バロウズ

劇場公開日:2025年5月9日

解説・あらすじ

20世紀アメリカ文学を代表する作家ウィリアム・S・バロウズの謎に包まれた姿を、バロウズ本人の全面協力によりとらえたドキュメンタリー。

アレン・ギンズバーグやジャック・ケルアックとともにアメリカのビート・ジェネレーションをけん引し、「裸のランチ」などの実験小説を発表、晩年には画家や俳優としても活躍し、その存在自体がひとつのカルトアイコンとなったバロウズ。内縁の妻を射殺した事件の真相や文学のスタイル、自身の著作の朗読、人生の思い出などをバロウズ本人が語るほか、アレン・ギンズバーグ、フランシス・ベーコン、ブライオン・ガイシンら作家や芸術家の仲間たち、バロウズの兄や息子も登場。型破りで奔放なバロウズの人生に迫り、ひとりの男の複雑な人生の様相を浮き彫りにしていく。

ニューヨーク出身のハワード・ブルックナー監督がニューヨーク大学映画学科の卒業制作として1978年に本作の制作を開始。ブルックナー監督の友人であるジム・ジャームッシュが音響、トム・ディチロが撮影を手がけ、5年の歳月をかけて完成させた。1983年に初公開されて以降は上映がかなわずにいたが、2011年に監督の甥アーロン・ブルックナーがプリントを発見しデジタルリマスター化が実現。日本では2025年5月にデジタルリマスター版をリバイバル上映。

1983年製作/90分/G/アメリカ
原題または英題:Burroughs: The Movie
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2025年5月9日

その他の公開日:1987年1月24日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1983 Citifilmworks / (C)2013 Pinball London Ltd. All rights reserved.

映画レビュー

3.0バロウズに興味ある人向け

2025年7月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

20世紀アメリカ文学を代表する作家ウィリアム・S・バロウズをバロウズ本人の全面協力によりとらえたドキュメンタリー。

バロウズを知らずに観ると、へぇ、くらいの感想。
小説だけじゃなく、画家や俳優としても活躍しだそうで、ふぅーん、だった。
妻を射殺した事件のの言い訳はいかがなものかと思ったが。
自身の著作の朗読、人生の思い出などをバロウズ本人が語るシーンに、興味ある人にはたまらないんだろうな、と思った。
型破りで奔放なバロウズの人生、ある意味羨ましいかも。

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りあの

3.0かなり微妙

2025年6月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

こないだ自伝的小説を映画化した『クィア』が上映してましたが、有名なビート作家ですよね。

動いたり喋ったりするバロウズが観れて、どんな興味深いエピソードが聞けるか、期待して観たんだけど、

バロウズはボソボソ喋ってて、淡々としてて、撮ったモノを化粧っ気なく、そのまま作品にした感じで、

聞ける話も期待したほど大したことなくて、退屈で眠かった…

もし自分が作る立場だったら、いい音楽を使い、章仕立てにし抑揚つけてドラマチックにしたり、もっと興味を引くように、もっと面白く作るけど…

バロウズやビートニクに興味ある自分でも微妙だったので、興味ない人にはキツイと思う(笑)

バロウズの息子が出てきたり、アレン・ギンズバーグなど他のビート作家が出てきたりする点は、評価。

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RAIN DOG

4.0バロウズの姿がこれでもかと見れる超貴重作

2025年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

20世紀アメリカ文学を代表する作家ウィリアム・S・バロウズ(1914-1997)の、何と本人の全面協力により撮られた奇跡のようなドキュメンタリー。

ハワード・ブルックナー監督(1954-1989)がニューヨーク大学映画学科の卒業制作として1978年に制作に着手し、ジム・ジャームッシュ(音響)、トム・ディチロ(撮影)とともに、5年の歳月かけて完成させたという。

バロウズ本人が自らの人生を語り、アレン・ギンズバーグなどの作家や芸術家仲間、さらにはお兄さんや息子さんも登場。

やはりこれは奇跡。

一昨年観たデヴィッド・クローネンバーグの「裸のランチ」は原作者であるバロウズの半生を織り込んだ傑作だった。今作とあわせて観るとより楽しめるのでお勧めしたい。

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エロくそチキン2

4.0ビートジェネレーション

2025年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

驚く

僕にとってビートは解りもせずに

ハマったカルチャーだった。

解りもしないのにバロウズやギンズバーグを追いかけ

ケルアックに触れてみたり。

そんで解りもしないのに裸のランチを観た記憶も

それってどう言う経験なんだ?

と改めて振り返るのにバッチリな映画だった◎

ビートとは心臓の鼓動に向き合い心臓と共にあるとされる

魂の有り様を見つめるカルチャーだったんだと。

僕の理解はそう落ち着いた(^^)

だから魂の戯れには現世の区分や勝手に社会が定めた分別

なんて関係ないのである!

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tomokuni0714