ホワイト・オランダー

劇場公開日:

解説

ジャネット・フィッチの全米ベストセラー小説を、豪華女優陣の競演で映画化したヒューマン・ドラマ。美しく支配的な母親が逮捕されたことで、里親を転々とすることになる少女の心の自立と母との葛藤を描く。監督は「嵐が丘」のピーター・コズミンスキー。主人公には新人アリソン・ローマン。その母親にミシェル・ファイファー。共演にレニー・ゼルウィガー、ロビン・ライト・ペン。

2002年製作/109分/アメリカ
原題または英題:White Oleander
配給:ギャガ=ヒューマックス
劇場公開日:2003年2月15日

ストーリー

美しくカリスマ性を持つ芸術家の母イングリッド(ミシェル・ファイファー)が、恋人殺しの罪で逮捕され、終身刑を宣告された。天涯孤独となった15歳の娘アストリッドは、3人の里親の下を転々とすることに。彼女は里親たちとの新しい生活になじもうと努力するが、そんな娘の変化を敏感に感じ取るイングリッドは、「自分を見失うな、他人に心を許すな」と、獄中からも独善的な価値観で娘を縛り付ける……。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.0「白い夾竹桃」という日本語になるらしい。どんな花なのかはわからないですけど

2018年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 母と娘の確執がテーマになっているが、まさしく母が自分で作った戒律を破ってしまったことから始まる悲劇。しかしラストにはそれをも覆す奥深い原因があったという話だ。日本においても、母親による児童虐待が社会問題になっているが、アメリカではもっと早くからDV問題は起こっている。快楽のためだけに無責任な子作りをする風潮も許されないが、子どもが成長しても家族の人間として扱わない事実・・・  終始、娘の目線で物語が進むことで愛情の欠落という痛さがひしひしと伝わった。ようやく愛を感じさせるゼルウィガーが現われたのに実母の忠告によって自殺されることがショッキング。そんな環境の中でもグレることなく立派な大人に成長する娘の姿が凛々しく感じられ、世の中こんな子どもばかりだと平和になるんだけどなぁ・・と妄想してしまった。  レネー・ゼルウィガーの上手さは、ある意味、当然だと思いますが、『マッチスティック・メン』でもいい演技だったアリソン・ローマンは大女優の片鱗を見せてますね。若く見せるのが上手い??

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kossy

5.0綺麗なドラマ

2013年12月11日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

悲しい

幸せ

本当に素晴らしい映画です。母親の愛情は無垢な子供にとっては本当に縛るもの。私もアストリッドと境遇がにすぎているので本当に感情移入できる映画でマイベストムービーです。ラストも非常に綺麗な終わり方です。またトーマスニューマンの音楽も綺麗です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
sai