星降る夜のリストランテ
劇場公開日:2001年3月17日
解説
町のレストランを舞台にしたヒューマン・ドラマ。監督・脚本は「BARに灯ともる頃」のエットレ・スコーラ。共同脚本は「イル・ポスティーノ」のフリオ・スカルペッリほか。撮影は「イル・ポスティーノ」のフランコ・ディ・ジャーコモ。音楽は「ふたりの女」のアルマンド・トロヴァヨーリ。美術は「フェラーラ物語」のルチァーノ・リッチェリ。出演は「エリザベス」のファニー・アルダン、「パレルモ」のヴィットリオ・ガスマン、「ロルカ/暗殺の丘」のジャンカルロ・ジャンニーニ、「ラスト・ハーレム」のマリー・ジラン、「アメリカから来た男」のエロス・パーニ、「魅せられて」のステファニア・サンドレッリほか。1999年モントリオール国際映画祭特別グランプリ、同年ナストリ・ダルジェント賞最優秀助演女優賞、助演男優賞受賞。
1998年製作/108分/イタリア・フランス合作
原題または英題:La Cena
配給:アルシネテラン
劇場公開日:2001年3月17日
ストーリー
ローマの街角にあるリストランテアルトゥーロの店は、美しく笑顔を絶やさない人気者、フローラ(ファニー・アルダン)が切り盛りをしている。店主の夫は大病を患う身だが、毎晩客のようにテーブルでディナーを食べながら、店の様子を見守っている。ある冬の夕暮れ、この日はフローラの姪シモーナの誕生パーティが開かれるため、いつもより店が慌ただしい。厨房の活気が高まった頃、客たちはすでに店内を埋めているのだった。一番乗りは決まって、詩人のペズッロ教授(ヴィットリオ・ガスマン)。お決まりの席につきメニューに目をやるものの、前菜は決まってリゾットだ。いつも店内の様子を観察しており、店のことなら何でも知っている。派手な服に身を包んだイザベッラ(ステファニア・サンドレッリ)は、娘と進路のお話。人目をはばからず愛を伝える女子学生チェチーリア(マリー・ジラン)に、困惑する哲学教授ジュリオ(ジャンカルロ・ジャンニーニ)の姿も見える。外のテーブルでは、シモーナの誕生祝いで友人たちは大騒ぎ。今日も店は大盛況。賑やかに夜は更けていく。しかしその日のフローラはどこか不安げで。
スタッフ・キャスト
- 監督
- エットレ・スコーラ
- 脚本
- エットレ・スコーラ
- フリオ・スカルペッリ
- シルビア・スコラ
- ジャコモ・スカルペッリ
- 製作
- フランコ・コミッテリ
- 撮影
- フランコ・ディ・ジャコモ
- 美術
- ルチアーノ・リッケリ
- 音楽
- アルマンド・トロバヨーリ
- 編集
- ライモンド・クロチアーニ
- 衣裳
- オデット・ニコレッティ
- 字幕
- 吉岡芳子