冒険者たち(1967)

劇場公開日

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解説

ジョゼ・ジョヴァンニの同名小説を、彼と「ふくろうの河」の監督ロベール・アンリコ、ピエール・ペルグリの三人が共同で脚色し、ロベール・アンリコが監督したアクション。撮影はジャン・ボフティ、音楽はフランソワ・ド・ルーベが担当。出演は「パリは燃えているか」のアラン・ドロン、「女王陛下のダイナマイト」のリノ・ヴァンチュラ、「スタンダールの恋愛論」のジョアンナ・シムカスほか。イーストマンカラー、テクニスコープ。

1967年製作/フランス
原題:Les Aventuriers
配給:大映

ストーリー

マヌー(A・ドロン)とローランド(L・バンチュラ)は、性格はまったく違っていたが、実の兄弟のように仲が良かった。マヌーはパリにある飛行クラブの教師で、ハンサムでスマートな外見に似合わず、驚くほどの命知らずで大ぼら吹きだ。ローランドはパリ郊外の廃車置場の中にある奇妙な仕事場に住み、画期的なカー・エンジンの開発に専念していた。ある日マヌーは飛行クラブの生徒から、耳よりな話を聞きこんだ。それはある映画プロデューサーが撮影のため凱旋門を飛行機でくぐり抜けた者に二千五百万フランの賞金を出すというのだ。マヌーは科学的調査をして、十分に勝算のあることを知った。いよいよその当日となったが、思わぬ事件が勃発、飛行はとりやめとなり、その上この事件がもとでマヌーは飛行士の免許を剥奪されてしまった。おまけにこの話が巧妙に仕組まれた冗談であることが分った。失業したマヌーは友人ローランドの仕事場へ移ったが、仕事は思うように進行しなかった。そんなある日、マヌーは飛行クラブの生徒から聞いた新たなもうけ話の調査に乗りだした。それによるとベルギーのコンゴ移住者が動乱から逃れる途中、莫大な財産を乗せて海に墜落し、財宝が海底に眠っているというのだ。調査の結果それは間違いなかった。マヌーとローランド、それに以前ローランドの仕事場で彫刻を勉強したことのあるリティティア(J・シムカス)の三人はスクーナー船に乗りこんで、宝探しを始めた。途中墜落して死んだと思われていたパイロットが船を訪れた。ついに彼らは素晴らしい仕事をなしとげた。ところがこの財宝に目をつけていた男たちが闇に乗じて襲ってきた。その戦いの中でリティティアは死んだ。危機を脱出した二人は彼女の故郷アイクス島を訪れた。そこには彼女にそっくりの少年がいた。リティティアを愛し続けていたローランドは、その少年の世話をするため島に残った。一度パリに帰ったマヌーも淋しくて、再び島へ来たが例の一味に襲われて死んでしまった。ついにローランドは島を去る決心をした。そして少年はひとり島に残された。

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映画レビュー

4.5『明日に向かって撃て』のフランス版だ

マサシさん
2022年4月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中学2年の時テレビで見た。
ヨーロッパ(白人)人の植民地支配がまだ残るアフリカの話だと思っていた。白人はいいなぁ。と思っていた。その考えは今でも僕の心の片隅に残る。
まぁ、それは兎も角、この映画は『明日に向かって撃て』のフランス版だと思う。究極の三角関係なのだろう。この時代、こういった映画が流行った。

要塞島はかなりの観光地と思うが、ネットで調べても、マイナーな情報しかない。日本では『軍艦島』とか称して世界遺産までなっているのに。

67年の映画だから、明日向かって撃てがリスペクトしたんだね。まぁ、元は『俺たちに明日は無い』だろうが。

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マサシ

4.5通俗のギャング映画の形で表現された、ロベール・アンリコ監督の映画愛溢れる青春映画

Gustavさん
2021年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

端的に言えば、映画として成立していればどんな作品でも、名画、名作、傑作、秀作、佳作、力作、大作などの称号を与えられれば格好が付くものだ。しかし、このロベール・アンリコ監督の「冒険者たち」という映画は、そんな概念を問題にしない。青春の挫折と夢への挑戦の冒険活劇という大人気無い世界観にある、誰もが通過する純真な時代への郷愁を刺激して、これこそ自分たちの映画だと言う気高さがある。ストーリーの表面上の深刻さとは別に、アンリコ監督の優しさに溢れた世界観に魅了されて、いい映画に出会えた感動に包まれるのだ。

