ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
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やっと観れました。
昨年、4Kリマスター版で上映が決定されたので、名作を観に行こうとしたら、なんと、近隣の映画館は4K上映ではなかったです。
だったら、家でゆっくり観た方が良いと思い、お正月のまったりした中での鑑賞です。
後味の良い素晴らしい作品です。
皆様のレビュー通りでした。
どう考えても、やっぱり名作すぎる
大昔に見て、これは名作だと思って。久々に鑑賞。すっかりストーリーを忘れていたけども、やっぱり最高に素敵な映画だった。モーガンフリーマン演じるレッドが仮釈放になるか否かの面談で語った更生についてが、凄かったなぁ。感想を安易に言葉にすると陳腐になりそうで、語彙力を放棄。またきっと忘れた頃に見て、感動するんだと思う。
恐怖はあなたを囚われさせ、希望はあなたを自由にすることができます。
『ショーシャンクの空に』は、誰もが感動する映画であり、批判されにくい映画だろう。チャップリンの『キッド』やキューブリックの『2001年宇宙の旅』にも同じことが言えるが、この心温まる映画は純粋に面白いストーリーを語っているだけでなく、映画という芸術の魅力を最大限に引き出す演出が素晴らしく、決して飽きさせることがない。
批評家の言うことを信じれば、この映画はあまり魅力的とは言えない。しかし、この映画の魅力については、批評家よりも大衆の方がよく分かっている。
映画好きの間で絶賛される不朽の名作
主人公の銀行家アンディは、妻とその愛人を射殺したとして、無実の罪でショーシャンク刑務所に収監されてしまう。最初は刑務所生活に戸惑っていたアンディだったが、次第に、彼が持つ不思議な魅力で周りの受刑者達の心をつかみ、特に、アフリカ系の囚人レッドと奇妙な友情を育むことに。そして、20年間ショーシャンクで服役した後、彼は、自分の免罪を晴らす重要な証拠をつかむ……というストーリー。
■2人の友情が絶妙な距離感
レッドとアンディの友情が魅力的。
人種差別がはびこる時代のアメリカで白人と黒人の壁を乗り越えて
互いを尊重し、信頼している関係がすごく良かった。
これが観ていて心地よい、いい距離感なんだよね。
■今までの人生経験や知識を使って状況を改善していく前向きさ。
アンディがへこたれることなく希望を持ち、前向きな行動に心打たれます。
銀行員だったのが幸いして刑務所暮らしでも上手く自分の地位を確立していく
世渡り上手なところも面白かった。しかしあまりにもアンディの知的戦略が素晴らしいので本当は冤罪じゃなかったりして・・・と思ってしまった私ww
■刑務所暮らしが長くなりすぎるとシャバが地獄になる
シャバで生きづらくなる・・ってのは何だか分かるなぁ。
お爺さんにとっては図書係が心地よかったろうに。
日本でもさ、高齢者が故意に万引きして逮捕されようとしてる事案が多いんだけど
1人暮らしで家族がいないとか金銭的に余裕がないとか、
さまざま理由はあるでしょうが社会復帰しづらいことが背景にあるのではないでしょうか。
■流れた音楽「フィガロの結婚」は実は・・・
物語中盤、アンディーが看守の目を盗んで刑務所の放送で音楽を流す。
ひどい毎日を一瞬忘れ空を見上げる囚人たちが印象的なシーンです。
この音楽はモーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』の中の「手紙の二重唱」なのですがイタリア語のため、囚人たちは歌詞の意味は分からず優美な歌声に聞き惚れます。
実は歌詞の内容は【浮気者の夫をニセの手紙で呼び出そうと企んでいる歌】なのですw
相棒のレッドが『イタリア人女性が何を歌ってたか知らない。本当のこと言って知りたくない。分からない方がいいこともある。』と語ってるところがミソですね。
■最後は倍返し
大抵の脱獄映画は、シャバに出ればハッピーエンドですが、
本作の真骨頂はむしろここから!この映画って半沢直樹みたいw
最後の最後にきっちり所長たちへの倍返しでスカッとしました。
■メッセージは『希望』
希望を持たなかったレッドが最後に放つ言葉「希望を持とう」。
