ピンク・フラミンゴ

劇場公開日:

解説・あらすじ

「シリアル・ママ」「セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ」などでも知られるカルト映画の帝王ジョン・ウォーターズが1972年に発表し、悪趣味全開の伝説的カルト映画として名をはせたブラックコメディ。世界一下劣な人間の座をかけて繰り広げられる奇想天外な争いを描いた。

「世界一お下劣な人間」として世に知られた巨漢の女ディヴァインは、公の場から身を隠し、ボルチモア市郊外のトレーラーハウスで奇妙な家族とともに暮らしている。しかし、彼女の悪名を妬むマーブル夫妻が、さらなる悪行で世間を騒がせようと動き出す。お互いのプライドを懸けた攻防は次第にエスカレートし、限界を超えた悪趣味の応酬へと発展していく。

ウォーターズ監督の前作「マルチプル・マニアックス」でも主演を務めたドラァグクイーンのディバインが、本作でも主演を務めた。1997年には25周年を記念して、ウォーターズ自身の解説付き未公開シーンを足した特別編も製作されている(特別編は1998年に日本公開)。

1972年製作/92分/アメリカ
原題または英題:Pink Flamingos
劇場公開日:2025年5月30日

その他の公開日:1986年6月21日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.0この衝撃、お下劣、フリーダムになぜか胸熱くなる!

2020年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

奇才ウォーターズが72年に製作し、今なおカルト映画の傑作として君臨する一作だ。私がレンタル屋でその存在を知ったのは学生時代。当時の純朴な自分には手が出せる代物ではなかったが、四半世紀が過ぎ、ついに初鑑賞することが叶った。ちなみにウォーターズがボルティモアの仲間と共に本作を撮影したのも20代中頃。彼らもまた純朴な衝動に突き動かされた若者達だったわけだ。

ヒッピーが大きな文化的うねりを起こしたその時代、ウォーターズは世間と違う「映画作り」で自己表現を繰り広げ、世の中にショックを与えた。主演“ディヴァイン”のカリスマ性、豊満なボディは目にするだけで衝撃的だし、ヌード、男根、セックス、ケツの穴、挙げ句の果てには犬のウンコを食うという伝説的な場面まで刻印されている。うげえ!と思いながらも、一方で清々しさと、有無言わさぬ自由さが本作には一杯。純朴に「面白い!」と感じた私はもう元の世界に戻れないかも。

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共感した! 2件)
牛津厚信

3.5とにかく凄い映画だったなー

2025年6月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

“カルト・ムービー”
って言葉には些か『はて?』となってしまう…が、中毒性は間違いなくありそう。なんならこの映画嫌いな人に繰り返し繰り返し
観せ続けたら廃人化出来そうな威力すらある。

Divineのファッションが可愛い☺
いつの時代も自信を持って自分を貫くのってカッコイイ✨

でもそれ以外は🤣🤣🤣
そもそも『世界で一番お下劣』の称号を欲しがる感覚わからんし。散々お下品なことたくさんしてるのに送られてきた💩にあんなにキレるのもわからん。
家燃やされての報復行動はわからんでもないけど、その復讐方法が舐め回しって…もはやあたしごときの頭では理解できぬー

お尻の穴が歌唄うのは予定外過ぎて苦笑➡️あまりに歌ってる時間長くて次第にジワジワと爆笑へwww

とにかく凄い映画だったなー(←2回目)

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らまんば

3.5隅から隅までもれなく理解不能なお下劣バトル

2025年6月5日
iPhoneアプリから投稿

私は世界一お下劣よ!

何を!我々こそ世界一お下劣だ!

…という、とっかかりからすでに理解不能な動機で話が始まり、以後は変態で下品で下衆な展開のオンパレード。チ◯コやウ◯コもろ写しは序の口…といえばその強烈さが多少は伝わりますでしょうか。オッサンのア◯ル見せつけショーはマジで意味分からんかったです。
やたら陽気でノリノリな音楽が強制的に場を盛り上げます。

同監督の「シリアル・ママ」はわりとしっかりストーリーがまとまってましたが、こちらはストーリーはあってないようなもの。
噂に違わぬカルトっぷりでした。

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克晴

4.5だいすき

2023年3月22日
iPhoneアプリから投稿

弱い人の味方でいてくれてありがとね。

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共感した! 1件)
りょう

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