スーパーマン4 最強の敵

劇場公開日:1987年12月19日

解説

おなじみ正義の使者スーパーマンの活躍を描くシリーズ第4弾。製作は今回より変わって、メナヘム・ゴランとヨーラン・グローバス、監督は「アイアン・イーグル」のシドニー・J・フューリー、脚本はローレンス・コナーとマーク・ローゼンタール、撮影はアーネスト・デイ、音楽はジョン・ウィリアムス(2)が担当。出演は、ストーリー構成も兼ねるクリストファー・リーヴ、ジーン・ハックマン、マーク・ピロー、マリエル・へミングウェイほか。

1987年製作/アメリカ
原題または英題:Superman VI The Quest for Peace
配給:松竹富士/東北新社
劇場公開日:1987年12月19日

あらすじ

クラーク・ケント(クリストファー・リーヴ)は、故郷スモールビルの両親の持っていた農場を売り、納屋の地下に隠しておいたグリーン・クリスタルの最後の1本を持ち、メトロポリスに戻った。デイリー・プラネット社は、三流新聞王デイヴィッド(サム・ワナ・メーカー)に乗っ取られ、彼の娘レイシィ(マリエル・ヘミングウェイ)が新編集長に納まり、とにかく売れる内容で商売しようとしている。残されたクラークやロイス(マーゴット・キダー)、ジミー(マーク・マクルーア)らは、高水準の内容を保とうとするが、無駄骨に終わりそうだ。一方、スーパーマンを憎むレックス(ジーン・ハックマン)は、甥レニー(ジョン・クレイヤー)の手引きで刑務所を脱走。博物館より、展示されているスーパーマンの髪の毛を盗み、スーパーマンより強靭な怪人創造の計画を実行に移していた。その頃、米ソは核軍縮会議の決裂を発表。1人の少年が、核兵器から守ってほしいと、新聞社気付でスーパーマンに求め、それに応え、スーパーマンは国連で少年と共に核廃絶をうったえた。そして地球上の核を集め、太陽に棄てる計画を実行するスーパーマン。一方、レックスは、この太陽エネルギーに生命体をぶちこみ、ニュークリア・マン(マーク・ピロー)を誕生させる。核のなくなった地球は、レックスが支配するには、好都合だ。かくて、スーパーマンの数10倍も強いニュークリア・マンとスーパーマンの死闘が開始された。地球と宇宙の平和のため、危機につぐ危機をむかえるスーパーマンだったが、ほどなく地上に平和は戻るのだった。

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映画レビュー

2.5 シリーズ前作の評価が落ち込む中で製作された『スーパーマン4 最強の...

2025年11月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

シリーズ前作の評価が落ち込む中で製作された『スーパーマン4 最強の敵』。
予算縮小や制作体制の混乱が伝わってくる作品だが、その“昭和特撮的なチープさ”も含めて、ある意味クセになる1本か?笑

ストーリーの中心に据えられるのは驚くべきテーマ
世界中の核兵器を、スーパーマンがすべて太陽へ廃棄する“核廃絶”の宣言。
米国が核を最も多く保有する国であるにも関わらず、アメリカのヒーロー映画がこのテーマを堂々と扱った点は興味深い。笑

宿敵レックス・ルーサーは、その核兵器に“クローンの素”を忍ばせ、太陽のエネルギーから誕生する戦士 ニュークリアマン を創造。
金髪とマントがギラギラ光り、80年代ならではの“悪の特撮ヒーロー感”が漂う。

映像のクオリティや脚本の少々雑な印象。
物語の深さを求めるより、80年代のヒーロー映画の“味”として楽しむ作品。
コーラをガブガブ飲みながら観るとちょうどいい。

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ホンマサ

2.5 Ⅳです。

2025年11月18日
Androidアプリから投稿

 旧シリーズの最後の作品です。この映画ぐらいからCGを使ってるように思います。技術的には当時のレベルなので仕方ないかと…。クローン技術や宇宙空間での描写等、当時と現在では認識が随分ズレてるなぁと思う箇所が多々あります。
 レックスが復帰、前回のラナは退場してます。最強の敵を期待してましたが頭が悪過ぎて、ゾッド将軍の足元にも及ばない感じなのが残念です。

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池田輝政

4.0 クリストファー・リーブのスーパーマン

2025年7月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

ジェームズ・ガン監督による新生スーパーマンが公開間近ということもあり、この作品まだ観てなかったなーと観賞。

この4作目で、クリストファー・リーブのスーパーマンは最終作ですが、最後らしい終わり方は特になく、まだ続きそうな感じで普通に終わります。

たぶん、まだ続ける気だったんでしょうね…

本作は1987年の作品で、キャストを変えて2006年に『スーパーマン リターンズ』が作られ、

2013年にも、キャストを変えてリブート作『マン・オブ・スティール』になりますが、

スーパーマンは、クリストファー・リーブが演じているような少し抜けてて親近感のあるイメージが強い。

ジェームズ・ガン監督による新生スーパーマンは、そんな感じに近そうで楽しみにしております。

この作品は、1987年で時代的に技術不足のため、空を飛んでいるシーンなんかは合成だと分かるレベル、コントみたいだったりするけど、楽しめました(笑)

評価は、甘めの4つ星。

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RAIN DOG

3.0 スーパーマン爆走風雲録。 製作費削減の憂き目に遭った、“鋼鉄の男“の悲しき最後…。

2025年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

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たなかなかなか