校生という初々しい憧れが、生涯の伴侶との結ばれのような予測がある。それは、一族を背負って立ってきた気丈な祖母の遺言でもある。家族の承認と永遠の伴侶。それが現代の崩壊シーンの中で問い掛けていた。キスシーンだってマウスツーマウスのディープなものではない。一族がはやし立てても、緊張で出来ない。むしろヒロインのほうが主人公の頬に軽くキスをすると、主人公は鼻血を大量に出して倒れてしまうのだ。珍しく新しい映画の中では良作だと思う。もっと堅物にしても良いくらいだが、抑制は十分、今の性倫理崩壊状況の中では効いている範囲だと思わねばならないし、祝福でもある。細田守監督が年齢的に同級生だったのを知った。アニメ
の『時をかける少女』の監督だった。この作品もとても良いものだった。他の作品は知らないが、性倫理も節度を保つ認識を予想されるし、温故知新併せ持つような、良心的なイメージを持った。これを書いている時にはNHK朝ドラで『ひよっこ』に出演している、沢村一樹と佐々木蔵之介も年齢的に同級生たちが良い演技をしているし、同年代が随分頑張っているのに、私自身はしょうがないなと言う気もしながらコメントを書いているが、私は私自身の能力までしか発揮出来なかった。仕方が無い。他人は出来ない事が出来るのだ。だが、そう思いながら、このアニメ映画の中の人達が、それぞれの個性を活かしていたのが思い出された。むしろ足を引っ張ってしまった人達でさえも、展開がスリリングになり、リカバリーされているし、恨みを残していない。日本テレビで放映されていたのだが、このアニメ映画は、トラウマで性と暴力に汚れまったトラップな人に騙されて汚される前の、真面目で純粋な高校生や大学生が観たら日本も回復するかも知れないと思えた。今の世界のトップはもう観ても手遅れなのかも知れない。現実にはあんな大混乱が起きたら死者が出ないわけがないのだが、死者さえ出さない物語にしてあった。厳密にいうと、一族の重要な祖母が一人死んだが、貴重な遺言が一族の団結を高めた。私の力でしか書けなかったが、計算された深いヒューマニズムあるアニメーションだったと思う。観て良かった。
ひどい映画でした
ひどい映画でした。
まず、 いつまで たっても サマーウォーズが始まりません。 退屈です。 サマーウォーズが始まるのは映画開始から 25分後です。 それまでは延々と暇な内容です。
ストーリーも不自然すぎます。 主人公は、 なぜか犯人じゃないのに犯人と言われ全国指名手配されます。 意味不明です。 映画の中盤で、 [実は、 主人公の回答は間違っていたのでハッキングに失敗していた] と言われます。 なら、 なぜ指名手配されていたのですか? このような意味不明なストーリーで、 全く理解できません。 [寿命で死ぬ一日前まで非常に元気だったおばあさん] も不自然すぎます。 それいがいにも、 不自然かつ軽薄かつ単調なストーリーが続くだけで、 全く面白くありません。
せめて 素晴らしいヒロインでも登場すれば ましになりますが、 ヒロインの なつき先輩は無能で低俗な生き物です。 これがヒロインとは、 ひどすぎます。 [狼に またがって村を襲え] とまでは言いませんが、 せめて [男子を騙して恋人のふりをさせて おばあちゃんに あわせる] という劣悪な行動を取ることだけは やめていただきたかったです。
それでも評価を 0点にしなかったのは、 唯一の見せ場である CG が美しく かっこよかったからです。 ただし、 この程度の CG は珍しくないので、 やはり推奨するには値しませんが。
ついでに いっておきますと、 私は細田守監督の作品で感動したことが 一度もありません。 思想も信念も人生も何もない、 軽薄な子供だましの作品を大量生産するのは、 そろそろ やめていただきたいです。
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