アルタード・ステーツ 未知への挑戦

劇場公開日:

解説

1人の若い精神心理学者が自ら実験台となり、人類の記憶の世界をたどって生命誕生の根源を探ろうと試みる姿を描くSF映画。製作総指揮はダニエル・メルニック、製作はハワード・ゴットフリード、監督は「バレンチノ」のケン・ラッセル。パディ・チャイエフスキーの原作を基にシドニー・アーロンが脚色。撮影はジョーダン・クローネンウェス、音楽はジョン・コリグリアーノ、編集はエリック・ジェンキンスが各々担当。出演はウィリアム・ハート、ブレア・ブラウン、ボブ・バラバン、チャールズ・ハイド、ティオ・ペングリス、ミゲル・ゴッドローなど。

1980年製作/アメリカ
原題または英題:Altered States
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1981年4月25日

ストーリー

エドワード・ジェサッブ(ウィリアム・ハート)は、25歳で博士号をとった有能な精神心理学者だ。学生時代に彼はエミリー(ブレア・ブラウン)と結婚する。彼は、今、ある実験に没頭している。全ての人類は、地球上に出現した生命体の進化によって生まれた。すなわち人類を形成する細胞も、原始の生命体からの細胞の記憶を引きついでいる。従って細胞の記憶をたどることで人類の生命誕生の根源に戻ることができるという説に基づいて、10%の硫酸マグネシウム液に浸り、強力な幻覚作用を持つ薬を併用し、永遠の真理を探ろうとしていた。大学の同僚アーサー(ボブ・バラバン)とメインン(チャールズ・ハイド)の協力を得て、実験は進められる。一方、実験に没頭するエドワードを完全には理解できないエミリーは、愛情を残しながらも娘を連れて、彼から離れていった。水漕に浸ったエドワードは、体験する様々なことをアーサーたちに語る。そして人類の発生時に逆のぼり、遂に類人猿と化す。実験は動物園の山羊の檻の中で、羊たちを喰い散らした後全裸のまま倒れていたエドワードが警察に保護されたところで終わった。しかし彼の意志は固く、さらに最終実験が進められる。そのうち凄まじいエネルギーの放出が始まり、モニターテレビには青白色の光線が発せられ、水漕は大音響と共に破壊した。すべてを吸い込むような霧の渦の中で、エドワードが必死にもがく。その時、その場にやってきたエミリーがエドワードを呼んで手をさしのべる。やがて、粒子の中からエドワードが形成される。1度は平静さをとり戻すが、再び凄まじいエネルギーの変化がエドワードとエミリーをも襲う。懸命に元に戻ろうとするエドワードは、作用に包まれているエミリーを抱きしめるのだった。まるで愛こそ、すべての根源であることを象徴するかのように…。

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映画レビュー

4.0面白さ再確認!

2024年6月28日
iPhoneアプリから投稿

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mitty

3.5中毒性ある映画かも

2021年11月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ウィリアム・ハートのデビュー作らしい。 全然わかんなかったけど良かった。真面目に観てはイカンよ(苦笑)  凄く眠くなってしまった。この感覚こそ映画に引き込まれてた証なのかと思うくらいに・・・。 父の死をきっかけに実験に興味持ったようだ。 手のひらの一部切られて滴り落ちる血をスープの中に入れて飲む儀式…飲んだら意味不明な映像が多いけど、それはそれで面白い映像だから観ていて「夢の中」にいる錯覚になる。ボーと観てりゃいいのかなと。。。  何の目的でとか、どんな話し?とか、ミステリーだ、SFだ、ホラーだ、そんなこと気にせず変な映像を観てりゃいい。ごちゃ混ぜ、どうでもよくなっちゃいました。変な夢・景色を味わってるんだと思ってね。  大きなトカゲ?が女に変身、猛吹雪で埋もれてしまったり...何の意味あるの?そうですね...ハードロック系のビデオクリップ(PV)に出てきそうな悪趣味な映像って言えばいいのかな。  実験というより、ドラッグと同じようにのめり込んでいく様子ですかね。  「猿」に変身してからは、もう100%ストーリーなんてどうでもよくなり、単なるパニック映画になりました(苦笑)  猿なんで運動神経抜群!  愛することで救われたってことですかね。  予算が限られてるB級は別として、あまり出回ってない映画ってのは一般受けが悪い(ヒットしなかった)から探しても見つからないと思うのだが、それ以外に問題場面があったり、役者さんのイメージが大きく崩れてしまった映画だったり諸事情が絡むもの。  ウィリアム・ハートは紳士的なイメージがあるが、時折こういった変人的な役もある。それにしてもわからん映画でした(苦笑)  こりゃ酷い、つまんない...そこから始まり、気付いたら変な映像の数々にすっかり魅了され目が覚めていました。  おそらく、もう一度観るでしょう。

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はむちん

3.0タイトルなし

2020年4月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

①こういう話好きなので観に行きましたが、ケン・ラッセルらしい(?)訳のわからない映画でした。奥さんも大変!

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もーさん

3.5上級シリアスギャグホラー

2017年6月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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幻覚剤で自我が掻き消されるほどのショック体験をしてしまい 日常生活中もトリップ体験が頭から離れず ドンドンのめり込んでいくと同時にノイローゼ状態になっていく感じ。 ラストには壮絶なトリップ体験をしてしまい さすがの薬中主人公もこれはトラウマに‥ 『バカだった。真理なんてもんはなかった。でももう遅い、、あの恐怖感が頭から離れない。すぐにでも押し潰されそうだ』 と、かなり弱気な発言(笑) もう心が壊れそうになるくらいまで電波入りまくりの主人公に最悪なフラッシュバックを襲い、このまま死んでしまうのか?! という場面、なんと主人公は腕力(笑)で妄想を振り払い、妻と抱き合いハッピーエンド! 途中の猿の大冒険もなかなか笑えます。 トリップ時の映像はなかなかのカタルシス。 なんとも言えない作品です。

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たまねぎ なきお

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