ウォーリーのレビュー・感想・評価
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環境汚染とAIの暴走
ディズニープラスで久々に鑑賞。 舞台は29世期の地球で、700年孤独で働き続けるゴミ処理ロボットのウォーリーが主人公です。ある日、美しい姿をしたロボットのイヴと出会ったことで、彼や地球の運命が大きく変わっていきます。 2008年の映画ですが、映像が実写に近いクオリティとなっており、コンピュータで作ったとは思えないぐらい綺麗でした。特に、ウォーリーとイヴが宇宙空間をダンスしながら飛行するシーンはあまりの美しさに感動しました。 また、人間の成長も丁寧に描かれていました。特に、艦長がウォーリーと出会ったことで、地球の文化に興味を持ち始めただけでなく、イヴが持ち帰った植物を見たことで地球に帰還しようと決意した姿を見て、自分から一歩進むことの大切さを改めて知ることが出来ました。 今作は、環境問題やAIについて考えさせられた内容でもありました。人類が大量のゴミに覆われた地球を見捨てただけでなく、宇宙船で機械に頼る生活を送るようになります。現在も地球温暖化が進んでおり、人口知能が発達し続けています。この映画を見て、環境汚染によって地球が住めなくなるだけでなく、ロボットが暴走して人間達が支配される未来がいつ起きてもおかしくない印象を持ちました。 そのため、私達は自然を大切にする、ロボットに頼りすぎず自ら行動するなど、少しでも出来ることをしながら地球の環境を守って明るい未来にするべきだと考えました。
キャラ良し、世界観良し。3DCGとメカの相性のよさが最高の豊かなアニメーション
ピクサー作品のなかでもっとも好きな1作(2022年時点)。しばらくセリフがない冒頭部分は何度見てもワクワクしますし、主人公ウォーリーの豊かな表情やユーモラスな動きは、3DCGとメカの相性のよさが十二分に発揮されています。あるところでウォーリーが機能を停止したとき一瞬で鉄の塊に見えてしまうところで、逆説的にアニメーションの力を感じました。Apple製品のようなヒロイン・イブとのやりとりも微笑ましく、キャラクターも世界観も本当にいいなと見るたびに思います。
感動の傑作SF映画
ピクサーが送る、ロボットたちの物語である今作。
キャラクターは何となく知っていたのですが、まだ観てなかったのでDisney+で鑑賞。
ウォーリーとイヴの出会いがぎこちなくて笑いました。あとゴキブリの何気ない動きも可愛い。 「これだけセリフが少なくても、ここまで面白い映画って作れるんだな」って思いました。始めは「生真面目に働くウォーリー可愛いな」くらいだったけど、イヴを乗せた宇宙船にしがみつく辺りからはグーっと惹き込まれる。それにウォーリーが出会う人たちが優しいのがいい。現実もこんな人たちで溢れていればいいのに。
ちなみに一番印象に残ったシーンはラスト、ウォーリーが無事復活し、イヴと感動の再会を果たすシーン。ミュージカル映画『ハロー・ドーリー!』のシーンと重なる感じで、二人がおでこをコツンと当てあうところは、「良かった……」とまるで親のように見守っていました。
個人的にピクサー映画では、私が大好きな『トイ・ストーリー』には及ばないかもですが、『Mr・インクレディブル』や『インサイド・ヘッド』と並ぶくらい好きです。
「我々は生き残りたいんじゃない! 生きたいんだ!」
──B・マックリー艦長の言葉より
ゴキブリがかわいい
とにかく健気なウォーリー。イヴもかわいい。
台詞全然ないのにこれだけキャラが魅力的なのはすごい。
人間のCGが雑過ぎる気がするけど、きっとなんでも自動ならこんなおデブになるわだろうなあ。
人間がこれから頑張ることに期待。
ロボット愛にあふれてる‼️
