デコトラの鷲 恋の花咲く清水港

劇場公開日:

解説

長距離トラックの運転手・デコトラ野郎の鷲こと飛田鷲一郎の豪快な生き様に色恋沙汰を交えて描く人情コメディの第3弾。監督は「デコトラの鷲 其の弐 会津・喜多方・人情街道!」の香月秀之。出演は「デコトラの鷲」シリーズの哀川翔ほか、柳沢慎吾、宮下順子、小西博之ら。

2005年製作/111分/日本
配給:「デコトラの鷲」フィルムパートナーズ
劇場公開日:2006年2月4日

ストーリー

デコトラで全国を飛び回っている鷲一郎(哀川翔)は、仕事の途中の仮眠で、義母やよい(宮下順子)が病に倒れ病床にいる夢を見た。鷲一郎はそれを正夢と信じ、東京浅草へと急いだ。浅草に着くと義母の食堂には臨時休業の札が。中に入ると孝作と妹の美咲が、風邪で寝ているやよいの看病をしていた。鷲一郎はその光景を見るなり、義母は重態だと早合点してしまう。ちょうどその頃、浅草メンバーの欽太(柳沢慎吾)、春彦、雅人、伸一は、浅草商店街の出し物「新次郎長三国志」の稽古の最中だった。「鷲ちゃんの次郎長姿が見てみたい」という義母の言葉を思い出し、鷲一郎は主役の次郎長役を引き受ける。自分の次郎長姿を見せた後は、嫁をとって義母を安心させようと鷲一郎は誓う。本番の日、鷲一郎の新次郎長物語を会場で見ていた山本長十郎が、芝居を絶賛。浅章メンバーをぜひ全国興行にと持ちかけて誘う。そんな中、浅草の町で不思議な美女・蝶子(真中瞳)が、サングラスに黒服の男たちに拉致されようとしていた。鷲一郎が浅草寺境内で助けるが、蝶子にひと目惚れしてしまう。しかし彼女は記憶喪失で、自分の家も分からない状態だった。そんな蝶子を鷲一郎は放ってはおけず、実家に預けて面倒を見ることになるが、蝶子はまたもや黒服の男たちが乗る静岡ナンバーのベンツに拉致されてしまう。鷲一郎はデコトラの仲間の協力を得て、大捜索を開始する。一方浅草メンバーは、山本長十郎の誘いに有頂天になり、最初の興行地の清水に向けて出発する。そこは謎のベンツが向かう地でもあった。

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