アラン・ドロン 私刑警察
劇場公開日:1990年1月13日
解説
共同脚本も手がけたフレデリック・H・ファヤルディーの『文体の条項』を原作とし、パリを舞台に起こる残虐連続殺人犯を追う真摯な部長刑事の姿を描いた、アラン・ドロン製作・脚本・主演によるフィルム・ノワール。名優ジャン・ギャバンに捧げられている。監督は「わが美しき愛と哀しみ」のジョゼ・ピネイロ。撮影は「マックス・モン・アムール」のラウール・クタール。共演に、「Mr.レディMr.マダム3 ウエディングベル」のミシェル・セロー、「汚れた血」のセルジュ・レジアニ」ほか。
1984年製作/97分/フランス
原題または英題:Ne reveillez pas un flic qui dort
配給:ヒューマックス
劇場公開日:1990年1月13日
ストーリー
パリ警察一の切れ者と呼ばれる刑事グランデル(アラン・ドロン)に殺人事件の報告が入る。殺されたのはパリ中の有力なマフィアのボスたちで、しかもほんの数時間のうちに計画的に残虐な手口で次々と殺されていた。グランデルは二人の助手をしたがえ捜査に乗り出すが、目撃者は殺され、憲兵隊の車が吹き飛ばされ、あるいは情報を提供しようとした老ギャングのステファノ(セルジュ・レジアニ)も殺されるといった怪事件が続く。事件を追ううちにグランデルは警察内部からの情報漏れを察知した。一連の事件はすべて、悪を憎むあまり無力な法律に失望し警察内に私刑警察を設立したスカティ警視(ミシェル・セロー)の指示のもとで行なわれていたのだ。私刑警察は蜂起の宣言をし、同調しようとしない警官まで殺し始める。自分も命を狙われ、可愛がっていた部下も殺されたグランデルは、スカティのもとに乗り込み銃を向けるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョゼ・ピネイロ
- 脚本
- アラン・ドロン
- ジョゼ・ピネイロ
- フレデリック・H・ファヤルディー
- 原作
- フレデリック・H・ファヤルディー
- 製作総指揮
- ダニエル・シャンパーノン
- 製作
- ベルナール・メレスコ
- ミシェル・ニコリーニ
- 撮影
- ラウール・クタール
- セット
- テオバール・ムーリッス
- 音楽
- ピノ・マルチーズ
- 編集
- ジェニファー・オージェ
- 衣装デザイン
- マリー・フランソワーズ・ペロション
- メイクアップ
- Frederique Maucus
- アソシエイト・プロデューサー
- ジャック・バール