さよなら、僕のマンハッタン

劇場公開日:

さよなら、僕のマンハッタン

解説

「(500)日のサマー」「gifted ギフテッド」のマーク・ウェブ監督が、サイモン&ガーファンクルの名曲「ニューヨークの少年(The Only Living Boy in New York)」に乗せ、ニューヨークで暮らす青年の恋愛や成長を描いたヒューマンドラマ。大学を卒業して親元を離れたトーマスは、アパートの隣室に越してきた、W・F・ジェラルドと名乗る不思議な中年男性と親しくなり、人生のアドバイスを受けるようになる。そんなある日、父のイーサンが愛人と密会している場面を目撃してしまったトーマスは、W・Fの言葉に後押しされ、父の愛人ジョハンナに近づく。謎めいた隣人W・Fと父の愛人ジョハンナとの出会いを通して、それまで退屈で平凡だったトーマスの人生に変化が訪れる。未発表の優れた脚本を連ねたハリウッドの「ブラックリスト」に入っていたアラン・ローブによる脚本に、「(500)日のサマー」製作以前のウェブ監督がほれ込み、10年以上をかけて映画化を実現。主演は「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」で主人公の兄テセウス役に抜擢された注目株カラム・ターナー。

2017年製作/88分/G/アメリカ
原題:The Only Living Boy in New York
配給:ロングライド
劇場公開日:2018年4月14日

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映画レビュー

3.0文化都市NYCの未来を1人の青年に託す

2018年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

楽しい

一時期、ハリウッド映画と言えばニューヨークが舞台だった(極端に言えば)時代があった。観る側にもそれなりの知識があるから、自分なりにロケ地を確認して自己満足したり。しかし、9.11以降は今はなきそれ以前のニューヨークに思いを馳せる、例えば「ザ・ウォーク」のような映画はあっても、舞台としてのニューヨークが物語を牽引するような作品はめっきり少なくなったように思う。そこで、マーク・ウェブの新作は、今や文化の発信源としてはすっかり斜陽になったニューヨークの色々を、あえて会話の中や風景に盛り込み、そこから自分なりの人生をスタートさせていく青年、トーマス自身に、カルチャーシティ、NYCの未来を託そうとしている。それは新しい視点だ。だから、雑誌の"ニューヨーク特集"的な楽しさを期待したら裏切られるので、ご用心を。

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清藤秀人

4.0甘酸っぱい青春恋愛劇と思いきや!?

2023年11月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

何の予備知識もなしで観たので、観終えて良い意味で何とも不思議な気分に。マンハッタンを舞台に爽やかな音楽と映像が、本来観るに堪えないはずの泥沼恋愛劇を甘酸っぱい青春モノに変えていく。
そして、よくよく考えるとストーリー展開としては現実味が薄いにもかかわらず、そのあたりは全く安っぽく映らず、むしろフランス映画さながらの奥深い雰囲気を醸し出しながら、淡々とそれでいて情熱的に進んでいく。これはまさにマジックとしか言いようがない。短めの構成も、複雑な内容をシンプルに描き切っていて好印象。
観賞後に初めて知ったことだが「ファンタスティック・ビースト」2作目の配役、なるほどそうだよね!

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いけい

3.5若造の勝手場所も場所も狭い範囲の物語

2022年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

物語が進むにつれてどんどん人間関係がややこしくなる。
「誰が幸せになってん」と言いたくなる。
一人の男の成長に色んな人間を不幸にしていったのではないか?

NYは行ったことがないけれど舞台を東京に移してもいけそう。
脚本はおもしろかったと言うことかな?
ちょっと怖そうなおっさんが主人公に影響を及ぼしていく。
恋の場面以上におもしろかった。

ジェフ・ブリッジス、なかなかやるなあ。

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Elton Shin

3.5大人だな〜本当、大人な映画〜〜

2021年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、

これからは「星のナターシャnova」

以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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お父さんの浮気現場を目撃!なんて少々訳ありな予告編で
BGMがサイモンとガーファンクルのウディ・アレン的作品?
と勘違いしそうですが、全然違うので、
ウディ・アレンアレルギーの方も安心見られます。
(そりゃ、お前だろ~~(笑))

大学を卒業したのに自分の将来を決めかねてる若者と
ちょっと不思議な中年男のやりとりと言うと
説教くさい内容を想像するけど
そこはやっぱ現代風なのでそう言う感じはないですね。

大人の狡さと、大人だからこその愛情と両方が交錯する
なかなかに見応えのある家族ドラマです。

で、月に8本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては

オチは、途中でちょっと感じましたが
別にそんなにがっかりしませんでした。
そこへ行くまでのドラマ部分が素敵でしたね。
マンハッタンの階級差や地域差もうまく生かされていたし
やっぱり様々な人がいて様々な文化が混ざり合う街の
いろんな「大人の事情」は最先端な新しい時代の
「ものの捉え方」を示唆してくれます。

脚本、良かった!!

主演のカラム・ターナーもいい!
繊細そうに見えて、案外しぶとい(笑)
でないとあんなことはできないよね〜
最初は細っぽいダメ兄ちゃんだったのに、
最後はいい感じに成長してました。

ピアース・ブロスナンも最近はいいですね。
往年の二枚目が年齢を経て、肩の力の抜けた
いい演技派になって行くのは観てて嬉しい。

最近のニューヨークやマンハッタンが舞台の
良質な人間ドラマを AMAZON CONTENT SERVICES LLC が
積極的に作ってて新しい流れを感じてます。
米、アカデミー賞のコメントでも話題になった
クメイル・ナンジアニの実話を映画化した
「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」
も AMAZON CONTENT SERVICES LLC の作品だったしね。

ちょっと以前の都会的な大人のドラマと言えば
ウディ・アレン!という感じでしたが
今や人種やジェンダー問題を無視した作品は
時代に合わない。
これからの
AMAZON CONTENT SERVICES LLC の作品に期待したいです。

@もう一度観るなら?
「配信でじっくり、そこ、もう一回!とか戻しながら観たい」

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星のナターシャnova