笑顔で再開。そして抱き合う2人。もうね・・・ジーーンと感動しちゃいます。
私は雨の場面のあの名シーンよりもラストの2人の笑顔が最高に好きなシーンです。
■ラストの『IN MEMORY OF ALLEN GREENE(アレン・グリーンを偲んで)』
アレン?誰それ?作中にアレンなんて人物出てこないので、
すごく意味ありげに見えるこの一文。
実は、監督の友達の名前らしい。映画の完成前に亡くなったそうです。
確かに素晴らしい映画でしたが、私の㊥では、もっといい映画は沢山あるし
映画通の間で名作ランキング1位とかに選ばれる程、高評価なのは不思議に思いました。
伏線を堪能し希望を抱き励む等身大を体感
2022年劇場鑑賞53本目 名作 85点
2022年劇場にて4Kリバイバル鑑賞。
名実ともに残り続ける作品の所以を肌に感じました。
もうあえて言及しませんが、タイトル通り伏線と希望を感じる大作になっています。
是非。
素晴らしいものは決して滅びない
作品が公開されてから、年月が経った今観ても、素晴らしい映画。
主人公が勝ち取ったビールを囚人たちで青空の下で飲むときの清々しいシーンや、度々の手紙での申請で送ってもらえた本の中にあったレコードを使って、全囚人に聴かせた美しい音楽にみんなが聴き入るシーンなど、心が揺さぶられるような美しいシーンも多い。
わかりやすくて、派手で、おもしろい、そんな映画が溢れる現在、派手な音楽もなく、台詞の多い、地味ながらも美しいこの傑作は、それでも滅びることはないだろう。囚人たち全員があの音楽の本当のよさは理解できていなかったとしても、それでも全員が感動したように。
個人的には、主人公はあの若者が殺されるより前から穴を掘ってたと思うし、脱獄を実行するかは決めていなかったとしても、脱獄を考えていることを誰にも言わずにいたことなどから、常に本当に信じているのは自分だけというか、なかなか怖い現実的な人だなと思った。本気で成し遂げたいことは誰にも言わない、というのは共感できるが。
不遇に屈しないことこそ人生を開く鍵。
絶望に直面したとき、私たちは「必死に生きること」と「必死に死ぬこと」どちらを選んでいるだろうか。まるで人生や社会そのものを表すショーシャンク刑務所での日々が、まさに私たちはそんな世界を生きてるんだと気づかせる。
ショーシャンクという地獄に慣れ、適応し、塀の外への希望を忘れる囚人たち。
そして、妻と愛人を殺した冤罪で28年もの時間を奪われ刑務所で過ごすアンディは、絶望的な状況に飲み込まれることなく「希望」と「知性」をもって、日々を豊かにしていくことと塀の外への自由に目を向け続けていた。
28年もの月日を経ても。死にたくなるような毎日を生きていても。
静かに佇み耐え凌ぐ彼の一つ一つの言動は、実は「生きることへの希望」そのものだったと、結末に向かう物語の中で明かされる展開に、そこまで伏線だったのかと驚かされる。
危険を顧みず自分の働きと引き換えにした仲間へのビールの要求、図書館設立、囚人たちに高卒資格を取得させたこと。アンディは自身が希望をつくり出すことでショーシャンクでの日々の中で正気を保ち、その地獄から逃れることへの希望も捨てていなかった。
「音楽を聴いてた。頭の中でさ。心でも。音楽は決して人から奪えない。そう思わないかい?」「心の豊かさを失っちゃダメだ。」
これらのシーンは音楽、学問、物語、文化、没頭できるものはどんな環境でも心に豊かさを与えてくれると気付かせてくれた。
そして人は積み重ねることでしか、屈しないことでしか人生に希望を見出すことができないんだと教えてくれた。
この作品は希望を持たないレッドと、希望を持ち続けたアンディを対比させながらショーシャンクでの日々を描くが、彼ら2人の壮大な友情物語でもある。仮釈放となったブルックスとレッドとで、前者は希望を見出せず自死を選択したが、レッドはアンディに希望を見出され生きることを選び迎えた結末には、ロマンも感じられる脚本に何度目かの感動を得られる。
理解しようとするほど傑作だと実感する。時代が変われば色褪せてしまうものもあるけれど、この普遍的で核心をついた強いメッセージは、色褪せることなくいつの時代も観る人の心に救いをくれるのだと思う。
名作は本当に名作だった!
