クロウ 飛翔伝説

劇場公開日:

解説

墓場から蘇った不死身のヒーローの哀しみに満ちた復讐を通して、愛の不滅をうたうダーク・ファンタジー。主演のブルース・リーの遺児ブランドン・リーが、撮影中の発砲事故により28歳で死亡し、本作が遺作となった。彼の出演場面はほとんど撮り終えていたが、残された場面はコンピュータのデジタル合成(ドリーム・クエスト・イメージズ担当)により完成された。また、全編に流れるオルタネイティヴグランジ・ミュージックなど、ジェネレーションXのカルチャーを積極的に取り入れた点も注目される。ジェームズ・オバーの同名カルト的コミック(キネマ旬報社)を「エルム街の悪夢5 ザ・ドリーム・チャイルド」などホラー専門の脚本家デイヴィッド・J・スコウとサイバー・パンクSFの旗手である小説家のジョン・シャーリーが脚色。監督にはオーストラリア出身で「スピリッツ・オブ・ジ・エア」のアレックス・プロヤスが当たった。撮影は「蜘蛛女」のダリウス・ウォルスキー、音楽は「夢の涯てまでも」のグレアム・レヴェルで、主題歌はジェーン・シベリーのIt Can't Rain All Time。美術は「バーチャル・ウォーズ」のアレックス・マクドウェル。共演は「愛が微笑む時」のアーニー・ハドソン、「蜘蛛女」のマイケル・ウィンコットほか。

1994年製作/アメリカ
原題または英題:The Crow
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1994年9月17日

ストーリー

退廃と欲望渦巻く近未来都市。今日も冷たい雨が降りしきる町の片隅で、墓場からロック・ミュージシャンのエリック(ブランドン・リー)が蘇った。この世と冥界とを結ぶ神秘的なカラスのパワーを得た、彼は一年前のハロウィンの夜、自分と恋人シェリー(ソフィア・シャイナス)を惨殺したものたちへの復讐を開始する。まずティン・ティンを血祭りに上げ続いてギデオンの質屋に現われたエリックはティン・ティンが売ったシェリーの婚約指輪を取り戻すと店に火を放った。そこへ、1年前の事件を担当した警官のアルブレヒト(アーニー・ハドソン)が駆け付け、エリックは彼に犯人たちの死を予告する。彼は次いで、自分とシェリーの良き友人だった少女サラと再会する。エリックは一味のファンボーイとの情事とドラッグに耽るサラの母親ダーラ(アンナ・トムソン)を救い、母親としての務めを果たすように諭す。一方復讐者の存在に気づいた街を牛耳る犯罪王トップ・ダラーはその正体を探らせる。エリックはダラーのアジトに乗り込み、壮絶な銃撃戦の末に一味を倒すが、ダラーはサラを誘拐して逃走した。エリックは敵が待ち受ける教会に赴くが、ダラーの腹心グランジ(トニー・トッド)にカラスを撃たれ、不死身のパワーを失う。そこへアルブレヒトが現われて窮地を救った。ダラーを倒したエリックは、静かに眠りについた。

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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

3.5Too Much Fun, Somebody Died

2024年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

Crow is nostalgic 90's fun in a gothic tale set against the backdrop of Alex Proyas' Dark City in an era where every room and corner blasted groovy butt rock. It's like if Tim Burton made Deadpool; no surprise it's adapted from a lesser known comic series. A merciless tale on revenge for death, like Jack Skelington cast in Kite. Basically every living character good and bad is addicted to heroin.

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Dan Knighton

4.5雰囲気を漂わせる演技力

2024年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

我が師ブルース・リーの息子ブランドン・リーの遺作。 あまりにも父が偉大なためブランドンの映画はあえて避けていました。 もう30年も経つため解禁しました。 ビックリしました。 凄い映画じゃないですか・・・ もう格闘技に特化せずストーリーを追い 演技力で魅せ雰囲気を漂わせているじゃないですか。 このまま演技派俳優として道が見えていたのに・・・ 婚約者とともに殺されてカラスの力で復活した主人公。 背中で哀愁を見せて音楽・映像がこの映画を格別なものにしてくれています。

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tom

4.5ブルース・リー

2024年9月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

と同じく親子共に撮影中のピストルの実弾で亡くなるなんて、誰かの陰謀としか… 映画の様に甦って真実を伝えて欲しい。 酷い殺され方をしたカップルがカラスによって甦り復習を果たす。 主人公の風貌がダーク系なので、最初は不気味な印象を持ったが、ストーリーが進むに連れ感情移入が出来た。

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REpower

4.5ブランドンリーがかっこいい

sさん
2024年9月14日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

興奮

止まない雨はない

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s