ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
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名作はいつまでたっても名作
遠い昔に観たので、また観ようと思った
グリーンマイルとごっちゃになってた記憶が修正できた
いま思えば、モーガン・フリーマンのあの語り。あれが無いとあの映画はなりたたなかった。
全ての予想・概念を覆す主人公(ティム・ロビンス)の行動
あの語りによって、視聴者も誘導され、平凡な監獄生活が続くものだとおもっていた
けれど「希望」を持って良いのだと彼は、証明する
緻密で丹念にコツコツと
成し遂げていく姿
チャレンジする姿
他人の希望にそう姿
人間的にも素晴らしい人であったろう
けれど、外の世界の善人が
無罪なのに刑務所にいられることで
うまくその頭脳を使っていく
悪に手を染めるのだけど
それを誰も非難はしないだろう
語りとともにいつのまにかモーガン・フリーマンにも
愛着を持つようになる視聴者の心理をうまくつかんでいる
巧妙な巧妙な視聴者心理の利用
これがホントのエンターテインメントだなと思う
想像を越えた展開とどんでん返し
最初から最後まで、想像を越えた展開だった。
それに加え、物語を通して倫理観、友情、耐え忍ぶこと、色んなことを表現していて、名作だと思う。目を覆うような辛いシーンもありましたが、ラストシーンではアンディとレッドが再会して、穏やかに暮らせるんだなぁと安堵しました。
希望
どんなに過酷な状況でも前を向き続ける大切さを。そして、希望や夢、憧れを持ち続けることの大切さを教えてくれる素晴らしい映画です。
環境のせいにしていては何も始まらない。
自分も主人公のように"今、何ができるか?"に集中してコツコツ努力していきたいと思いました。
これは名作と呼ばれるのも分かる
知名度がめちゃくちゃ高くて誰もが知っている名作映画なんだけど、意外と観たことなくて内容を知らない作品ってありますよね。私はここ2年くらいで映画を観るようになったんですけど比較的新しい映画ばかり観ていますので、こういう「名作映画」って全然観てないんですよね。本作も私にとって「有名だけど観たことない映画」でした。
内容については全く事前知識がありませんでした。原作小説のタイトルが「刑務所のリタ・ヘイワース」だということは知っていたので、刑務所の物語なんだろうな。『グリーンマイル』みたいな感じかなと想像していました。
結論、予想していた内容と全く違った!!これは面白い!!
勝手なイメージで『グリーンマイル』みたいな感動系の映画を想像していましたが、実際は『オーシャンズ11』と『プリズンブレイク』を足して2で割ったような内容でしたね。ハラハラするサスペンス要素もありつつ仲間との友情が描かれつつ、勧善懲悪で最後にはスカッとするようなカタルシスもある。伏線回収の要素もあり、かなり私好みの作品でした。役者陣の演技も素晴らしく、完璧に近い映画だったと思います。
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銀行の副頭取を勤めていたエリート銀行員のアンディ(ティム・ロビンス)は、妻とその浮気相手を殺害した罪を着せられる。アンディ本人は犯行を否認していたが結局は無期懲役の有罪判決を受け、ショーシャンク刑務所に収監された。刑務所での理不尽な仕打ちに耐えながらも、長年服役している囚人レッド(モーガン・フリーマン)を始めとする仲間たちと友情を深めていく。
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本作は1995年のアカデミー賞に7部門でノミネートされながらも、一つも賞を獲得できなかったという作品です。調べてみると同じ年にアカデミー賞を受賞した作品は『フォレストガンプ』『ライオンキング』『スピード』などの錚々たる映画で、これはあまりにも相手が悪かったとしか言いようがないですね。でもアカデミー賞を逃したにも関わらず公開から30年近く経過した今でも名作として語られることが多いところからも、本作の持つポテンシャルの高さを感じることができます。
この映画、最初の前半にあたる一時間半くらいは「アンディと他の囚人たちの友情物語」「知的なアンディの刑務所内での成り上がり物語」という感じで進んでいくのですが、後半でかなりテイストが変わります。刑務所の所長らが行う悪事や理不尽がフィーチャーされ、観ている観客にストレスを与えるような暗い展開が繰り広げられます。アンディが酷い目に遭う展開。観ているだけでイライラが止まりません。
しかしそんな暗い展開がラストで一変。アンディの取ったとある行動でこれまで悪事を尽くして私腹を肥やしていた刑務所長らの立場が失墜します。最後の伏線回収やカタルシスは実にお見事で、終盤までに溜まっていたイライラが一気に解消されるような爽快感があります。これぞ映画の醍醐味ですよね。
序盤からのストーリーの組み立てやラストの展開に至るまで、全編通して隙の無い映画だったと思います。役者陣も見事で、主役から脇役まで完璧な演技を見せてくれます。
今まで食わず嫌いしてこの映画を観なかったことを後悔するくらい素晴らしい映画でした。観たことない方はぜひ観てみてください。オススメです!!!!
