春の日のクマは好きですか?

劇場公開日:

解説

本人は真剣なのにどこか世間とピントがずれている女の子の風変わりな恋を描いたラブストーリー。主演は「リンダ リンダ リンダ」のペ・ドゥナ。共演は「永遠の片想い」のキム・ナムジン。監督は本作がデビューとなるヨン・イ。

2003年製作/98分/韓国
原題:Spring Bears LOve
配給:アット エンタテインメント
劇場公開日:2006年6月10日

ストーリー

スーパーに勤めるヒョンチェ(ペ・ドゥナ)は、夢見がちでちょっぴり変わった女の子。個性的な父親に男手ひとつで育てられたせいか、言動が世間とちょっとズレている。そのせいか、好きになった男の子たちにもフラれてばかり。しかし、ヒョンチェはいつか素敵な王子様が現れることを信じ続けている。彼女のそばには、彼女を心から愛し、いつも優しく見守っている幼なじみのドンハ(キム・ナムジン)がいた。しかし、ドンハはその気持ちをうまくヒョンチェに伝えられずにいる。ある日、図書館で借りた美術書を眺めていたヒョンチェは、余白に書き込まれた「春の日のクマのように、君が愛おしくてたまらない」というメッセージを発見する。そのメッセージは次に借りた画集にも続いていた。送り主のヴィンセントを自分の王子様だと信じたヒョンチェは、ヴィンセント探しに夢中になる。突如、現われた謎の恋敵に焦るドンハは、ヒョンチェに告白しようとするも、友だちのミランを紹介される始末だ。しかし、ヒョンチェはいつしかドンハこそが自分にとってかけがえのない人であることに気づくのだった。

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映画レビュー

3.0ゴッホとルノアール

2018年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 三流小説家の父に頼まれて図書館から画集を借りてきたヒョンチェ(ドゥナ)。その大切な画集を地下鉄の棚に忘れてしまうが、運転士が幼なじみの男性ドンハ(ナムジン)だったのだ。彼はヒョンンチェに片想い。父の病室から見えた聴覚障害者の女性ソノク(イ・ジウォン)。彼もまた恋していたのだ。

 一方、ヒョンチェは愛の告白を自分のことだと妄想ばかり・・・まず、図書館の貸し出し係の男性は違ってた・・・熊マニアなんだもん。結局、同僚ミラン(ユン・ジヘ)の忠告で次のメモがある画集を誰が借りているのか探ることになった。探り当てたら、借りているのも自分当てのメッセージと感じた女性だった。

 ゴッホにちなんで、愛のメモの主を“ヴィンセント”と名付けたヒョンチェとミラン。ミランは積極的にドンハに急接近。

 最後のルノアールの画集に自分のメモを残すヒョンチェ。そして見つかったヴィンセントはドンハだった?!そんなはずはないだろうと思いつつ、ドンハの一途な気持ちも伝わってくる。とりあえず仲良くなった2人だが、ドンハはヒョンチェが自分ではなくヴィンセントに恋していると気づくのだ。独自にヴィンセントを捜すドンハ・・・

 父親がソノクに宛てたラブレターだということは容易に想像できた。展開もほぼ予定通り。それでも小道具の赤い手袋や、ドゥナちゃんが缶コーヒーの蓋を開けられないことなど、楽しめる部分が多かった。

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kossy
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