ある日どこかで

劇場公開日:1981年1月31日

解説・あらすじ

「地球最後の男オメガマン」「激突!」などで知られるSF作家リチャード・マシスンの同名小説を映画化したタイムトラベル・ファンタジー。1972年、母校で自作舞台の初演を迎えていた新進劇作家のリチャードは、白髪の老婦人から古い金時計を渡される。その8年後、母校を再訪した彼は街のホテルにかかっていた肖像画に心を奪われる。そこに描かれた美女は、かつての老婦人の若き日の姿だった……。主演は「スーパーマン」のクリストファー・リーブ。監督は「ジョーズ2」のヤノット・シュワルツ。

1980年製作/103分/G/アメリカ
原題または英題:Somewhere in Time
配給:CIC
劇場公開日:1981年1月31日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

4.5【”白髪の美しき老婦人は若き劇作家の僕に金時計を渡し“帰って来て”と言って消えた。”今作はSF作家ジャック・フィニィへの敬意に満ちたファンタスティックタイムトリップラヴストーリーの逸品である。】

2025年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

■1972年。若手劇作家・リチャード・コリアー(クリストファー・リーヴ)は母校ミルフォード大学で初演を迎える。
 そこに老婦人が現れ、リチャードに金時計を手渡し、「帰ってきて」という謎の言葉を残し去っていく。
 数年後、リチャードはグランド・ホテルの416号室に掲げられた1枚の美しい女性の肖像画に心を奪われる。
 そして、彼はその肖像画の人物を図書館で調べ始めると、彼女は1912年にグランド・ホテルに泊まっていた新進舞台女優エリーズ・マッケナ(ジェーン・シーモア)という人だと分かる。
 リチャードはエリーズ・マッケナへの思いを断ちがたく、1912年へタイムトラベルするべく、トライするのであった。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・作品構成、劇伴の優雅な美しさ、舞台女優エリーズ・マッケナを演じたジェーン・シーモアの、気分溢れる美しさとチャーミングさ、若手劇作家・リチャード・コリアーを演じたクリストファー・リーヴの、男らしい魅力ともほぼパーフェクトに近い作品だと思う。

・そして、劇中にJ・フィニィ博士の「時の流れを越えて」という本が映され、リチャード・コリアーがそれをヒントに、1912年のグランド・ホテルにタイム・トリップするシーンなど、今作はリチャード・マシスンが自身の原作を脚色したモノであるが、彼自身がSF作家で多くのタイムトラベルの秀作を残したジャック・フィニィへの敬意を込めた作品だと思う。ジャック・フィニィの作品は、文庫で数作読んだが、どこかノスタルジックに溢れ、且つ物悲しいモノが多かった記憶があるが、今作は見事にそのテイストを映像化していると思う。

・リチャードとエリーズ・マッケナが、60年の時を越えて出会い、エリーズの未来が読める不思議なマネージャー、ロビンソン(クリストファー・プラマー)の妨害に遭いながらも、逢瀬を重ねていくシーンは実に美しい。

<そして、ラストの悲劇的な結末も、この物語に強烈な余韻を残すのである。今作はSF作家ジャック・フィニィへの敬意に満ちたファンタスティックタイムトリップラヴストーリーなのである。逸品であろう。>

コメントする 1件)
共感した! 13件)
NOBU

5.00197 ただでさえジェーンシーモアにうっとりなのに

2024年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1981年公開
友人の映画評論家がこれは見とけ、と。
見てびっくり!
ただでさえジェーンシーモアにうっとりなのに
物語が出来過ぎ。
こんな肖像画見たらフラフラと時空を超えたいと思うよね。
実物見たらもう夢心地になるよね。
完全にクリストファーリーブに感情移入する。
でも悲劇的に再会すると今度はジェーンシーモアの方に
入れ込んでしまう。
ジェーンシーモアを見て守ってあげたい、
と思わない奴いる?
自薦第5位
100点

コメントする (0件)
共感した! 6件)
NWFchamp1973

3.5仙台日之出セントラルで鑑賞

2024年6月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ジェーン・シーモアの美しさと、ジョン・バリーの旋律がいつまでも心に残る名作。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ムーラン

4.0私のところへ帰って‼️

2024年5月18日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

楽しい

愛する人のために時を超え、命も犠牲にという究極のロマンティックSFラブストーリーですね‼️1972年、主人公は謎の老婦人から古い金時計を渡される。そして8年後、彼は古い肖像画の女性に魅せられ、それが老婦人の若き日の姿であることを知る。そして彼は若き日の彼女に会うため、幾度かの失敗の末、タイムトラベルに成功し、ようやく彼女と出会い、恋に落ちる・・・‼️悲しいメロドラマと、ワクワクするタイムトラベルの組み合わせ‼️好きですねぇ、この世界観‼️クラシカルな雰囲気がよく似合うヒロイン、ジェーン・シーモアの美しさはホントに時代を超えてる‼️

コメントする (0件)
共感した! 12件)
活動写真愛好家