いい加減大人になっていい男二人と女一人が好きな道で失敗する前半の面白さ。実際には、好きな道での挫折は大きな打撃であり心身ともに堪えるものだが、1970年代のニューシネマ以前の青春映画に位置するからなのか、社会に対する怒りより自分の不甲斐なさに苦悶する姿が共感を呼ぶ。そして、この三人が一つの大きな希望に向かってアフリカの海に臨むロマン。映像は、それを何と美しく鮮烈に捉えていることか。海風と潮の匂いが漂うアンリコ監督の演出が素晴らしい。都会の雑踏を遠く離れ、飾りを捨てた三人のありのままの姿、その自然に溶け込む主人公たちの人間らしい、愚かさ、律義さ、欲望、正義感などの思いが、海に浮かんでいる。
そして、お決まりの嫌な奴の登場。安直なギャング映画のコントラストを加えて、俗っぽい魅力が引き立つ要因になっている。続くヒロイン・レティシアの死。この水葬シーンの美しさをなんと表現しよう。神聖な美しさにしばらくただ息を呑むしかなかった。
男二人は、大金を見事探し当て大金持ちになるが、けして贅沢をしない。ジョアンナ・シムカス演じるレティシア(なんて奇麗な名前だろう!)の従弟に財産を分け与える挿話は、挫折から続く同じ仲間意識の極自然な流れがいい。最後は、三人の夢の象徴である、海に浮かぶ要塞跡を舞台に、大金目当ての大人が登場してギャング映画らしく結末を迎える。アンリコ監督の映画好きが痛いほど伝わるラストシーンの切なさが、堪らない。
「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンのもう一つの代表作であり、その対比で渋い男の魅力が更に増したリノ・ヴァンチュラの紛れもない代表作の一本。そして若くして引退したシムカスの貴重な代表作。映像の世界観と調和したフランソワ・ド・ルーペ作曲のテーマ曲「レティシア」の素朴な美しさも忘れ難い。
  1978年 5月3日  高田馬場パール座

ロベール・アンリコ作品では「ラムの大通り」「追想」があるが、やはりこの「冒険者たち」が最もいい映画だと思う。映画が好きで好きで堪らないアンリコ監督の映画青年のような演出の繊細さと瑞々しさが感じられて、特別な存在にあるフランス映画になっています。

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Gustav

4.0レティシア

keithKHさん
2020年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

制作当時、アラン・ドロン31歳、リノ・ヴァンチュラ47歳、決して若くはない二人の男に、何とも可憐で瑞々しいジョアンナ・シムカス、この3人の男女が夢を求め、野望に満ちた冒険に挑む、どこか無器用で不得要領の3人による、痛快で、ほんの少しセンチメンタルな名作です。
少しは人生経験を重ねて世事人情に通じた中年の男、己の野心へ一直線に猛進する若者、自らも夢を求めつつ彼らを優しく包容する女、この絶妙な組合せは、本作の2年後、『明日に向かって撃て!』でも踏襲され、寧ろ邦画で多くのオマージュ作品を作られたパターンですが、全て本作が起源です。
やはり、それはジョアンナ・シムカス演じるレティシアの、愛くるしい温雅な存在感に起因します。

若者の夢と野望を追い求める直向きさ純粋さ、そしてそれが挫折した後の空虚感と脱力感。でも青春は常に新たな冒険を見出し全力疾走する、若さゆえのその不屈の勇猛心と果断さ。そこに立ちはだかり阻害する邪な大人たちを撥ね退け、一途に突進するその逞しく美しい若者像には、遥か遠い過去に失ってしまった覇気と膂力への憧憬を心から感じます。
エッフェル塔を目指すパリ市街のスリリングな俯瞰映像、熱帯の太陽に眩く照り映える海の美しさ、そして不安と緊張によるトランス感を高める要塞島廃墟、印象的な情景が数多いのも本作の魅力ですが、何よりレティシアが滄溟の海中に沈んでいくシーンの、モノトーンの蒼い陽光に包まれた凄絶なまでの壮美は、いつまでも記憶に残ります。
男女3人の奇妙で微笑ましい友情と愛情、心地良いその関係が呆気なく破綻した後、夢に辿り着いたにも関わらず二人の男に去来する虚しさと遣る瀬無さは、レティシアの沈むシーンが強烈に効いて大いに共感させます。

本作を彩る、今一つの大きな要素は、口笛で奏でられる、いみじくも「レティシア」と命名されたテーマ曲でしょう。あの哀愁に満ちつつもリズミカルで流麗な旋律は、青春のロマンを感じさせつつ、切なく儚い本作のラストを想起させ、今聞いても胸が熱くなります。

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keithKH

4.03人がキラキラ輝いている

モビさん
2020年5月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

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モビ
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