これが名作??
タイトルは有名なので観てみたけど、こんなものかという感想でした。監獄の厳しさがあまりに中途半端。皆穏やかな人ばかりで、これがリアリティあるとは思えない。そのベースでバイオレントな展開があってもピンとくるものがありません。原作は良かったのかも知れませんが、本作は漫画みたいなものですね。
名言だらけの映画
映画が始まって90分ぐらいはストーリーの展開がなかなか読めなかった。
まさかあそこで脱獄してしまうとは。。。
「なんで脱獄したシーンをレッドが語ってんだよ!」と思ったがそういうことか。
あの頭脳と希望を持っていればなんでもできてしまうんだなと感心した。
「音楽は人から奪うことはできない」
「必死に生きるか、必死に死ぬか」
その他もろもろ名言揃いの映画だった。
I hope
刑務所の囚人達の交流を軸に自由や希望について考えさせられる感動作です。
初めて観た時の印象は‘重い’でした。辛い場面も多く、自分にはショックが大きかったのだと思います。でも観終わってしばらく経ってからジワジワと感動が来て、色々考えさせられた映画です。刑務所で送る人生。そこで思う自由とは。希望とは。
二度目の鑑賞であった今回は、アンディの人柄や、レッドとの友情に心を打たれました。
一見、物静かで何を考えているのかわからなく、近寄りがたいアンディ。でもその内面に深いエネルギーを感じます。無実の自分に降りかかる不運を静かに受け入れる強さ。レッドに初めて話しかける時のぎこちない感じ。仲間にビールを振る舞う時の何とも言えない表情。銀行員ならではの知識を活かしたやりとり。図書室を熱望し何年も働きかける粘り強さ。モーツァルトに聴き入る心の豊かさ。字の読めない若者にABCから教えて高卒資格まで与える情熱。等々どの場面も心惹かれます。そんなアンディの内面をいち早く見抜き、迎え入れるレッドの温かさも素敵ですし、そんな二人の静かなやりとりも印象深いです。
刑務所といえば、暗く冷たく、誰もがそこから出る事を望むものだと思っていましたが、そうでは無い場合もあるのだと知りました。刑務所が家であり、そこに仲間がいて役割が与えられ、人生がある。そこから外に出された老人の哀しい最期。時間をかけて人間らしい感覚が失われていく終身刑の重さがズシンときました。
希望を持つ事の素晴らしさを説くアンディ。それに対し、希望を持つ事を恐れ避けてきたレッド。出所後、不安と孤独に押し潰されそうになっていたレッドですが、アンディの存在が彼の希望となります。‘必死に生きる’決意をし、自由の喜びを噛みしめたレッドはそこで初めて希望を口にします。
‘国境を越えられるといいが’
‘親友と再会できるといいが’
‘太平洋が青く美しいといいが’
当たり前にあると思っていた自由や希望を持てる事の尊さが心に沁み、レッドの心が解き放たれた瞬間に感動しました。そして、どこまでも広がる青い海と、アンディの白いシャツ、降り注ぐ陽の光の美しさが、その感動をより一層深く忘れられないものにしてくれました。
素晴らしいっと言ってしまう作品!
