シャッター アイランド

劇場公開日:2010年4月9日

シャッター アイランド

解説・あらすじ

「ミスティック・リバー」のデニス・ルヘイン原作の同名小説をマーティン・スコセッシ監督&レオナルド・ディカプリオ主演で映画化。1954年、失踪した女性患者の謎を探るためにボストン沖の孤島に建つ犯罪者用精神病院を訪れた米連邦保安官テディ・ダニエルズ(ディカプリオ)に次々と不可解な出来事が起こる。脚色は「アレキサンダー」「ナイト・ウォッチ/NOCHINOI DOZOR」のレータ・カログリディス。

2010年製作/138分/PG12/アメリカ
原題または英題:Shutter Island
配給:パラマウント
劇場公開日:2010年4月9日

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(C)2009 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.

映画レビュー

3.5 どうにも、この手の映画を見過ぎてしまった。

2020年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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共感した! 3件)
猿田猿太郎

4.0 なんとなく予想はできたが良き

2025年9月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

難しい

ドキドキ

ネットの評価も高く、口コミも多かったので有名なのではないかと、聞いたことない名前でしたが見てみました。
まず、すごく面白かったです!
常に不気味さを感じ、どういう意味だろうと考えさせられながら終始見入ってしまいました。
演出とか映像技術はとても高く感じました。不気味で気持ち悪い感じが表現されており、緊張しながら見れましたし、それが面白いと感じる要因でした。
最後は微妙と言う人もいるみたいですが、私は良かったと思います。タイトルにも書いてある通り、予想できていたところもありましたが、それでもまとまりの良いエンディングだったと思います。
ぜひ、人におすすめしたい作品と言えます。

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naopon

3.5 【78.6】シャッターアイランド 映画レビュー

2025年8月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

『シャッター アイランド』(2009)批評
作品の完成度
完成度の極めて高いサイコスリラー。マーティン・スコセッシ監督の卓越した技量が凝縮された作品。原作小説の複雑なプロットを忠実に映像化しつつ、映画的な表現で観客の心理を巧みに操る構成力。物語全体に張り巡らされた不穏な空気、視覚的・聴覚的なサブリミナル効果、そしてラストの衝撃的な事実。これらが完璧なまでに調和し、観客は主人公と共に混乱と疑念の渦に巻き込まれる。単なるミステリーに留まらず、人間の記憶、アイデンティティ、狂気、そして救済という深遠なテーマを深く掘り下げた傑作。ラストシーンの解釈は観客に委ねられ、二重の意味で物語が完成するという稀有な体験。複数回鑑賞することで新たな発見がある、まさに「鑑賞に耐えうる」作品。
監督・演出・編集
マーティン・スコセッシ監督の円熟した演出。古典的なフィルム・ノワールの手法を用いつつ、現代的な映像感覚を取り入れた独自のスタイル。雨、霧、嵐といった天候を巧みに利用し、孤島という閉鎖空間の不気味さと閉塞感を強調。悪夢のシーンや幻覚の描写は、主人公の精神状態を鮮やかに描き出し、観客の不安を煽る。セルマ・スクーンメイカーによる編集も秀逸。過去の記憶と現在の出来事が断片的に、かつリズミカルに挿入され、主人公の混乱を視覚的に表現。特にラストの種明かしのシークエンスは、それまでの伏線が完璧に回収され、見事なカタルシスを生み出す。
キャスティング・役者の演技
* レオナルド・ディカプリオ(テディ・ダニエルズ)
テディ・ダニエルズという複雑なキャラクターを圧倒的な存在感で演じきった。捜査官としての鋭い観察眼と、自身の過去のトラウマに苦しむ脆さの両面を見事に表現。物語が進むにつれて次第に精神の均衡を失っていく様を、狂気と正気の狭間で揺れ動く繊細な演技で体現。特にラストシーンにおける表情は、観客の心を深くえぐる。スコセッシ監督との長年の信頼関係が、彼の演技をさらに深化させている。単なるイケメン俳優という枠を遥かに超えた、円熟した演技力。
* マーク・ラファロ(チャック・オール)
テディの相棒であるチャック・オールを演じる。一見すると地味だが、テディの精神状態を観察し、優しく寄り添う姿は物語に説得力を与える。物語後半の展開を知ってから見直すと、彼の視線や言葉の端々に隠された真意が読み取れる。静かながらも存在感のある演技で、作品に深みを与えた。
* ベン・キングズレー(コウリー医師)
アッシュクリフ病院の院長コウリー医師を演じる。冷静沈着で威厳のある佇まいは、観客に安心感を与える一方で、何かを隠しているかのような不気味さも醸し出す。穏やかな口調の中に潜む狂気と、主人公への慈悲の念を同時に感じさせる多層的な演技。彼の存在が物語の緊張感を維持する上で不可欠。
* マックス・フォン・シドー(ネイリング医師)
謎めいた医師ネイリングを演じる。僅かな出演時間ながら、圧倒的な存在感で物語の核心に迫る役割を担う。重厚な演技と鋭い眼光は、観客に恐怖と疑念を植え付け、作品全体のミステリアスな雰囲気を一層高めた。
脚本・ストーリー
原作小説の優れたプロットを基にした重層的なストーリー構成。観客は主人公の視点から物語を追体験し、彼の錯乱と共に真実から遠ざかっていく。巧みに配置された伏線やミスリードが、サスペンスを盛り上げる。特に、物語のラストで明かされる衝撃の事実と、それに続く主人公の選択は、人間の精神の奥底にある悲劇と希望を同時に描き出す。ミステリーの枠を超えた、人間ドラマとしての完成度の高さ。
映像・美術衣装
1950年代の雰囲気を完璧に再現した美術と衣装。アッシュクリフ病院のゴシック様式の建物、荒涼とした孤島の風景、そして登場人物たちの服装に至るまで、細部にまでこだわり抜かれた世界観。照明と色彩の使い方も巧みで、テディの精神状態を反映するかのように、光と影のコントラストが強調される。悪夢のシーンにおける幻想的な映像美も印象的。
音楽
ロビー・ロバートソンが音楽監修を務める。主題歌はなく、様々な作曲家の既存のクラシック音楽を巧みに配置。特に、現代音楽家ジョン・ケージの「In a Landscape」や、メレディス・モンクの「Passage」などが効果的に使用され、作品全体に不穏で実験的な雰囲気を醸し出す。主人公の心の揺れ動きと狂気を、音楽が視覚的にも聴覚的にも補完。
受賞・ノミネート歴
主要な映画賞での受賞はなかったものの、全米映画批評家協会賞の作品賞で2位、サンディエゴ映画批評家協会賞では美術賞を受賞。また、美術、衣装、音響、編集など技術部門で高く評価され、サテライト賞やサターン賞などでノミネートされた。

作品 Shutter Island
監督 マーティン・スコセッシ 109.5×0.715 78.3
編集
主演 レオナルド・ディカプリオB8×3
助演 マーク・ラファロ B8
脚本・ストーリー 原作
デニス・ルヘイン
脚本
レータ・カログリディス B+7.5×7
撮影・映像 ロバート・リチャードソン
A9
美術・衣装 ダンテ・フェレッティ B8
音楽 ロビー・ロバートソン B8

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honey

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2025年8月7日
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