ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
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糧
名作と名高い本作…名作だった。
生きる上で何が必要かを問いかけてくれる。
希望の源とでも言うのだろうか?
彼にとっては「穴掘り」だった。
毎夜毎夜コツコツと。
20年という月日をかけてコツコツと。
時間が切り取られているような刑務所の中。冒頭レッドのモノローグが語るように膨大な時間との戦いが始まるのだろう。
長い時間をかけて、ゆっくりと殺されていく。それは肉体的な衰えとは別に精神的な死を意味するのだろう。
彼が自らの手で起こした環境の変化。
微々たるものではあるけれど、0ではない。
それが精神的な死を遠ざける。
閉鎖された時間からの脱出なわけだ。
物語の骨組みも素晴らしく、人物設定が後々まで効いてくる。大逆転劇としても清々しい。
後半「希望」というワードが出てくるのだけれど、レッドの解釈の方が正論に聞こえる。「希望という名の絶望」なんて言葉もある。
遂げられない想いは抱え込むだけで重荷になる。彼らの環境を思えば、希望など抱くだけ無駄だと思う。
最後の最後に必ず裏切られるもの、それが希望の正体なんだろうと思う。
それを最終的に覆す。
勿論、そこに至るまでは並大抵の事ではない。
希望を抱くのが困難な環境、この場合は刑務所なのだけれど、壁の外に於いてもやる事は変わらないのだ。
「進め」
どんなに小さな一歩でも「進め」
変えていく努力をしろ。
そういう事なのだと思う。
全ての成功は、そこから始まると言わんばかりだ。
モーガン・フリーマンがやはり素晴らしい。
おそらくならばまだ若いはずなのだけれど、貫禄と存在感が別次元だった。
「パピヨン」のようにヒロイックでも象徴的なシーンがあるわけでもないのだけれど、作品の絵力と構成力は凄まじく…2時間越えの長尺などアッと言う間だった。
小難しいのだろうなぁと、見るタイミングをずらし続けていた本作。思いの他、小難しくもなく…むしろ、きっと何かヒントのようなものを求めて、また見返す事もあるのかな、と思えた。
素晴らしい名作
これは噂どおりの名作でした。
2時間を超えるとても長い作品ですが、途中で飽きることもないストーリー展開。
地道に生きていくことのたいせつさ
正しいと信じることへの信念を持つこと
人と人との友情
本当に多くのことが詰まっています。
とても好きなお話で何度も鑑賞しました。 レッドはアンディとの約束が...
とても好きなお話で何度も鑑賞しました。
レッドはアンディとの約束があったから、出所後悲しい結末にならなかったんだと思います。
全体的によくできていると感じました。
いい映画は何度見ても。
昔見たことがあります。
今回たまたま録画して見たら。
ちょこちょこは覚えているけど、忘れてました結構。
こんなにフリーマンの語りがメインだったっけ?とか。
なのでラスト前のタネ明かしも、拍手喝采。
小さな希望が話を引っ張り、時に坂道を下ることもあるけど。
まさに「小さなことから、コツコツと」。
時にフリーマンの新規ファンの方は、必見です。
ヒューマンドラマに興味を持ったきっかけの映画です
とても有名な作品だったので、謎のプライドで今まで見たことがなかったです。
コロナの影響で暇になったので、amazonプライムで無料で視聴しました。
実話と言われても信じそうなリアルな話ですが、見終わったあとにスッキリとした気分と自分も頑張ろうという気持ちになるいい作品です。
映画を見終わったあと、シャワーを浴びながら両手を広げました。笑
希望を持ち続けた先に