!!ネタバレ含みます!!!
僕はあまり名作だからと言って、必ずしも面白いとは限らないと思う
ヒネくれ野郎です笑
やっぱり人それぞれ、価値観や好きなジャンル違うし
捉え方も違うので、名作=好きな映画ではないのだ。
しかも僕は無類のアクション、SF好き!!!!
この【ショーシャンクの空に】も友達に誘われなければ
見ることもなかった、、笑
しかし
結果的に、ぼくが映画のジャンルの【ドラマ、ヒューマンストーリー】を好きになった
きっかけの映画である。
まさに【名作】!!!!!
本当に面白い!!!!
3回観ました!笑
もちろん派手な演出などはありません。
でも引き込まれる
主人公の想い、葛藤、悩み、
社会の不公平さ、汚さ、醜さ
なぜこんなにも面白いのか?
それは、この映画はまさに【今の社会】を表しており
自分と主人公を重ねてしまうからなのだと思います!!!!!
しかし、【自由】【夢】を持って、そこから脱出する姿は
まさに憧れ!!!
辛口なことを書く僕ですが、この映画にはツッコミ部分はありません!
まず!まず観てください!!!
損はないです!!!
個人的に好きなシーンは
主人公の脱獄を決意した時に、友達のレッドに脱獄後の夢を話すシーンで
その表情はマジですごいと思います。
笑っているが、目が笑っていない
そんな表情ができるのは本当にすごい
名作です!
緻密なストーリーで描く二人の男の友情物語
本作は、高評価作品だが、鑑賞タイミングを見逃した作品だった。ようやく、先日のTV放映時の録画を再生鑑賞した。
本作の舞台は、1940年代~60年代のショーシャンク刑務所。無実の罪で終身刑となった元銀行の副頭取・アンディ(ティム・ロビンス)は、この刑務所に収監される。ここで理不尽極まりない非人道的な仕打ちを受けながらも、次第に囚人たちと打ち解け、何でも調達してくれるレッド(モーガン・フリーマン)と友人になる。そして、ふとした切っ掛けで、銀行でのスキルを活かして看守、刑務所長と親密になっていくが、彼は脱獄を計画し、数十年を費やして遂行していく・・・。
本作は、二面性を持っている。表は、刑務所での二人の囚人・アンディとレッドの友情物語を中心にした群像劇である。裏は、脱獄計画である。無実の罪を背負って刑務所で生涯を終えたくない。自由になりたいという強い執念を感じる。正しく“為せば成る”である。
緻密なストーリー展開、出演者の演技は、非の打ち所がない。完璧である。故に、淡々としたストーリー展開だが、胸が熱くなるシーンは多い。しかし、物足りなさを感じる。
何故か。言語表現主体のシーンが多いからだと推察する。本作は、計算され尽した緻密なストーリー展開で、適材適所に巧みに布石を打っている。それを台詞、ナレーションという言語表現で丁寧に説明しているので、目を閉じても理解できるくらいだ。映像表現主体なのは、暴力シーン、脱獄決行シーン、ラストシーンくらいである。
映画は映像表現と言語表現が合体したものであり、視覚と聴覚で楽しむものである。言語表現主体のシーンが多く、目を閉じても作品を理解できるくらいになると、映像表現は活きてこない。映像表現と言語表現のバランスが取れている作品は、観客の視覚と聴覚を刺激するので観客は強く感動する。本作は、名作であることに揺るぎないが、映画における映像表現と言語表現の在り方について考えさせられる作品である。
スクリーンでの上映に感動
もともと大好きでしたので、スクリーンで観れたことが幸せでした。
過酷な物語なのに、目が覚めるような気持ち良いラストで、言わずもがなですが、文句のつけどころがありません。
最高の作品です。
期待値が…
過去に観たのかすら記憶になく、わざわざ4Kで観れる映画館に足を運ぶ。
わざわざ“遠征”したのに、悪いクセで一時間も寝落ち💤
U-NEXTで後日観賞😊
映画より4Kがキレイ過ぎて感動🥺
内容はなんでここまで…絶賛されるのか~??
