愛しのエレーヌ ルルーとペリシエの事件簿

劇場公開日:

解説

判事と容疑者の奇妙な関係を描いたラヴ・コメディ。「レ・ブロンゼ」シリーズに始まるミシェル・ブラン主演の“お騒がせシリーズ”の完結編というべき一編で、パトリス・ルコント監督が恋愛ものと刑事の融合を狙った作品。フランスでは30万人を動員した。製作は「夢見るシングルズ」のクリスチャン・フェシュネール、撮影も同作のロベール・フレス。共演は「ワンダーウォール」のジェーン・バーキン、短編「パトリス・ルコントのボレロ」のジャック・ヴィルレほか。

1983年製作/90分/フランス
原題または英題:Circulez Y'A Rien a Voir
配給:アルシネテラン
劇場公開日:1996年11月17日

ストーリー

チビのルルー(ミシェル・ブラン)とノッポのペリシエ(ジャック・ヴィルレ)は凸凹刑事コンビ。小切手帳盗難事件の捜査に当たった彼らは、画廊のオーナーの未亡人エレーヌ(ジェーン・バーキン)の屋敷を訪れた。彼女は事件と無関係とわかったが、ルルーは彼女にひと目惚れ。その日から、何かと口実をつけては彼女を警察に呼び出したり尾行したりして、何かとエレーヌとの接近を図ろうとする。そんな彼のしつこさに、エレーヌはうんざり。ところが、彼女の豪華な生活ぶりを目にするうちに、ルルーは彼女にまつわる意外な事実を知る。エレーヌは恋人マルクの指図で盗品の絵画を売っていたが、そのマルクが風呂場で急死。「私が殺したと疑われる」と言う彼女を助けるため、ルルーは死体をセーヌ川へ捨てる。海外に逃亡する彼女を見送ったルルーだが、自分にも捜査の手が及びそうになったのを知って、彼女と同じ飛行機に乗り込むのだった。

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