西部の人

劇場公開日:

解説

「秘めたる情事」のゲイリー・クーパーと「西部の旅がらす」のジュリー・ロンドンを主演に、「胸に輝く星」のアンソニー・マンが監督した西部劇。ウイル・C・ブラウンの原作をレジナルド・ローズが脚色し、「理由なき反抗」のアーネスト・ホーラーが撮影を担当している。カリフォルニアのレッド・ロック・キャニオンにロケが行なわれた。音楽リー・ハーライン。他に「カラマゾフの兄弟」のリー・J・コッブ、「モンテカルロ物語」のアーサー・オコンネル、ジャック・ロード等が出演する。ジュリー・ロンドンがラストシーンのバックに1曲歌っている。製作はウォルター・M・ミリッシュ。

1958年製作/アメリカ
原題または英題:Man of the West
配給:松竹=セレクト・インターナショナル
劇場公開日:1958年11月1日

ストーリー

1874年秋、リンク・ジョーンズ(ゲイリー・クーパー)と名のる背の高い男が、西部クロスカットの町から汽車にのった。車中彼を田舎者とみたいかさま師のサム・ビースリーが、住む町の代表として学校教師を迎えに行くという彼から金をまきあげようと、これも車中にいた歌い手女ビリー・エリス(ジュリー・ロンドン)を紹介したが、そんな手にのるリンクではなかった。記者が燃料を積むため山間に停車した時、突然3人の騎馬の男が襲撃してきた。応戦しながら列車は急いで発車し、リンクとサムとビリーだけが身ひとつでとり残されてしまった。途方に暮れた2人を、リンクは、とある廃屋につれていった。そこには、先程汽車を襲った賊たちが陣どっていた。そして、首領のドック・トビン(リー・J・コッブ)はリンクの顔を見て驚きの声をあげた。実はリンクは、昔この一味で鳴らしたドックの甥で、20年前、まともな生活を求めて去った男だったのだ。3人は虜われの身となった。リンクも一味から、学校教師を雇うための金をとり返さなければ帰れなかった。一味のコーリーは、ビリーをかばうリンクに、さんざんのいやがらせをした。翌朝、賊達は銀行襲撃に出発した。他の2人を守るために、リンクは再び一味に加わる風を装わねばならなかった。途中で、リンクはコーリーに喧嘩を売られ、格闘で彼を痛めつけた。拳銃をとったコーリーはドックの銃弾に倒れたが、同時にサムはコーリーの流れ弾をうけて死んだ。目的の町にリンクは賊の1人と先行した。しかし、その町は無人の町となっていた。機会をうかがった彼は賊を倒し、首尾をうかがいにきた残る2人の賊もしとめた。そして、首尾である伯父ドックとビリーの待つキャンプにひき返した。そこで彼が発見したのは、しどけない姿で泣き伏すビリーだった。今はリンクの拳銃も血を分けた伯父ドックに向けられた。ドックの死体は崖をころがって転落した。リンクの金は伯父のポケットの中にあった。前身を知られず、平和にくらせる町に、教師をつれてかえるために、リンクは馬車で出発した。その隣の席には、ビリーの姿があった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0そこにあるのは、西部劇の抜け殻だった・・・

2023年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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Ka!

4.0ひと味違った西部劇。理想の男性像、ゲーリー・クーパーが演じてこそ引...

2017年4月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ひと味違った西部劇。理想の男性像、ゲーリー・クーパーが演じてこそ引き立つストーリーだった。この頃すでにゲーリー・クーパーは病気と闘っていたかと思うと胸が痛む。
愛さずにはいられないビリーの最後のひと言に込められた気持ちに共感。ラブシーンがなかったのもよかった。

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tsumumiki

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