シルク(2007)

劇場公開日:

シルク(2007)

解説

「海の上のピアニスト」で知られるアレッサンドロ・バリッコの同名ベストセラー小説を「レッドバイオリン」のフランソワ・ジラール監督が映画化。19世紀のフランスと日本を舞台に、美しき妻と日本で出会った少女のとの間で揺れ動く男の心情を幻想的なタッチで描いている。出演は「ラストデイズ」のマイケル・ピットにキーラ・ナイトレイ、役所広司、中谷美紀、芦名星ら。音楽は坂本龍一。

2007年製作/112分/カナダ・フランス・イタリア・イギリス・日本合作
原題:Silk
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2008年1月19日

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(C)2006 Jacques-Yves Gucia/ Picturehouse Productions

映画レビュー

2.0女性達がキレイでした

2022年3月3日
iPhoneアプリから投稿

 フランスから蚕の卵を求めてはるばる日本へ。当時の旅の大変さがよく伝わりました。
三度目、日本まで行かなくても中国に良い卵がある、というのに何がなんでも日本に行くと言い張る主人公。もう、この時点で奥さんは何か感じるものですよね。
三度目の帰国後、日本から届いた手紙を(この時点で手紙が届くことが不思議だし)通訳出来る夫人に読んでもらうのだが、実は奥さんが知り得るはずのない旦那が想いを寄せる女性になりかわり書いたもの。奥さんは全てお見通し。なのに一言も夫を責めず、支える。女は強し。手紙の最後の「さよなら」は日本の女性になったつもりでのさよならなのか、妻として、ダンナに心の中で告げたさよならなのか、どちらだろうか。
 妻役のキーラ・ナイトレイもとても美しかったし、今は亡き芦名星の怪しげな美しさ。中谷美紀もとても綺麗でした。

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アンディぴっと

1.0恋文

2020年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

1.0シルク

2018年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

芦名星のヌードが見られます、

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剣龍王

1.52007年で、これですか

2011年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

寝られる

「レッドバイオリン」などの作品で知られるフランソワ・ジラール監督が、マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイを主演に迎えて描く、ラブストーリー。

江國香織著「冷静と情熱のあいだ」に、次のような記述がある。「イタリア人なんて、嫌い。中国人も、韓国人も、日本人も、みんなアジア人で一つにしてしまう」。そんな一文が、妙に心に刻まれている。イタリア・・合作映画である本作の製作国に、その名前はあった。

冒頭から、観客は完全に置いてきぼりを食わされることになる。「彼女と、出会うところから物語は始まる・・」当たり前やないかい!という突っ込みを抑えつつ、気を静めて物語に付き合ってみる。

登場人物の性格、心の葛藤、時間と共に移ろい行く男女の想い。ラブストーリーという世界を成立させるために必須となるこれらの要素が、見事に抜け落ちている。日本に行きます、帰ります、また日本に行きます、帰ります。その道中を徹底して排除し、流れるような季節の移ろいも、人の老いていく輝きも全く感じられない。

では、日本という国を正しく、偏見を取り払って描けているかというとこれもまた、悲しくなる程に「ゲイシャ・フジヤマ・ハラキリ」のレトロタイプを踏襲している。本作が作られたのは2007年、近年といっても良いのだが、まだ浅草で着物に感動する外国人の視点で日本が描かれている。

結局のところ、日本が合作国にクレジットされているのは、日本人俳優を出すから内容には文句言わないでね?という暗黙の了解が働いているだけにすら見えてくる。

雰囲気で純愛を描こうとしても、名の売れた主演キャストだけ呼んでも、観客は誰にも感情移入できないままに、最後まで違和感と不快感に支配されてしまう。シルクという名前を冠した割には、その意味も美しさも作り手はあまり興味なし。ただ、「二ホーン、ジャポーン」美を多く、多くのようで。

「愛は運命に紡がれ、永遠になる」というキャッチフレーズが無益に響く。どこに、紡ぐ要素があるというのか。ぶちぶちと切れて、糸にもならない。

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ダックス奮闘{ふんとう}
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