ある日どこかで

劇場公開日:1981年1月31日

解説・あらすじ

「地球最後の男オメガマン」「激突!」などで知られるSF作家リチャード・マシスンの同名小説を映画化したタイムトラベル・ファンタジー。1972年、母校で自作舞台の初演を迎えていた新進劇作家のリチャードは、白髪の老婦人から古い金時計を渡される。その8年後、母校を再訪した彼は街のホテルにかかっていた肖像画に心を奪われる。そこに描かれた美女は、かつての老婦人の若き日の姿だった……。主演は「スーパーマン」のクリストファー・リーブ。監督は「ジョーズ2」のヤノット・シュワルツ。

1980年製作/103分/G/アメリカ
原題または英題:Somewhere in Time
配給:CIC
劇場公開日:1981年1月31日

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映画レビュー

3.0 「蒲生邸事件」の読後感が懐かしく思えて…

2026年5月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

時空を超えたラブロマンスという意味では、
宮部みゆきの「蒲生邸事件」が
思い出される中での再鑑賞。
相手への想いの切っ掛けが
タイムスリップの前と後、
また時空の距離の違いはあるものの、
昔の時代に、という意味では同じ設定だ。

時空を超えて、とのストーリーは、
元々リアリティを欠いた物語なので、
その不自然さをどう和らげるかが、
この手の作品の肝なのかと思う。
そんな意味で
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、
過去と現代の因果関係の設定の上手さで、
タイムスリップ劇の非現実性を感じる間を
与えない見事な脚本・演出だったと思う。

一方、この作品で不自然さを感じてしまった
点が幾つかあり、
初めて2人があった時の「あなたなの?」
の発言は、タイムスリップ物語的な
綾をかけているかのようではあるが、
作品の中でも、ヒロインとマネージャーが
交わしていたように「彼女の運命の人」的な
意味合いにしかしていないにも関わらず、
そんな匂わしの台詞は安易に感じる。
また、過去のフロント係の息子が、
60年後の現在のシーンで主人公に
会ったような気がすると発言するには、
当時の彼は余りにも幼過ぎて、不自然にも。
そして、年老いたヒロインが
今売出しの脚本家が
自分の若い頃にやって来て突然消えた彼と
気付いたとしても、
会っていたのは過去のことで、
彼女のこれからの人生で
再び会うことはない前提では、
過去の私に会いに行ってきてね的な
「戻ってきて」と彼に語る意識を
持てるものだろうか、等々の疑問があり、
そんな不自然さを感じる設定の多さが
気になった。

この作品、ひたすら、ジーン・シーモアの
美しさに浸る作品なのかも知れないが、
写真の彼女に惚れるこの設定よりも、
「蒲生邸事件」での若い人同士の
直接の出会いの結果での想いの方が、
また、現代に戻って来てしまった挙句、
薄れる意識の中で彼女との再会を果たすこと
しか出来ないこの作品での主人公よりも、
現代に戻り年老いた彼女に再び会えることは
無かったものの、孫娘から伝え聴く
彼女の想いが描かれる「蒲生邸事件」の設定
の方が心地良い余韻があり感動を得られた。

尚、「蒲生邸事件」の映像化作品については、
NHK制作のドラマが記憶にあるが、
私にとって、原作本に導いた
今では観ることの出来ない幻の作品と
なっている。

「ある日どこかで」よりも「蒲生邸事件」
についての記載になってしまったようです。
大変申し訳ございません。

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KENZO一級建築士事務所

3.0 レビューの印象の項目に「美しい」や「きれい」は必要だと思う

2026年5月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 1件)
TRINITY:The righthand of the devil

5.0 美しいSF映画

2026年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

幸せ

初めて見たのは1983年、まだ存在した名画座、大学の後輩と一緒だったかな。
それ以降、機会があれば何度も観ている。BSで放送されたので久しぶりに。
当時、大掛かりな大作、スターウォーズ、未知との遭遇などがあったけど、それと比べれば低予算の作品、でもそれでよい。
1度観終わり、もう一度観たくなる作品。最近では”超かぐや姫”がそうだけど、2回目鑑賞の冒頭シーンは泣けます。
そんなに多くの映画を観ているわけではないですが(トータル1000本くらい?)、自分的にはベスト10には入ります。

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共感した! 2件)
BUJI

4.5 目に心地よい

2026年5月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

驚く

クリストファー・リーブにクリストファー・プラマー、世紀のハンサム(ここはイケメンじゃなくハンサムと言いたい)2人と、これまた世紀の美女ジェーン・シーモアが出ている、てだけでも見応えあり。

若い劇作家リチャードは新作上演の夜、謎の老婦人から懐中時計を手渡される。8年後、滞在したホテルで、壁の肖像画の美しい女性に魅せられ…

肖像画の女性が懐中時計の老婦人だった、と判明する序盤のヤマだけでちょっと鳥肌もの。
グランドホテルのミニチュア・オルゴールが美しい。何度も繰り返されるラフマニノフのラプソディも印象的(パガニーニの主題による変奏曲、らしい。ややこしい)
ホテル従業員アーサーもなんか素敵。

「努力と工夫」(だけ!)で1912年にタイムトラベルしたリチャード(アーサーの少年時代可愛い、ボール思ったよりデカかったw)、探し求めたエリーズ・マッケナについに対面するシーンの美しさ。
運命の2人?をジャマするように現れるクリストファープラマー、ヤな奴役と見当は付くもののむちゃくちゃカッコいい(首にかけたモノクルの粋なこと!)

目一杯めかしこんだスーツを「クラシックねぇ」と笑われてしまったり、「未来」と齟齬が出ないようヒヤヒヤドタバタ行動するリチャードが可笑しい。本作は1980年製で、今見ると充分にクラシック(ホテルのブラウン管テレビとか)だったりもして、2重にタイムトラベル的ではあります。

後半は、エリーズが愛と仕事(この先の名声)どちらを取るか、というシビアな話に。
現代でリチャードが調べた限り、エリーズは大女優にはなってない(劇作家のリチャードが名前を知らない)んですよね。そのへん、リチャードが現代に戻ってから一捻りあるのか、いやこのまま戻らないというラストもあるのかな、とか考えてたら怒涛の展開、あれよあれよと…えええ。

この結末がBadかGoodかは、解釈次第なんでしょうが…原作者がリチャード(主人公と同名か)マシスンだったと、ここへきて思い出しました。

にしてもジェーン・シーモア美しい…確かオッドアイなんですよね。映像だと色味がわずかに違う程度だけど。ほぼ完璧な左右対称のお顔にオッドアイという神秘性✨️
とにかく絵面がずっと綺麗で、グランドホテルという舞台、衣装も美しく、まるで黄金期の少女マンガのよう。

あと、リチャードのタイムトラベルが成功したのは、長い歴史を誇るグランドホテルという、場の力もあったのかもなとちょっと思いました。
等々、呆然となるラストも含めて、面白い作品でした。

キャスト表によるとウィリアム・H・メイシーも出てたらしいのにわからなかった…😅配信で確認しなくちゃ

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えふいーねこ