って感じでしたー
人生に絶望した人にこそ見て欲しい
20の頃か、若い時に一度見た。
端的にしか覚えていない。
特に感動はなかった。
40を超えて再び見た時は、涙が止まらなかった。
アンディの持つ自由な精神がどれほど素晴らしいものか、どれほど得難く、稀有で、魅力的なものか。彼の起こした数々の行動は、その自由な精神によるものだ。
塀の中の世界のように、自分を取り巻く未来に絶望し、人生の苦難の味を知る者ほど、その尊さに心を揺さぶられるだろう。
人生に希望はある。
老いようとも、貧しくとも、居場所がなくとも、精神が自由であれば、心の中の希望は誰にも奪われない。
久しぶりに旅に出たくなった。
自営業だからその気になれば自分は自由で、どこにでも行けるはずなのに、どこにも行けない毎日だった。つまりは心が自由でなかったのだろう。
今の仕事が一段落したら、妻を連れて、口約束だけになっていた旅に出ようと思う。
古い友人に会いに。
バスに乗るレッドと同じように。
刑務所内出世物語。
妻と浮気相手を殺害した罪で終身刑となったアンディが刑務所内でレッド率いる受刑者たちと出会い、刑務所内で生き抜いていく話。
私はこの話、刑務所内の半沢直樹だなと思った。新入りのアンディが、最初は話が通じてかつ古株で"調達係"という重要な役割のレッドと仲良くなり、さらに銀行員の知識を活かしてうまく刑務官と取引をして所長の手伝いまでできるように出世する。
刑務所入りたてで誰ともあまり話さなかった時に所員達や刑務官を観察して既に自分のこの場所での筋道を立てていて、ちゃんとプランBも用意してあった。この人副頭取は名ばかりじゃなくてちゃんとできる人間なんだなと。そして最後にはちゃんと「倍返し」するし。このできる人間アンディを横目で見ながらも何も変えられない変わろうとしないレッド達は、私たち一般ピーポーと同じ。
なので、この刑務所内は私が生きている今の環境そのもの。日々がルーティン化されて変化はなくとも仲間がいて居心地が良いこの場所に浸かれば浸かるほど、徐々に腐っていく。そういうレッドの言葉を聞いた時、自分も既に囚人になってしまっている!と絶望した(笑)
『花束みたいな恋をした』で主人公達が今作を好きという大人を若干小馬鹿にしてたのだが、サブカルクソ野郎大学生が鼻で笑う感じちょっとわかる(笑)スカッとするどんでん返しに、とても爽やかなハッピーエンド、あまりにも出来すぎている。でも、そういう普通の面白いものを小馬鹿にすることほどかっこ悪いことはないのにね。
(原題) The Shawshank Redemption
大好きな作品だから何度も観たことあるけど、劇場では初めて。
必死に生きるか、必死に死ぬか!
希望を持つことの大切さ、前向きな気持ちにさせてくれる映画です。
何よりこの作品を映画館で観れたことが嬉しい。
最近は4Kリマスターされて劇場公開されていますが、とても良い企画だと思います。
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