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解説

クロード・ブリュレ、アネット・ワドマン、ミシェル・ボワロンの三人の共同になるシナリオを「お嬢さん、お手やわらかに!」のミシェル・ボワロンが監督した。撮影はジャン・マルク・リペール、音楽は「白い恋人たち」のフランシス・レイが担当している。出演は「サムライ」のナタリー・ドロン、新人ルノー・ベルレー、ロベール・オッセンなど。

1968年製作/フランス
原題:La Lecbon Particuliere
配給:東和

ストーリー

一流学校の哲学科に在学中の一八歳のオリビエ(R・ベルレー)は、ふと知りあった年上の女フレデリク(N・ドロン)に強く心を惹かれた。彼女は、有名なイタリア人レーサー、フォンタナ(R・オッセン)の愛人だった。ある日、インディ・レースの実況を見たいというフレデリクのためオリビエはテレビをくめんしたり、わざと英語の翻訳をたのんだりして彼女の関心をひくよう心がけた。そんなオリビエをフレデリクとしてもうれしくないわけはなかった。一方ではフォンタナへの愛に、他方でオリビエの一途な気持に、フレデリクの心はゆれた。彼女はひとりでスキー場に出かけた。そのスキー場にオリビエ一家も来ていた。手に手をとってスキーを楽しんだ日の夜、オリビエはフレデリクの部屋にしのびこんだ。二人はベッドに入った。がその時電話が鳴った。アメリカにいるフォンタナからだった。オリビエは怒りに燃え、憤然と部屋を出た。しかし彼の青年らしい自尊心も長くは続かなかった。翌日の夜パーティをぬけだした二人は、激しく愛し合った。パリに帰ってからも二人の愛は続いた。そんなある日、フォンタナが帰って来た。アパートで二人の姿をみたオリビエは、自分たちの愛が終ったのを知った。数日後、オリビエはフォンタナの待ち伏せをうけた。あの日以来、フレデリクが姿を消したとのことだった。オリビエは、直感で、フレデリクの居場所をつきとめた。彼女は、オリビエとの愛にかける決心をしていた。が、オリビエはフォンタナに彼女の居場所を電話で知らせ、去っていった

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映画レビュー

3.5少年から青年への通過点を描くフランス映画の繊細さ

Gustavさん
2020年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、TV地上波

コレット原作クロード・オータン=ララ監督の「青い麦」に繋がるフランス映画得意の青春恋愛の´60年代を象徴する作品。ナタリー・ドロンとルノー・ベルレーが主演して人気スターになり、フランシス・レイのテーマ曲がヒットした。五月危機直前の制作と思われるが、学生運動などの政治社会的側面は省略され、高校男子と年上の女性の切なくも情熱的な恋の顛末が繊細に描写されている。ある意味、青春の通過点を共有する普遍性に意味があった時代の最期かもしれない。´70年代に起こる表現の自由により、恋愛映画の姓描写が解放されるに従って、題材としては陳腐なものになってしまった。
主人公オリビエの高校生活の描写がいい。友人やお手伝いさんとの関係性も丁寧にスケッチされて、高校の授業風景も写実的で興味深い。哲学の授業が”ゼノンのパラドックスの二分法”というもので、オリビエは全く興味を示していないが、A地点をオリビエ、B地点をフレデリックに当てはめると、意味深な解釈が出来る。ベルレーは青春スターの扱いで、けして演技派ではないが、このオリビエ役はとてもいい。別れを覚悟した憂いの表情に小雨が降り注ぐ名ラストシーン。ナタリー・ドロンはアラン・ドロンのパートナーとしての見られ方だったが、このはまり役で一気に人気スターになる。一年後アラン・ドロンと別れるが、その後の発言に(結婚には失敗したが、離婚には成功した)とあった。フレデリックが言いそうなセリフではないか。

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Gustav

4.0年上の女性に憧れる時期

kossyさん
2020年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 年上の女性への憧れを描いた映画が流行った時期があった。もちろん俺も若い頃はちょっとは憧れたもんだ。だからこの手の映画がテレビ放映されると必ず見たような・・・

 家は裕福。女中とも関係があるようで、友人にも相手させたりする。そんな彼が恋したのはレーサーであるフォンタナの恋人フレデリック。最初はスポーツカーのエンジンをかけてあげて、次はテレビを貸してあげる。そして次なる口実は英語詩を訳してもらうこと。休暇にはアボリアッツへのスキー旅行。なんだか偶然が多すぎるような気もするが・・・

 友人ジャン=ピエールの家に行ってるという親に対する口実を作ったのに、ジャン=ピエールが女中といたしてしまってるから始末が悪い。2人の仲も順調に発展し、レーサーの彼とも別れる決意をしたフレデリック。そんなとき、彼女の部屋にフォンタナがいた・・・

 フランシス・レイの情熱的で官能的な音楽がぴたりと合っている。しかも晴れやかに別れるところもいい。

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kossy
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