ウォーリー、ウォーリー‼️人間のいなくなった地球にたった一人のおんぼろロボットのウォーリー‼️たくさんいた仲間はみんな機能停止‼️今は一人で黙々と人間の残した大量のゴミをプレスして積み上げる日々‼️友達は一匹のゴキブリ‼️ゴミの中から珍品を収集し、夜は人間が残してくれたミュージカル映画を楽しむ‼️そんな時、ピカピカのロボット、イヴが現れる‼️ウォーリーは彼女に一目惚れ‼️何とか彼女の気を引こうと一生懸命頑張る‼️しかしイヴの目的とは・・・‼️映画の前半はまるでサイレント映画のように静かなタッチで、ウォーリーの仕事ぶりとイヴとの交流を綴り、宇宙に舞台を移してからは壮大なスペースオペラへと様変わり‼️広大な宇宙空間に目を丸くし、太陽の凄まじいエネルギーを自らに充電し、銀河の星屑と戯れるウォーリーの描写がホント素晴らしい‼️そして消火器で宇宙遊泳するウォーリーとイブによる銀河ランデブー‼️なんて素敵なんでしょう‼️そして人類が地球へ戻るための、植物を巡るコンピューターによる陰謀に巻き込まれるウォーリーとイヴ‼️傘型ロボットやお掃除ロボットなど、たくさんの個性的なロボットたちと共に戦うウォーリーとイヴ‼️もうロボット愛にあふれてます‼️そして「2001年宇宙の旅」へのオマージュ‼️コンピューター反乱するし、オートの赤い目玉はHALだし、「ツァラトゥストラはかく語りき」は流れる‼️ハイパードライブは「スター・ウォーズ」ですね‼️テーマとしても文明が発達し、それに依存しすぎる人類への警笛という鋭すぎるテーマを持っております‼️うーん、深い‼️そしてラスト、壊れてしまったウォーリーを必死で直すイヴ‼️でもウォーリーの記憶は戻らない‼️悲しみに暮れるイヴ‼️そんなウォーリーの記憶を戻したのは念願だったイヴとの "手繋ぎ" だった‼️ホント感動です‼️拍手喝采です‼️ウォーリーとイヴはピクサーが生み出した最高のコンビであり、カップル‼️この二体の活躍がこの一作だけとはもったいない‼️続編を作って欲しいような、作って欲しくないような・・・‼️
イーヴァ―に叱られたい(惚)モーにも怒られたいw。 スピンオフ短編...
イーヴァ―に叱られたい(惚)モーにも怒られたいw。 スピンオフ短編の「BURN-E」も大好き☆ ギューッ、コロコロ・・・「タター♪」
未来の地球、AIロボなどが詳細に渡るまで徹底的につくり込まれており...
未来の地球、AIロボなどが詳細に渡るまで徹底的につくり込まれており、その世界観が丁寧に表現されている。 ビジュアル的にも抜け目がない。
無声映画か
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未来の地球はゴミで汚染されて、人間は宇宙へ脱出した。
そっから何百年か経ち、地球には植物が生きられる環境に戻っていた。
そんな中でウォーリーとイブってロボットの活躍で、
宇宙船の、決められた通りにしか動けないホストコンピュータを倒し、
艦長のアシストをして地球への帰還を実現する。
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前半は人間が出てこないせいで、ほとんど会話がない。
なので細菌を撲滅しながらだと何が起こってるのかさっぱりわからない。
中盤以降から少しわかるようになって来たが、
ロボットにも感情みたいなものがあってもいいじゃないかとか、
地球を汚染したらアカンし、人間はやっぱり地球で生きたいものやとか、
そういうメッセージの映画やったみたいね。
地球の明るい未来
さすがピクシー。ウォーリーも、イブも口がないデザインなのになんて表情豊かなのだろう。セリフがほとんど、お互いの名前とあと一つだけなのに!です。
700年ずうっと一人ぼっちでくらしていたわびしさがじわありと伝わってくるよ。
そんなところに、空から突然舞い降りた(かなり)強暴だけどのびのびとしてて美しい彼女、イブ。もはや彼らがロボットだろうが虫だろうが関係ありません。
