TAXi

劇場公開日:1998年8月15日

解説

マルセイユの街を舞台に、目も眩むようなスピード感たっぷりのカー・アクションが繰り広げられる痛快エンターテインメント。監督はレーサー出身で車のCFの名手として知られるジェラール・ピレス。製作・脚本は「フィフス・エレメント」の人気監督リュック・ベッソン。撮影はジャン=ピエール・ソヴェール。音楽はフランスを代表するヒップホップ・グループ、IAM。録音はヴァンサン・テュリ。美術はジャン=ジャック・ジェルノル。編集はヴェロニク・ランジュ。出演は「レオン」のサミー・ナセリ、「おせっかいな天使」のフレデリック・ディーファンタル、「そして僕は恋をする」のマリオン・コティヤール、これが初めての映画出演となるエマ・シェーベルイほか。

1997年製作/85分/フランス
原題または英題:Taxi
配給:コムストック
劇場公開日:1998年8月15日

あらすじ

フランスの港町マルセイユ。スピード狂のダニエル(サミー・ナセリ)は、恋人リリー(マリオン・コティヤール)との生活を始めるために、趣味と実益を兼ねたタクシー運転手の仕事を始める。ダニエルは改造車を猛スピードで走らせるので、警察は彼をスピード違反として呼び止めることさえできない。一方、マザコン気味の新米刑事エミリアン(フレデリック・ディーファンタル)は、8回も運転免許試験に落ち続け、何をやっても失敗ばかり。美貌の上司ペトラ(エマ・シェーベルイ)に夢中だが、全く相手にされない。そんなある日、ダニエルの初めての客カミーユ(マニュエラ・グラリー)が、エミリアンの母親だったことがきっかけで、刑事だと知らずにエミリアンを乗せたダニエルは、得意のスピード全開で車を走らせる。彼こそスピード違反常習者のタクシー運転手だと気づいたエミリアンは、ある取引を思いつく。目下署内で一番の問題になっている、ベンツに乗った銀行強盗団メルセデスを逮捕するのにダニエルの才能を借りて、見事逮捕にこぎつけたあかつきには、免許証を返すというものだ。かくしてダニエルとエミリアンはコンビを組み、メルセデス逮捕を目指す。しかし敵は手ごわく、一筋縄ではいかない。ドジなエミリアンの力では中々つかまえられなかった。だがダニエルが主動権を握ると、ことは良い方へ動き出す。メルセデスを挑発し、まんまと街中へおびき出したダニエルとエミリアンは、時速250キロの派手なカー・チェイスを繰り広げながら、マルセイユ中を駆け抜けていく。激しいデッドヒートの末、見事メルセデスを逮捕。ふたりは勲章をもらい、ペトラはエミリアンのことを見直した。そしてダニエルは警察後援のF1レーサーになるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

4.0ダニエルのレーシングカー

2025年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

ドキドキ

 コメディ要素が強めのカーアクション映画。

 何かのアニメに登場するクルマのように(例えば『タイガーマスク二世』に登場する「プラズマGT」が「タイガーハリケーン」に変形するように)、ボタンひとつでレーシングカーのごとき姿に変形する「プジョー・406の改造車」が登場する。

 ピザ配達員だったダニエル(サミー・ナセリ)が、ちょっとスケベで間抜けな新米刑事エミリアン(フレデリック・ディーファンタル)を愛車「プジョー・406の改造車」に乗せながら事件解決に協力する。そして、ダニエルは“F3ドライバーになる”という夢をかなえるのであった。すばらしいけど笑えるラスト。
 脚本はリュック・ベッソン。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Don-chan

4.0幼少のころ見た以来だが、今見ても色あせない作品だった

2025年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

ドキドキ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
pekepeke

4.5気楽な90分映画

2024年7月10日
PCから投稿

ずいぶん昔に見たけど、気楽に気軽にサクッと見れて。
この頃はプジョーなんて、知らなかったしねえ。

こういう考えなくていい映画は大好き。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ゆき@おうちの中の人

「TAXi」シリーズ関連作品