バロウズ

劇場公開日:

バロウズ

解説・あらすじ

20世紀アメリカ文学を代表する作家ウィリアム・S・バロウズの謎に包まれた姿を、バロウズ本人の全面協力によりとらえたドキュメンタリー。

アレン・ギンズバーグやジャック・ケルアックとともにアメリカのビート・ジェネレーションをけん引し、「裸のランチ」などの実験小説を発表、晩年には画家や俳優としても活躍し、その存在自体がひとつのカルトアイコンとなったバロウズ。内縁の妻を射殺した事件の真相や文学のスタイル、自身の著作の朗読、人生の思い出などをバロウズ本人が語るほか、アレン・ギンズバーグ、フランシス・ベーコン、ブライオン・ガイシンら作家や芸術家の仲間たち、バロウズの兄や息子も登場。型破りで奔放なバロウズの人生に迫り、ひとりの男の複雑な人生の様相を浮き彫りにしていく。

ニューヨーク出身のハワード・ブルックナー監督がニューヨーク大学映画学科の卒業制作として1978年に本作の制作を開始。ブルックナー監督の友人であるジム・ジャームッシュが音響、トム・ディチロが撮影を手がけ、5年の歳月をかけて完成させた。1983年に初公開されて以降は上映がかなわずにいたが、2011年に監督の甥アーロン・ブルックナーがプリントを発見しデジタルリマスター化が実現。日本では2025年5月にデジタルリマスター版をリバイバル上映。

1983年製作/90分/G/アメリカ
原題または英題:Burroughs: The Movie
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2025年5月9日

その他の公開日:1987年1月24日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1983 Citifilmworks / (C)2013 Pinball London Ltd. All rights reserved.

映画レビュー

4.0ビートジェネレーション

2025年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

驚く

僕にとってビートは解りもせずに

ハマったカルチャーだった。

解りもしないのにバロウズやギンズバーグを追いかけ

ケルアックに触れてみたり。

そんで解りもしないのに裸のランチを観た記憶も

それってどう言う経験なんだ?

と改めて振り返るのにバッチリな映画だった◎

ビートとは心臓の鼓動に向き合い心臓と共にあるとされる

魂の有り様を見つめるカルチャーだったんだと。

僕の理解はそう落ち着いた(^^)

だから魂の戯れには現世の区分や勝手に社会が定めた分別

なんて関係ないのである!

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tomokuni0714

3.5ビートジェネレーションにどこか憧れているオイラです。

2025年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ビートニクスのアイコン、ウィリアム・バロウズのドキュメンタリー。
とにかくあの人格形成に凄く興味があったので、映像が観れて本当に良かった。

おっとりとした性格で薬中の快楽主義者、そしてゲイの非同調主義者で知性派の米国紳士だが、究極の身勝手人間。
表面的には真似できるが、本質的には真似る事ができないほど破滅的な生き方だったけど、こういう人ほど逆に長生きしちゃうw

ちょくちょく挟まれる朗読の映像がニュースみたいに読むのでなんか面白い。

奥さんの射○は本人の証言が二転三転しており、他の人の証言が聞けたのは興味深かった。

また、少し悲しいけど、息子との距離感も彼らしく素敵だった。

カットアップってああいう事なのね。
英語ならではの手法だと思うけど、自分の文章になるのか疑問。

母親の看病を押し付けられてしまったお兄さんの「裸のランチ」の酷評を聞いていたバロウズの表情にはマジ笑えた。
確かにバロウズの人気は作品と言うよりそのライフスタイルにあると思うので、お兄さんはあながち間違ってはいないと思ったりして。

映画「裸のランチ」はクローネンバーグ色が強過ぎで小説とはほぼ別物だが、これはこれで大好きです。

なんだかんだ言って、あんなやりたい事だけやって一生を終えるってやっぱ憧れちゃいますね。

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カツベン二郎