処女の泉

劇場公開日:

処女の泉

解説

スウェーデンが生んだ世界的巨匠イングマール・ベルイマンが、敬虔なキリスト教徒の娘に降りかかった悲劇と父親の復讐を通して“神の不在”を描いたドラマ。16世紀スウェーデンの田舎町。豪農のひとり娘カリンは、教会へ向かう途中で3人の羊飼いに出会う。貧しそうな3人に食事を施すカリンだったが、彼らはカリンを強姦した上に殺害してしまう。娘の悲劇を知ったカリンの父テーレは、復讐心から3人を惨殺するが……。2013年、デジタルリマスター版でリバイバル公開。2018年の「ベルイマン生誕100年映画祭」(18年7月~、YEBISU GARDEN CINEMAほか)でもリバイバル上映。

1960年製作/89分/スウェーデン
原題または英題:Jungfrukallan
配給:ザジフィルムズ、マジックアワー
劇場公開日:2018年7月23日

その他の公開日:1961年3月(日本初公開)、2013年7月20日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第33回 アカデミー賞(1961年)

受賞

外国語映画賞  

ノミネート

衣装デザイン賞(白黒) マリク・ボス
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映画レビュー

3.5湧き出る泉は神の返事なのか

2025年1月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
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mitty

5.0映画終活シリーズ

2025年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

1960年度作品
アカデミー最優秀外国映画賞受賞
ベルイマン監督3作目
しかし、強烈やな
神の沈黙物、最高傑作やわ

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あきちゃん

5.0期待度◎鑑賞後の満足度◎ 悪魔の存在を肯定することで神の存在を暗示した『エクソシスト』と、神などいないと暗喩した本作と、何かに救いを求めたがる人間にとってはどちらの方が本当のホラーだろうか。

2025年1月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

①時代とか世界(国・地域)とかといった背景・設定を取り去って話の「骨」だけを観てみれば、現代でも(ということはどの時代でも)、どの場所でも適用出来るのが分かる。
その点から観ても本作の普遍性・永続性が理解できる。

②同時に、時代(中世ヨーロッパ)・場所(北欧)が醸し出す静謐なイメージに相応しくないと言ってもいいくらいの生々しい「人間」の描き方。
音としては食べるときのくちゃくちゃ云う音、下品な鼾等々かなり生身の人間が匂う。
他にも一見静謐な上部の下に嫉妬・欲望・怒り等々の生々しい人間の感情が流れている(唯一それらと関わりが無いのがカーリンと云える。それ故、本作では犠牲者という名の生贄・供物となったのだろうか)。

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もーさん

3.5目の中に入れても痛くない我が宝。そんな娘がこんな鬼畜の所業の餌食と...

2024年12月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

目の中に入れても痛くない我が宝。そんな娘がこんな鬼畜の所業の餌食となったら…
当然である。こんな当然至極のことに、何を神とか騒いでいるのか?もはやその時点で用はない。泉が奇跡だとでも言うのかい?で、娘は生き返るのかね。
唯一の考えどころは、ただ追随しただけの少年まで…その1点のみであろう。
許しを乞う必要などどこにもなし。

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はむひろみ