そりゃあ、大切な存在にならないはずがない。
単にウォーリーが愛するイブを助けに孤軍奮闘する話かと思ってみていくと、
意外にも人間の未来を担うスケールのでかい話になっていきます。
ゴミにあふれた乾いた大地でひっそり育っていた一つの芽。それがウォーリーだけでなく人間の未来の鍵を大きく握っている。
CGと分かっていながらも自生して育っていく生物っていうのは美しいもんだと思いました。
CGの技術の高さはもはやいうまでもなく。
イブのぴかぴかのボディに映りこむ周りの風景!すごすぎる。
エンドロールもしっかり見てくださいね。ロボットと、地球、人間たちの明るい未来がそこに繰り広げられてますから。まさに夢のよう。
いや、夢でないように、いまの美しい地球をも壊さないようにしなくっちゃ、と
肝に銘じる映画でもありました。
2010年宇宙の旅、または猿の惑星、もパロってる気がしたのは深読みしすぎだろうか。
いちいち深く考えなくても子どもでも楽しめる作品です。オススメ!
ラ・ヴィ・アンローズ♪
ほとんどセリフがない作品も珍しい。
700年後に掃除ロボットだけが残り、宇宙からやってきたロボットに恋をし、宇宙ステーションからまた地球に戻って来るという話。 人間が出てくるのは半分を過ぎてから。ロボット同士がもう少し会話をしてくれたら感情移入して見れた気がする。 動かない人間が丸々と太っていることと、700年後の地球の荒廃さを見ると、健康と環境については真剣に考えていくべきだ、というメッセージを受け取った(つもり)。
大人でもじんわり来る
子供向けかなと思ってたのですが、大人が見てじんわりきました。号泣とまではいかないのですが、ウォーリーの仕草や一途なところとか、これまでの孤独とか、みると可愛くて仕方ない!!あと人間社会への啓蒙なんですよね。結構深い内容でした。大人こそ見てほしいという感じです。
中盤までは人間が登場しないので、ほとんど台詞なし。 中盤の人間登場...
中盤までは人間が登場しないので、ほとんど台詞なし。 中盤の人間登場から一気にテンポが増しておもしろさが増していった。 男の子みたいなウォーリー、女の子みたいなイブ、やり取りがすごく可愛らしかった。 ロボットだけど、人間の愛情や嬉しい、楽しい、恋しい、寂しい、悲しいってすごく大切な感情なんだなって伝わってくる。 やっぱりみんな一人で生きていけないんだなって大切なことを教えてくれるような映画でした。
ウォーリーに恋する90分
ディズニー&ピクサー映画全部見るミッション28作目 良い映画です。小さい頃に一度見た記憶がありますがそのときは「なんかよく分からなかった。」という感想しか持ち合わせていませんでした。ですがやはり年代が変わると見かたや考えることが大きく変わりますね。 まずこの映画、恋愛映画や風刺映画などなど、どの角度から見ても面白いです。 恋愛映画部分を語ると、まずなんといってもウォーリーが可愛く、しかもやるときはやるタイプでかっこいい部分もあり彼に恋することができます。昔女友達が「ディズニーキャラで彼氏にするならウォーリー」といっており当時聞いた際は、嘘だろお前と思っていましたがようやく理解することができました。ウォーリー、恋人にできます。 そして風景や音楽など全てがエモーショナル。特に宇宙空間での消火器を使ってのダンスシーンは映画史に残る名シーンといっても過言ではないほど美しく、うっとりさせられました。 風刺映画としても分かり易く、かつ実際に起こりうる問題であるため深く自分の頭で映画が終わった後も考えさせられました。ラストのあれはずるいし怖い。考えることを強制させられている気分になりました。(マイナスシーンという訳ではありません) 良い映画です。是非ご覧ください。 次に見る作品は...「レミーとおいしいレストラン」!!子供のころから大好きな作品なので楽しみです。
セリフがほぼなく、表情だけで気持ちを伝える表現力が素晴らしい!