アメリカの刑務所ってタバコ吸って賭けして女優のポスターまで手に入って、収監されてる人達はお洒落な帽子被ってる。ヘマしなければそこそこ快適な様子。希望をなくし環境に慣れてしまうのは死んでるようでも心許せた人ができたら一生懸命勉強するし、まともになりたいと努力する。無実で収監されたアンディは仲間のために自己犠牲をもいとわない、丁寧で強靭で頭のきれは半端ない。有能である事は身を守る。
家族も女性も出てこないけどお互いの思いやりにじわじわ胸をしめつけられる。
アンディがレッドに残した手紙が年齢を気遣いながら希望を与えてくれて優しさに涙が出ます。
メキシコの海で小舟の手入れしているアンディとの再会は美しい空の輝きともに忘れらない最高のエンディングでした。映画完成まえに亡くなった方のリスペクトもまた、素敵すぎます。レッド長生きしてくださいね。
。
希望と友は忘れてはならない
免罪で終身刑として、刑務所で過ごす主人公。
不当な扱いをされながらも、自分の才能をもって、巧みに生活する。
一見、刑務所の管理者に奴隷として扱われているような状況でも、自分を見失わずに希望に向かって突き進む。
希望は捨ててはならないこと。友を大切にすること。
この2点が身に染みた。
伏線やサブのキャラクターにもとてつもなく感情移入できる。
感想をつらつらと
終盤の監獄のシーンは素晴らしかった。
最初から主人公に目的があって動いていく話ではないため、どこに落としどころをつけるのか我々に分からないようにしている。
希望のない老人の死を描いていた後に、希望を失った主人公を描き、「必死に死ぬか、必死に生きるか」と問いかけ、雷雨の夜という不安を煽る情景の中で、主人公は死ぬのだろうとレッドだけでなく我々にも思わせる。
そして朝、点呼に出ない主人公。
あぁ、やはり自殺してしまったのか。と我々が思った時、怒涛の逆転劇が起こる。
レッドによってあとがたり的に語られる脱出後のストーリーはとても爽快だ。
どこの段階から彼が脱出を考え、他の囚人たちを含めて騙していたのか。
長官を煽ったて懲罰房に入れられたのも計画だったのか。
視聴後も良い余韻に浸れた。
終身刑とは死刑よりも軽い刑罰なのだと思っていた。
監獄の中しか知らない、外に希望のない老人
監獄の中に馴染まず、外への希望を忘れない主人公
そして主人公と知り合ったことで外に出て希望を辿れたレッド
とても綺麗な対比構造だと思った。
レッドは最初から出所する気はなかったのかもしれない。
ムショには調達屋としての自分の役割がある、衣食住もなんとかなる、おかしなことをしなければ暴力されることも無い。
外に出てしまえば、今の立場を失い、罪人としてのレッテルを貼られ、年老いてしまった自分には挑戦する気概もない。希望のない、想像するだけで不安な人生。
ただその外には自分の人生に活力を与えた友達がいる。
そこを目指して進もう。
人の心は石ではない。希望は死なない。
非常に考えされらる素晴らしい映画だった。
出会えてよかった。
希望を持つ事を大切に
ティムロビンス扮する銀行の副頭取アンディは、妻の浮気をきっかけに発展した殺人事件の容疑者にされ終身刑になった。ショーシャンク刑務所には、モーガンフリーマン扮する終身刑20年目を迎えたレッドがいた。レッドは、アンディを見くびっていたが見当が違っていた。1カ月経ってアンディはレッドに話しかけてきた。アンディは、調達屋のレッドにロックハンマーを頼んだ。アンディは、看守に節税対策を教え、代わりにビールをみんなに飲ませた。署長や他の看守にも節税対策を行い、アンディは図書係になった。新たな囚人が来てアンディの無実が立証出来そうな話があった。しかし、その話を持ち込んだ囚人は殺された。刑務所には刑務所のルールしか無いのか?
