劇場公開日 2025年5月9日

バロウズのレビュー・感想・評価

全5件を表示

3.0バロウズに興味ある人向け

2025年7月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

20世紀アメリカ文学を代表する作家ウィリアム・S・バロウズをバロウズ本人の全面協力によりとらえたドキュメンタリー。

バロウズを知らずに観ると、へぇ、くらいの感想。
小説だけじゃなく、画家や俳優としても活躍しだそうで、ふぅーん、だった。
妻を射殺した事件のの言い訳はいかがなものかと思ったが。
自身の著作の朗読、人生の思い出などをバロウズ本人が語るシーンに、興味ある人にはたまらないんだろうな、と思った。
型破りで奔放なバロウズの人生、ある意味羨ましいかも。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
りあの

3.0かなり微妙

2025年6月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

こないだ自伝的小説を映画化した『クィア』が上映してましたが、有名なビート作家ですよね。

動いたり喋ったりするバロウズが観れて、どんな興味深いエピソードが聞けるか、期待して観たんだけど、

バロウズはボソボソ喋ってて、淡々としてて、撮ったモノを化粧っ気なく、そのまま作品にした感じで、

聞ける話も期待したほど大したことなくて、退屈で眠かった…

もし自分が作る立場だったら、いい音楽を使い、章仕立てにし抑揚つけてドラマチックにしたり、もっと興味を引くように、もっと面白く作るけど…

バロウズやビートニクに興味ある自分でも微妙だったので、興味ない人にはキツイと思う(笑)

バロウズの息子が出てきたり、アレン・ギンズバーグなど他のビート作家が出てきたりする点は、評価。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
RAIN DOG

4.0バロウズの姿がこれでもかと見れる超貴重作

2025年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

20世紀アメリカ文学を代表する作家ウィリアム・S・バロウズ(1914-1997)の、何と本人の全面協力により撮られた奇跡のようなドキュメンタリー。

ハワード・ブルックナー監督(1954-1989)がニューヨーク大学映画学科の卒業制作として1978年に制作に着手し、ジム・ジャームッシュ(音響)、トム・ディチロ(撮影)とともに、5年の歳月かけて完成させたという。

バロウズ本人が自らの人生を語り、アレン・ギンズバーグなどの作家や芸術家仲間、さらにはお兄さんや息子さんも登場。

やはりこれは奇跡。

一昨年観たデヴィッド・クローネンバーグの「裸のランチ」は原作者であるバロウズの半生を織り込んだ傑作だった。今作とあわせて観るとより楽しめるのでお勧めしたい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
エロくそチキン2

4.0ビートジェネレーション

2025年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

驚く

僕にとってビートは解りもせずに

ハマったカルチャーだった。

解りもしないのにバロウズやギンズバーグを追いかけ

ケルアックに触れてみたり。

そんで解りもしないのに裸のランチを観た記憶も

それってどう言う経験なんだ?

と改めて振り返るのにバッチリな映画だった◎

ビートとは心臓の鼓動に向き合い心臓と共にあるとされる

魂の有り様を見つめるカルチャーだったんだと。

僕の理解はそう落ち着いた(^^)

だから魂の戯れには現世の区分や勝手に社会が定めた分別

なんて関係ないのである!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
tomokuni0714

3.5ビートジェネレーションにどこか憧れているオイラです。

2025年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ビートニクスのアイコン、ウィリアム・バロウズのドキュメンタリー。
とにかくあの人格形成に凄く興味があったので、映像が観れて本当に良かった。

おっとりとした性格で薬中の快楽主義者、そしてゲイの非同調主義者で知性派の米国紳士だが、究極の身勝手人間。
表面的には真似できるが、本質的には真似る事ができないほど破滅的な生き方だったけど、こういう人ほど逆に長生きしちゃうw

ちょくちょく挟まれる朗読の映像がニュースみたいに読むのでなんか面白い。

奥さんの射○は本人の証言が二転三転しており、他の人の証言が聞けたのは興味深かった。

また、少し悲しいけど、息子との距離感も彼らしく素敵だった。

カットアップってああいう事なのね。
英語ならではの手法だと思うけど、自分の文章になるのか疑問。

母親の看病を押し付けられてしまったお兄さんの「裸のランチ」の酷評を聞いていたバロウズの表情にはマジ笑えた。
確かにバロウズの人気は作品と言うよりそのライフスタイルにあると思うので、お兄さんはあながち間違ってはいないと思ったりして。

映画「裸のランチ」はクローネンバーグ色が強過ぎで小説とはほぼ別物だが、これはこれで大好きです。

なんだかんだ言って、あんなやりたい事だけやって一生を終えるってやっぱ憧れちゃいますね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
カツベン二郎