【あらすじ】 環境破壊により荒廃した地球で700年前から産業廃棄物をスクラップしていたウォーリーのもとに、突如最新探査ロボットのイヴが現れます。イヴはかつて地球にあった“ある物”を探しにやってきました。見たことのないロボットに興味を抱くウォーリー。初めは友達になろうとしていたのだと思います。が、イヴのSっ気はどぎつく、近づいては退けられ、近づいては撃たれ、中々距離を縮められません。 一方、イヴを地球に送った人間は、700年前に地球を捨て巨大宇宙船にて宇宙を漂いながら生活をしていました。生活の全てをロボットに任せ、飲み物を飲むのも、歯を磨くのもロボットにやらせる。娯楽はバーチャルで楽しみ、自分自身は動かない。そんな生活を続けているから太り、手足指は短く自力で歩くことすらままならない体型に。移動は宙に浮いたゆりかごのような乗り物で移動していました。 そんな宇宙船にミッションを終えたイヴと共にウォーリーもやってきたことで、船内は大混乱に。初めは拒絶していたイヴも次第にウォーリーを理解するようになって・・・?さらにイヴが持ち帰った“ある物”がきっかけとなり、グータラの境地のような生活をしていた人間の価値観が変わり始めて・・・? というロボットの恋愛と、人間が人間らしさを取り戻す様子を描いたディズニーアニメです。ディズニーアニメの中でも異色作だと感じました。なんて言ったって、ロボットの恋愛ですから。ちなみにウォーリーが男性で、イヴが女性という設定だそうです。 【ほぼセリフがないのに、何考えてるか分かる凄さ!】 ほぼセリフ無しの状態で、今どんな感情なのかが伝わるところに、この映画の凄さがあります。ロボットなので、人間より表情の変化を表現するのが難しそうですが、そこはさすがピクサーですね。これまでに動物やおもちゃなど、様々なキャラクターに命を吹き込んできただけあって、ウォーリーとイヴの感情はとても豊かです。たった一言の言葉や仕草・表情だけで今どう思っているかがわかるんですから。1時間半以上あるのに、途中で分からなくなることはありません。素晴らしい表現力だと思います。
パーフェクト
子供向けというよりはオマージュや皮肉・そしてロマンに溢れた大人向けの映画だと感じたが、最初から最後まで完璧な作りで驚いた。
物語は創作のお手本のようでもちろん満点。
「ただあなたと手を繋ぎたい」というめちゃくちゃピュアでセンチメンタルなラブストーリーをロボットがやってちゃんとホロリと来るのだからすごい。
ロボットという無機物がちゃんと生き物のような可愛らしさを持っているのが良い。そして主人公ウォーリーが途中無機質なモノになり、また生命感を宿すシーンが天晴れ。同じ機械なのにしっかり描き分ける表現の妙技を見せつけられた。
逆に人間は700年の間にすっかり実写からCGになり、ちょっと生気なく寝ぼけたようになってしまった。そんな人間が再び人間性や存在意義を取り戻していく様も流れるように自然。そして笑える。
ラストのスタッフロールで絵画の歴史に照らし合わせながら人とロボットが人類の歴史を再構成していく流れが紹介されるのが本当に素晴らしい。
テクノロジーとの正しい共存関係を取り戻したのだ。
そして極め付けは最後の最後に出て来るロゴ。
良いお話で終わらせない最高の皮肉ですね。
壮大な物語
現状のコロナ禍によって、運動もままならなくなっている現状に対して、 今でも非常に、どの時代でも刺さる物語だと思う。 メカ好きはそもそもある上で、こうも面白いストーリーにまとめていて、 非常に面白かった。 テラフォーミングや未来の姿、肥満の延長等様々な社会風刺があり、 非常に面白かった。
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