季節を売る男

劇場公開日:

解説

ある男が彼をとりまく環境により、没落していく姿を描く。監督・脚本は「自由の代償」のライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、撮影はディートリッヒ・ローマンが各々担当。出演はハンス・ヒルシミュラー、イルム・ヘルマン、ハンナ・シグラなど。16、イーストマンカラー・スタンダード。

1971年製作/西ドイツ
原題または英題:Der Handler der vier Jahreszeiten
劇場公開日:1977年10月7日

ストーリー

ハンス(ハンス・ヒルシミュラー)が外国人部隊より戻ると、母は「出来そこないだけが生き残るのさ」と言う。もともと機械工志望だったハンスは、進学を強要されるのが嫌で、外国人部隊に入ったのだ。やがて彼は結婚し、警官になるが、売春婦の誘惑に負け、解雇される。そして彼は荷車で果物を売って生計をたて始めるが、妻(イルム・ヘルマン)も彼を苦しめるだけで、愛してはいなかった。彼の理解者は誰もいない。やがて彼は酒に溺れるようになり、乱暴をうける妻は離婚を迫まる。が、彼は心筋梗塞で倒れ、この入院がきっかけで2人のよりは戻る。退院したハンスは1人の男を助手として働くが、妻は男と浮気。だが、これがハンスにばれてしまった。この男が辞めていった後、ハンスは旧友に仕事を手伝ってもらい、商売も軌道に乗り、彼も肩身のせまい思いはしなくてすむようになる。しかし、ハンスはふさぎがちになる一方だった。そんな彼はもはや自分の存在理由が思い出せなくなり死を決意する。行きつけの酒場で妻や旧友を前にした彼は、それぞれの名を呼びつつ杯を重ねながら、発作で死んでいくのだった--。

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