伏線が作られて忘れた頃にここでか!っと
点が線になる感覚を味合うことができる。
漫画好きな人や脱獄が好きな人にはもってこいの作品
であると思う。
人生において希望は持っていいものだと感じる
素晴らしい
「本当は無実なのに」という彼の抱える、残酷すぎる現実に立ち向かう「希望」の力に感動した。「希望」を持ち続けあらゆる方面から計画を練り、進めていった過程はとてもかっこよく、人間って強いなと改めて感じた。
人生は心豊かに過ごせる
アンディーは2度絶望した。
①殺人の罪で終身刑になる。
②無実を証明できそうだったのに証拠を潰された。
それでもアンディーは希望を捨てなかった。そして最後には自由を勝ち取った。
アンディーは真面目な男だ。刑務所内に図書館を建てるため、国に対して毎週手紙を送り、6年かけてこれを実現した。
終身刑の身で一生を刑務所で過ごすのに、なぜ本を読んで学んだりするのか、私は疑問だった。それ以外にも石集めの趣味や、音楽、友情などを大切にしたアンディーは、これらが人生を豊かにすると言った。
人の心は石で出来ているわけじゃない。希望が必要だ。必死に生きるか、必死に死ぬか。
アンディーは20年かけて密かに掘っていた穴から脱獄して、最後は自由になる。このシーンが、それまでの絶望全てを救ってくれたように感じた。
人生に絶望を感じていた私には、この映画を今観たことは良いタイミングだった。日々を豊かにするために全力を尽くし、その一方で自由になるためにコツコツ努力する。この映画のおかけで、人生の指針が出来たような気がする。
コンパス
何度観てもラストのレッドに胸が熱くなります。
拳銃と並んだコンパスを購入し
希望を胸に草原を歩く。
アンディからの贈り物をもらった後の光る草原を歩くシーンが本当に美しい。
バスにのってアンディに逢いに行くところの
不安と希望が混じったシーン。
最高です!!!
希望は捨てず、持ち続けよう
脱獄する素振りを見せず、まさか穴を掘り続けて脱獄するとは思いもせず驚いた。周りは人生を刑務所で過ごすとしか考えていない中、アンディだけは希望を持ち続け、ずっと先を見ていた。アンディのおかげでレッドも変われたと思う最後の再開のシーンはとても感動した
囚われ…。
”社畜”という言葉ができて久しいが、それだけでは終わらせたくないなあ、なんて気づかさせてくれる。
思うようにいかないことの方が多い人生。
努力さえすればそれが実っていた学生時代と違って、社会に出れば足のひっぱいあいや思わぬミス、意見の違い…。
うまくいかないことを人のせい、環境のせいにしがちなんだけれど…。
そんな”本来の居場所”でない環境に身を置いたときに、自分ならどうするか。
その環境に慣れきって、囚われたままになるのか。”いつか”の”塀”の外での人生に思いを馳せられるのかどうか。
不登校から社会復帰に向かう寸前の子どもに教えてもらった映画。
興奮して語るその子の顔が忘れられない。
夜明け前が一番暗いとはよく言うが、そんな中での一筋の光明。
勇気をもらえる。
アンディはいつ、”あれ”を完成させたのだろう。
奴隷的な生活の中で、蛇のような奴らに目を付けられ追い回されても、望まぬ仕事に無理強い加担させられても、レッドをはじめとする友達も得て、仲間に高校資格も取らせて、刑務所の中でそれなりの”居心地の良い”居場所を確保していた彼。
オペラを流すなんて命令違反をして半ば”死”を覚悟して、それでもかまわないと思う婉曲的な自死願望と、それでもそこまではされまいとの確信との狭間。
そんな中で、ひょっとしたらこのままここで生涯を終えてもいいかもなんて思ってしまったことはないのだろうか?一か八かの危険を冒すよりも。
でも、ある人物の死が、その幻想を打ち破る。
ある人物の行いが、奴隷としての人生に、一石を投じる。
”施設(環境)慣れ”。時として人間に尊厳を与え、時として人間の尊厳を徐々に蝕んでいくもの。
原作未読。スティーブン・キング氏の原作の映画化とな。
聖書がキーなはずなのに、何が悪で、何が善なのか、そんな枠組みすら軽く壊す。それなのに、聖書の一節がとっても効いてくるラスト。すごい。
法で裁ける悪。法に守られた悪。法では裁けない、心や人間関係の中に潜む悪。
刑務所に入ったがために、かえって”悪人になる”というパラドックス。
