ゴッドファーザーPARTIII

劇場公開日:

解説

暗黒街に君臨するマフィアのファミリーの半世紀に及ぶ年代記を綴るシリーズ完結篇。エグゼクティヴ・プロデューサーはフレッド・フックスとニコラス・ゲイジ、製作・監督は前2作に続き「ニューヨーク・ストーリー」のフランシス・フォード・コッポラ、脚本はマリオ・プーゾとコッポラの共同、撮影はゴードン・ウィリス、音楽はカーマイン・コッポラが担当。出演はアル・パチーノ、ダイアン・キートンほか。ビデオ化の際7分の追加シーンを加えた再編集版が製作されている。

1990年製作/162分/アメリカ
原題または英題:The Godfather Part III
配給:パラマウント=UIP
劇場公開日:1991年3月9日

あらすじ

父ビトーからコルレオーネ・ファミリーのドンの地位を継承したマイケル(アル・パチーノ)が、ファミリーの存続のため兄フレドを殺してから20年を経た1979年。マイケルはバチカンのギルディ大司教(ドナル・ドネリー)と手を結び、ファミリーの永続的な繁栄を図ろうとする。しかしオペラ歌手をめざす息子アンソニー(フランク・ダンブロージョ)はそんな父と反目し合っていた。マイケルのカトリック教会からの叙勲を祝うパーティーの席上で、マイケルは10年前に別れた妻ケイ(ダイアン・キートン)と再会する。そしてそこにはマイケルの妹、コニー(タリア・シャイア)がファミリーの後継者にと思って連れてきた長兄の故ソニーの息子ヴィンセント(アンディ・ガルシア)の姿もあった。マイケルの娘メリーは従兄ヴィンセントに運命的な愛の予感を覚えてゆく…。かつてのコルレオーネ家の縄張りはジョーイ・ザザ(ジョー・マンティーニャ)によって牛耳られていた。ファミリーが犯罪から手を引き、合法的な仕事に移ることを宣言したマイケルはザザの配下にいたヴィンセントを自分のもとに置き、後継者として育てようとするが、そのことを契機にザザとヴィンセントの抗争が表面化し、暴力沙汰が起こってしまう。そんなヴィンセントにファミリーの記事を書くことを目的とした女性ジャーナリスト、グレイス(ブリジット・フォンダ)が接近する。一方、マイケルはB・J・ハリソン(ジョージ・ハミルトン)を新たな片腕として大司教との契約にこぎつけようとしていたが、法王の突然の発病で危機に直面する。そんなある日、父と和解したアンソニーのオペラ・デビューが決まり、ファミリーはその発祥の地であるシシリーに集まった。今、オペラの幕が上がろうとしている。だが、敵の手もすぐ近くに忍び寄り、オペラの最中にボディ・ガードが殺される。そして上演後の拍手喝采のあと、外に出たマイケルに向けて銃が放たれた。だが狙いははずれ、撃たれたのはメリーだった。マイケルの叫び声が響く。それから数年後、家の庭に腰かけていたマイケルに、静かな最期が訪れるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第48回 ゴールデングローブ賞(1991年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) アル・パチーノ
最優秀助演男優賞 アンディ・ガルシア
最優秀監督賞 フランシス・フォード・コッポラ
最優秀脚本賞 フランシス・フォード・コッポラ
最優秀作曲賞 カーマイン・コッポラ
最優秀主題歌賞
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映画レビュー

4.03作目初めて見た。 マイケル・コルレオーネが ファミリーのために、...

2025年4月19日
PCから投稿

3作目初めて見た。
マイケル・コルレオーネが
ファミリーのために、組織をマフィアの世界から
堅気の世界にしようと奮闘してきたのに、
歳をとって、糖尿病になりながらもマフィアの宿命からは逃れられない。
終盤でオペラの曲が流れながら、
マフィア同士のせめぎ合いの一連の映像や、
アル・パチーノの慟哭シーン見応えあったし、
若かりし頃のアンディ・ガルシアが
イタリアンな色気漂う顔しているのだが、
想定外に胸毛が濃かった。
アンディ・ガルシアの胸毛も見どころの一つだ。

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あとぅーし

4.0ようやくテーマ曲が

2025年1月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

年をとったマイケル。孤独と責任は、彼を蝕む。でも、マイケルを素直に信じる娘のメアリーだけは、ただ一つの彼の癒し。家業の方も順調で、汚い仕事から離れて、まともな仕事で稼いでいる。そこに、バチカンから相談があり…。

バチカンを絡ませたせいか、話が大仰になり、繊細な心情表現があまりない。登場人物も多く、相関図が頭に入らない。バチカンの補填のため、裏の仕事から完全撤退したいのに結局できず、また粛清の嵐。まあ、マイケル本人というより、甥のビンセントがやってるんだけど、なんだかトホホである。

プロデビューできるほど歌が上手いことが判明した、マイケルの息子アンソニーは、念願かなってオペラに出演する。その舞台の進行と並行して、密かに行われる暗殺。ドン・アルトべッロを毒殺しようとするコニー、ゴッドマザー誕生である。そして、終盤にたたみ込むように、次々と人が殺されてゆく。ラスト、マイケルの愛娘メアリーは、父の代わりに凶弾を受ける。マイケルの人生の収支はこれで決し、以後は奪うことも奪われることもなくなった。因果は巡りきったかな。

それにしても、ゴッド・ファーザーのテーマといえば思い浮かぶあの旋律が、3作目の中盤になってやっと登場するとは。この曲が1作目から使われてたら、かなり違うだろうな。

BS12の放送を視聴。

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ぷにゃぷにゃ

4.0面白いね

2024年11月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

難しい

ヘリコプターからの襲撃すごいね

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symi

3.5コッポラの娘が卑しく感じて共感できない!

2024年5月31日
PCから投稿

怖い

興奮

知的

コッポラの娘が卑しく感じて共感できない。3部作では最低評価!今まで殺してきたその因果応報。
自分の娘が殺され、泣き叫ぶシーンに、じゃあ、お前の殺してきた多くの被害者の肉親の悲しみはどうなるの?とつっこみたくなる。

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wendytiger

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