凶人ドラキュラ

劇場公開日:

解説

ジョン・サンソムの脚本を「吸血狼男」のテレンス・フィッシャーが監督した恐怖映画。撮影はマイケル・リード、音楽はジェームズ・バーナードが担当した。出演は「妖女ゴーゴン」のクリストファー・リーとバーバラ・シェリーのほかに、アンドリュー・キアー、フランシス・マシューズなど。製作はアンソニー・ネルソン・キース。

1965年製作/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:Dracula, Prince of Darkness
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1966年6月14日

ストーリー

東ヨーロッパに旅行にでたチャールズと妻のダイアナ、アランと妻のヘレンの4人は、途中で偶然会ったシャンドア神父(アンドリュー・キアー)にカールスバッドはドラキュラ(クリストファー・リー)の領地だから行かないほうがいいと忠告された。しかし一行は、どこからともなくやってきた御者のいない馬車に好奇心から乗ると、彼らは豪奢な邸宅へ連れていかれた。夜中に、物音に目をさましたアランが地下室におりていくと、召使のクローブが現われ、彼を刺殺した。すると地下室に眠っていたドラキュラが、アランの生血の洗礼を受け、息をふきかえした。血に餓えるドラキュラは、さらにヘレンにかみつくと、彼女も吸血鬼と化した。チャールズとダイアナはシャンドア神父の僧院へ逃げた。神父はすぐ2人と一緒に邸へ戻った。ヘレンの心臓に杭を打ちこんで殺したが、ドラキュラはあくまでダイアナを狙う。やがてチャールズがドラキュラと格闘を始めると、神父が、吸血鬼は十字架と、太陽と流水に弱いことを思い出した。厚い氷が張っている濠の上を逃げていくドラキュラに、神父は弾丸を射ちこんだ。氷が破れて、ドラキュラは濠の中に沈んでいった。

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