トゥモロー・ワールド

劇場公開日:

解説

英ミステリ界の女王P・D・ジェイムズのベストセラー「人類の子供たち」を「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」「天国の口、終りの楽園。」のアルフォンソ・キュアロン監督が映画化。人類に子供が生まれなくなった西暦2027年。何の目的もなく働いていた国家官僚のセオが、ある日突然、何者かによって拉致される。セオを拉致したのはセオの元妻ジュリアンが率いる反政府組織で、世界がひっくり返るような秘密を掴んでいた……。

2006年製作/109分/イギリス・アメリカ合作
原題:Children of Men
配給:東宝東和

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オソレゾーン

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映画レビュー

5.0今改めて見ても度肝を抜かれるSF映画の金字塔

2018年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

キュアロン監督が2006年に描いた「21年後の未来」。それは『ブレードランナー』の2019年よりずっと後の世界ではあるものの、冒頭、カフェを出た主人公を包み込むのは、現代の延長線上にあるリアルな未来絵図だ。通りにはジェット噴射で空飛ぶ車どころか、二階建てバスと、そしてアジアの片隅を思わせるトゥクトゥクが走り回っている始末。この混沌とした手触りがこそが、作り手たちが周到にシミュレーションした証なのだ。

重ねて炸裂するのが驚異的な”長回し”。実はどこかで切れ目が入っているらしいのだが、要は「長回しかどうか」ではなく、それがどのような効果をもたらすのか、に尽きる。いずれにしてもこの映像がもたらした衝撃性は誰もが認めるところであり、その意味でキュアロンはすべての目論見に勝ったと言えるだろう。

ともあれ、本作に触れると映画の見方が180度変わる。当時のオスカー受賞しなかったのが不思議なくらいだ。

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牛津厚信

4.5原題children of menがどうしてトゥモローワールドに、、、?

2022年3月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

SFはフィクションの究極系。
こんなのありえない…と思いながら鑑賞を進めるが
精巧なカメラ回しにまるで世界のニュース映像を観ているかのように錯覚。これほどまでの没入感は稀

2022年(鑑賞年)現在、
ありえないはずの出来事が実際海の向こうで起きていることが信じられない。やはり戦争は許されない。罪のない人間がなぜ政府の犠牲にならなければ行けないのか?一刻も早く平和が訪れますように。胸が張り裂けそうです

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葉

4.5人間の欲望というよりは人間の恐怖心によって現代は子供が生まれなくな...

2022年1月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

人間の欲望というよりは人間の恐怖心によって現代は子供が生まれなくなっている

この映画には何故、子供が生まれなくなっているのかは物語られていない。

子供が生まれなくなったことで、子供が生まれることに神聖化がもたらされている。

その為に命を賭ける、投げ出す人達。

子供は希望なのだ。

私達の未来なのだ。

その一筋の光は闇の中で輝く星のようなものなのだ。

人間には希望が必要なのだ。

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まゆとよ

2.5ちょっと難しいかな

2021年10月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

難しく、あまり集中もできなかったせいか
いまいちでした

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seiyo
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