ザ・バンク 堕ちた巨像 : 特集
世界規模で展開するノンストップ・アクション
「ラン・ローラ・ラン」「パフューム/ある人殺しの物語」で、映画界に衝撃を与えたドイツの鬼才トム・ティクバ監督が、クライブ・オーウェン(「キング・アーサー」「トゥモロー・ワールド」)とナオミ・ワッツ(「21グラム」「キング・コング」)を主演に迎えて放つのが、世界規模で展開するノンストップ・アクション大作「ザ・バンク/堕ちた巨像」だ。
世界中から莫大な資金が集まるヨーロッパを代表する巨大銀行IBBC(International Bank of Business and Credit)。表向きは集めた資金を事業運営や投資などに運用する世界屈指のメガバンクだが、収益獲得のためには、諜報機関、麻薬ディーラー、マフィア、第三世界諸国の独裁者たちとも手を結ぶ危険な裏の顔も持つ。そんな巨大銀行の闇を暴くため、インターポール(ICPO/国際刑事警察機)の捜査官ルイ・サリンジャー(クライブ・オーウェン)は、ニューヨーク検事局の検事補エレノア・ホイットマン(ナオミ・ワッツ)とともにIBBCの調査に乗り出す。
ベルリン、リヨン、ルクセンブルク、ミラノ、ニューヨーク、そして、イスタンブールへ。次々と消されていく同僚、重要証人、証拠に翻弄されながら、サリンジャーたちの追跡は国境を越えていく。世界屈指のメガバンクの資金は、いったい何処へ流れているのか。核心に近づくたびに断ち切られる、真相解明への糸口。サリンジャーは、強大な権力をまとったメガバンクに、一人で立ち向かう決意をする。そして真実を暴くため、彼は法の枠さえ越えようとしていた……。