個人教授
劇場公開日:1969年4月26日
解説
クロード・ブリュレ、アネット・ワドマン、ミシェル・ボワロンの三人の共同になるシナリオを「お嬢さん、お手やわらかに!」のミシェル・ボワロンが監督した。撮影はジャン・マルク・リペール、音楽は「白い恋人たち」のフランシス・レイが担当している。出演は「サムライ」のナタリー・ドロン、新人ルノー・ベルレー、ロベール・オッセンなど。
1968年製作/フランス
原題または英題:La Lecbon Particuliere
配給:東和
劇場公開日:1969年4月26日
ストーリー
一流学校の哲学科に在学中の一八歳のオリビエ(R・ベルレー)は、ふと知りあった年上の女フレデリク(N・ドロン)に強く心を惹かれた。彼女は、有名なイタリア人レーサー、フォンタナ(R・オッセン)の愛人だった。ある日、インディ・レースの実況を見たいというフレデリクのためオリビエはテレビをくめんしたり、わざと英語の翻訳をたのんだりして彼女の関心をひくよう心がけた。そんなオリビエをフレデリクとしてもうれしくないわけはなかった。一方ではフォンタナへの愛に、他方でオリビエの一途な気持に、フレデリクの心はゆれた。彼女はひとりでスキー場に出かけた。そのスキー場にオリビエ一家も来ていた。手に手をとってスキーを楽しんだ日の夜、オリビエはフレデリクの部屋にしのびこんだ。二人はベッドに入った。がその時電話が鳴った。アメリカにいるフォンタナからだった。オリビエは怒りに燃え、憤然と部屋を出た。しかし彼の青年らしい自尊心も長くは続かなかった。翌日の夜パーティをぬけだした二人は、激しく愛し合った。パリに帰ってからも二人の愛は続いた。そんなある日、フォンタナが帰って来た。アパートで二人の姿をみたオリビエは、自分たちの愛が終ったのを知った。数日後、オリビエはフォンタナの待ち伏せをうけた。あの日以来、フレデリクが姿を消したとのことだった。オリビエは、直感で、フレデリクの居場所をつきとめた。彼女は、オリビエとの愛にかける決心をしていた。が、オリビエはフォンタナに彼女の居場所を電話で知らせ、去っていった