80デイズ

劇場公開日:

解説

ジュール・ヴェルヌの冒険小説を映画化した1956年の「80日間世界一周」を、ジャッキー・チェン主演でリメイク。共演は「24アワー・パーティ・ピープル」のスティーヴ・クーガン。監督は「ウェディング・シンガー」のフランク・コラチ。アーノルド・シュワルツェネッガー、アカデミー賞女優キャシー・ベイツをはじめ、豪華スターが多数ゲスト出演している。

2004年製作/121分/アメリカ
原題または英題:Around the World in 80 Days
配給:ヘラルド
劇場公開日:2004年11月6日

ストーリー

19世紀末、英国ロンドンのイングランド銀行に、白昼堂々一人の泥棒ラウ・シン(ジャッキー・チェン)が侵入する。賊は軽業師のような身のこなしで脱出すると、追いかけてくる警官たちからまんまと逃れ、忽然と姿を消してしまう。ラウ・シンがたまたま身を隠したのが、空を飛ぶ夢にとりつかれた発明家フィリアス・フォッグ氏(スティーヴ・クーガン)の屋敷に植わった木のこずえだったことから、奇想天外な物語が始まる。今しもフォッグ氏は、彼の実験台になることを拒む使用人に逃げられたところ。そこへ頭上から落ちてきたのがラウ・シンだった。彼を雇うことにしたフォッグ氏は、早速、人類初の時速80キロ突破を目指す実験を開始する。一方、王立科学アカデミー長官のケルヴィン卿(ジム・ブロードベント)は、イングランド銀行に預けていた翡翠の仏像が盗まれたと知ってカンカン。そこへ現れたのは、件の仏像をケルヴィン卿にもたらした中国人のファン将軍(カレン・モク)。彼女は、この貴重な仏像と引き換えに大英帝国の軍事援助を求めていたのだった。だが仏像が戻らない限り、ケルヴィン卿に取引の意思はないと知った将軍は、部下たちに捜索開始を命令する。パスパルトゥーと名乗り、フォッグ氏の新しい使用人となったラウ・シン。だが彼の本当の目的は、故郷の村からファン将軍の一味”黒サソリ”によって盗まれた大切な守り本尊の仏像を、一刻も早く、無事に村に持ち帰ることだった。その絶好のチャンスは、フォッグ氏のお供で王立科学アカデミーへ出向いた時にめぐってくる。フォッグ氏の突飛な発想は、常々アカデミー会員たちの物笑いの種だった。彼が80日で世界一周が可能だと述べた時、意地悪なケルヴィン卿がその立証を迫ったのは、ごくあり得ることのように思われる。だが実はその裏には、パスパルトゥーの機転が働いていたのである。ともかくフォッグ氏はケルヴィン卿と大きな賭けをすることになった。もし80日以内に世界一周して戻って来たら、彼はアカデミー長官、すなわち科学大臣の地位を得る。だが失敗すれば彼はアカデミーを追放され、二度と発明を許されない。こうしてフォッグ氏とパスパルトゥーは、どんな困難が待ち受けているとも知らぬまま世界一周の駆け足の旅に出発するが……。

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映画レビュー

3.5ハチャメチャな動きと、軽口付きの飛び出す絵本。

2024年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

単純

寝られる

映像は怪しげな国へと誘ってくれる。幼いころ、ダ―クファンタジー系の飛び出す絵本をワクワクしながら開いた感じ。  でも、実在の国名が出てくると、いくら ひと昔の国が舞台だと思おうと思っても、あまりにもへんちくりんに作ってあるので興ざめしてしまう。原作が発表された頃なんて、異国は今の月か火星かと言う位夢の話だった。異国自体がファンタジーの国だったから、どんな荒唐無稽でも楽しめたんだろうけど…。  しかも、この『80デイズ』は製作者たちは気がつかないかもしれないけど、軽いアジア蔑視もあって、どこか素直に楽しめない。  これ、この作品に出てくる国の方々が観たらどう思うんだろう?ディズニー制作で、その国の方も観るのだから、その国の方も納得するような作りにしてほしかった。そういう風にしたってコメディ・ギャグ作れるはずだし。どうせ、原作の設定だけ頂いて、物語はかなり変えているんだから配慮が欲しかったな。 それでも、役者は凄い。 ジャッキー氏目当てで観たけれど、拾いもの。 スティーブ・ク―ガン氏。凄い役者です。最初の登場は、世間知らずの中二病的な線の弱い、従者なしでは生きられないただのお坊ちゃんだったけど、旅の終わりころには、ああなんてたくましく…。そんな姿を演じ分けられるなんて、なんて芸達者な役者だろう。著名な方なんですね。拾いものでした。  その後、『あなたを抱きしめる日まで』でさらにその才能にしびれました。 セシル・ドゥ・フランスさんも綺麗。笑顔がすてき。ただのお転婆娘から人情味あるレディへの転身。素敵だなあ。 前半の物語はちょっと間のび。シュワちゃんのギャグで笑えたけど…でも後味悪い。 中盤、中国の場面から面白くなってくる。って、カンフーのシーンだけですが。 NYのシーンはなんだこりゃ?自由の女神出したかったんだろうけど。  世界旅行の話と、ジャッキーを活かそうとした?話をつなげたけれど、うまく練れていない。無理くり設定に見えてしまって、今一つ話の整合性が…。シーンごとの羅列で、これってあのパロディ?みたいな、どこかで見た話のつなぎ合わせ…。 かつ、 ハリウッド制作だから?中国の描き方、どうにかならないもんですかね。そこも不満。  ジャッキー氏の扱いもねぇ。どうにかならないもんですかねぇ。実は実力者で目的の為に己を隠しているけど、いつも従者扱い。場面によっては卑屈に見える。おんなじ従者でも、西洋系なら違うだろうに。 と不満もあるけど、子ども向け映画としては、適当に馬鹿馬鹿しくて、適当に夢があって、楽しめる映画です。 でも製作費120億ってどこにかけているのやら。各地ロケというけど、スタジオで撮った?みたいな場面が多いです。  ギャラがはる役者を集めたから? サモ・ハン・キンポー氏、キャシー・ベイツさん、ジム・ブロードベント氏他、なじみの顔がちらほら。しっかり子ども向けのお約束コメディーを決めてくれます。マギーQさんまでコメディに見えてくる。  脚本とか演出にはとくに目星しいことないけど、ちゃんとプロの演技者、カンフーができる役者でもっている映画です。 原作未読。1956年版映画未鑑賞。

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とみいじょん

1.5一周して元に戻るだけの話だから、この時代でも実は可能。

2023年9月28日
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When I am 75♥️

3.0冒険小説らしく

2021年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

ヴェルヌの原作を読んでいないが、胸躍る冒険譚は伝わる。ジャッキー・チェンのアクション演出を強調することなく自然な感じが良かった。

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Bluetom2020