簡単には割り切れない。
それでいて、完全に悪に染まり切ってしまった者への顛末がすかっとする。
それなのに、情けは人のためならずという展開を期待すると、軽く外してくれる。
アンディとレッドを中心とした友情が展開されるけれど、だからといって、何でも一緒・協力し合ってというべたべたな友情じゃないところが清々しい。
映画紹介のあらすじを読んで、こんな話だろうというのをはるかに凌駕する展開にも驚嘆。
レッドの回想で、アンディをとりまくことが中心に描かれるが、
オペラに聞き入る人々の様子が好き。犯罪予防にモーツァルトの曲を流すと効果があるとどこかで読んだっけ。
図書館で、それぞれ好みの活動に興じる人々の様子が好き。
刑務所に入る前に、あんな風に、知識をつけ、自分のために静かで内省的な時間を持てていたら、犯罪者にならずに済んだ人がたくさんいるのではと思ってしまう。
そんなアンディの行為に巻き込まれて、変わっていくレッド。
レッドの仮釈放許可のきっかけの面接。自分の心に他人を受け入れる心。
上っ面の言葉ではなく、自分の生きざま・心と向き合ったからこその言葉。そんなレッドの変化。
(その変化を演じ分けるモーガン氏がすごい)
何の刺激もない独房の中でさえ、心は自由に羽ばたける。
反対にいろいろな刺激があふれている”塀の外”でも、心が萎縮・囚われれば、鎖につながれて檻の中にいるがごとくに何もできない。
そんな”心”の奥深さに触れ、心が動き出す映画。
何度も繰り返し見るたびに、いろいろな思いを喚起させられる。
2度目の鑑賞では、初見で何気なく流していた場面にハラハラする。
そして、3度目、4度目…と、筋が頭に入っているから、名優たちの演技に酔いしれる余裕ができ、様々な人物に感情移入して鑑賞できる。
奥深い映画。
PS.アンディ役は、最初トム・クルーズ氏が考えられていたとのこと(Wikiより)。ティム氏も裁判での表情とかすごかったけれど、トム様でも観たかったなあ。
評判に偽りなし!良い映画でした。
この、あまりに有名な作品を2021年になって(不惑を越えてからw)鑑賞したという辺りで自分は映画ファン、映画マニアではないなーと思いましたね(笑)
正直、鑑賞前のテンションが(日常的な理由で)低く、「乗っていけなかったら吹き替えにして流し見にしよう」と思いながら再生したのだが…いや、もう、あっという間にエンディングでした。
映画館ではなく自宅でこれだけ集中した映画は久しぶりかも。
ストーリーの巧みさもさることながら、刑務所という重苦しい環境をしっかりと描きつつ、一抹の爽やかさ、希望が見える雰囲気を醸し出しているのが素晴らしい。
そうでなければ、辛いシーン、悲しい展開がけっこうあるので、これほど快い鑑賞感はえられなかったでしょう。
(もちろん終盤の爽快感、解放感は素晴らしいのですが、それだけではないですね、という事ね。)
見て良かったし、見てない方にはオススメしたい一本です。
シンプルなのに面白い
刑務所内での会話シーンばかりなのに面白い。
結局、アンディは本当にやったのか冤罪なのか、最後まで分からないままだったのが少しもやっとした。
脱獄する素振りを全く見せなかったのでまさかの展開で驚いた。
最後、2人が再会できて良かった。
見始めたらあっという間
名作と聞いてからいつか見ておこうと思っていたが、2時間半の時間に抵抗があり、なかなかその気になれずにいた。
ふと思い出して電車に乗りながらNetflixで鑑賞しはじめた。
なるほど、と思った。
時間は長いがテンポがよく、展開があるため見ていて飽きない。
途中30分ほどで、「これは家に帰って集中してみるべき」と思い、一度中断の上、自宅の上映環境を整えて鑑賞。
前評判によってハードルがあがっている場合、だいたいはそれを越えることなく終わってしまうのだが、これは違った。
見終えたとき、自宅鑑賞ながらもなんともいえない壮大な気持ちに浸ってしまった。
それほどまでに物語のスケールが大きいというか、特に終盤の盛り上がりとラストシーンが素晴らしい。
正直、初鑑賞は映画館にしておくべきだったな、と若干後悔もしている。
文句のつけようなく星5つ。
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