アンディはこの先どうなる? 静かな展開から突然ショッキングな結末へ。やはり希望は大切だ。テーマは渋いが、痛快だったね。
真の友
レッド( モーガン・フリーマン )の穏やかな語りと
表情が、この作品をより魅力的にしていました。
レッドや仲間達と交わす言葉に優しさが滲んでおり、
冤罪に苦しむアンディ( ティム・ロビンス )の大きな救いになっていたのではないでしょうか。
歌曲「 フィガロの結婚 」が流されたシーンでジンと
きました。
カラスのジェイクのお世話をするプルックス( ジェームズ・ホイットモア )の最期が切ない。
冤罪だったにもかかわらず「 妻を追い詰めたのは私。」と呟いたアンディの言葉が印象的でした。
ラストがいい。
NHK - BSを録画にて鑑賞
こんな名作を今まで観たことがなかったということが恥ずかしいと思うくらい名作。
こんな名作を今まで観たことがなかったといういことが恥ずかしいと思うくらい名作。
冤罪による牢獄という絶望的な状況の中、「希望」を捨てなかったアンディに勇気がもらえます。
さらに感動作でありますが、伏線をラストにいっきに回収するエンタテイメントとしての痛快さも持ち合わせた作品です。
ティム・ロビンスとモーガン・フリーマンの演技も素晴らしかった。
有能な銀行マンだったティム・ロビンスは、看守が相続税で困っている話をたまたま聞き、アドバイスをする。 刑務所内で評判になり、やがて所長や刑務所職員たちの税務相談まですることになる。
11月3日文化の日、スポーツジムから帰ってきた。昼食を摂っていると、NHK-BSプレミアムで「ショーシャンクの空に」が見られるとわかって、あわててテレビをつけた。
1994年製作/143分/G/アメリカ
原題:The Shawshank Redemption(ショーシャンクの償い)
原作はスティーブン・キング。
ティム・ロビンス36才
モーガン・フリーマン57才
ティム・ロビンスは妻とその浮気相手を殺した容疑でショーシャンク刑務所に入った。
彼は無実だった。
有能な銀行マンだったティム・ロビンスは、看守が相続税で困っている話をたまたま聞き、アドバイスをする。
刑務所内で評判になり、やがて所長や刑務所職員たちの税務相談まですることになる。
ある日、新入りの入所者から聞いた話。
ティム・ロビンスの妻を殺した真犯人がいるという。
しかし、その新入りの入所者は命を奪われてしまう。
その理由とは?
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
なんじゅっ回も観てますがまた鑑賞。ふと見始めると止まらないよねー。...
なんじゅっ回も観てますがまた鑑賞。ふと見始めると止まらないよねー。
あらためてモーガン若いな!この人は生まれた時からおじいちゃんなんじゃないかと思ってしまうけども。
スティーブンキング、死なないでくれー。永遠に描き続けてくれえー。
生きる気力を失った時にもう一度観たい
恩師におすすめされ、やっと観ることができた。
長かったけど観られてよかった。
観終わった後の安心感とすっきり感。
穴を掘るためのハンマー、それを隠すためのポスター、ハンマーを隠すための聖書、怪しまれず信用を得るための行動。
アンディの頭の良さと緻密で地道すぎる脱獄計画には脱帽せざるを得ない。
友情で固く結ばれた人達が再会するシーンってどうしてあんなにほっとするのでしょうか。
結局アンディは冤罪なのかどうかがとても気になってしまったが、そこはあえて描かないのがまた良いのかもしれない。
結末や伏線が分かった状態で2回目、3回目観るのも楽しそうなので、細かい描写を忘れた頃にもう一度観たい。
どちらの生き方を選ぶか
主人公のセリフに原作者スティーブン・キングの哲学が現れている。
get busy living or get busy dying
生きるのに忙しいか、死ぬのに忙しいか。
(人生は忙しい。どうせ忙しいのなら) 俺は生きるほうを選ぶ。
不撓不屈の長い闘いの物語の運びと役者達の演技に説得力があり、観る者に勇気を与える作品。
20201022 最高でした
1994年の映画だったんですね。もう2020年。
ずっと前から気にはなっていて、全然見れてなかった作品でした。
どんな結末になるかと、ずっとハラハラさせてくれる映画でした。
ずっと観てなかったのがもったいなかった。もっと早くに見ておけばよかった。
本当に良い作品だと思います。
ブルックス悲しかったです。
k
何度見ても
初めて鑑賞した日から約7年。
当時の熱は干からびず、無我夢中でかじりついて今回も見ることができた。この映画の魅力は何か。この映画を鑑賞し、号泣することは無い。
ただ、魅入る。それこそがこの映画の魅力の1つである。モーガンフリーマンの語りは心にスッと入りそして重く沈み込む。
映画の見始めは刑務所に窮屈感を覚える
しかし、次第になぜかその窮屈感は忘れ、中盤のシャバの方が窮屈にすら覚える。
感情移入をしたのであろう。
この映画は多くの人に感動を与えるが、その一方で感情移入できないと答える方もいる。
それはそのはずである。
「終身刑は人を廃人にする刑」だから。
恐らく、感情移入できないと答えた方は逆にできているからこそそう感じるのである。
それほどまでに、見る側に気づかせず
刑務所の空気を伝えたこの作品は圧巻である。
見終わったあと、何日経っても良い。
この映画に即効性の感動は求めない。
しかし 、心の中にこの映画は生き続いていく。
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