ジョン・ウォーターズ監督の新作、オーブリー・プラザが主演 主人公はカバン泥棒で詐欺師で偽装のプロ
2024年4月15日 19:00

カルト映画「ピンク・フラミンゴ」で知られる鬼才ジョン・ウォーターズが、20年ぶりにメガホンをとる新作「Liarmouth(原題)」にオーブリー・プラザ(「オペレーション・フォーチュン」「イングリッド ネットストーカーの女」)が主演することを認めた。
本作は、ウォーターズが自身初の長編小説「Liarmouth: A Feel-Bad Romance(原題)」(2022)を映画化するもの。原作は笑いと毒々しいセックス、犯罪、崩壊した家族を描く、いかにもウォーターズらしい作品だ。主人公は、カバン泥棒で詐欺師で偽装のプロのマーシャ・スプリンクル。子どもにも犬にも嫌われ、家族からも死ねと思われている彼女は、頭が良くてセクシーで不満を爆発させながら逃亡を続けている。人は彼女を嘘つき呼ばわりするが、ある常軌を逸した男が彼女の心を開く。
先ごろロサンゼルスのアカデミー映画博物館で米バラエティのインタビューに応じたウォーターズは、噂されていた通りプラザが新作「Liarmouth(原題)」でマーシャ・スプリンクル役を演じると語った。ビレッジ・ロードショー・ピクチャーズが原作のオプション権を獲得し、ウォーターズによる脚本もゴーサインが出たが、製作費がまだ十分に集まっていないとのこと。ただし、近いうちに撮影は実現できると楽観的に見ており、長年温めているクリスマスコメディの企画「Fruitcake(原題)」も同時に準備を進めているという。ウォーターズが監督を務めるのは、2004年の「ア・ダーティ・シェイム」以来となる。
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