伝説のワニ ジェイク
劇場公開日:2004年2月7日
解説
2001年に放映された、心にエアポケットが出来た時に現れると言うワニを目撃した世界各地の人々の証言をルポルタージュ風に綴ったテレビ・シリーズを、劇場用に再編集したドラマ。監督は「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心。シャノン・K・イヌヤマ(犬童一心、山草鶉子)による同名絵本を基に、犬童監督自身が脚色。撮影を「ジョゼと虎と魚たち」の蔦井孝洋が担当している。主演は「この世の外へ クラブ進駐軍」の村上淳。
2002年製作/77分/日本
配給:スローラーナー
劇場公開日:2004年2月7日
ストーリー
世界各地に出没していると言う噂の“ジェイク”と呼ばれるワニを調査すべく、ジャーナリストのシャノン・K・イヌヤマ(31才)は目撃者を訪ねる旅に出た。リー・ブルックス(19才・無職、ニューヨーク)は友だちと朝までバカ騒ぎした翌日に、ジョシュ・グリーンフェルド(37才・小説家、シカゴ)は自分の仕事にうんざりした時に、アーサー・ルービン(36才・モデルエージェント、マイアミ)はサーファーになる夢を諦めた時に、ベティ・ページ(20才・元モデル、マイアミ)は左目の摘出手術に出発する時に、アラン・バーゾラ(27才・雑誌編集者、バンクーバー)は双子の兄が亡くなった時に、フィリップ・フォルケ(41才・保険会社勤務、パリ)は心寄せていた女性が友人の子供を妊娠したのを知った時に、リタ・サザーン(32才・主婦、ロンドン)は優越感だけで白人男性と結婚した翌朝に、ナイジェル・コートニー(73才・雑貨商、ニューカッスル)は幼なじみが病に倒れた時に、ジュリア・ウォーホラ(46才・主婦、プラハ)は将来を巡って夫と息子が言い争いをした時に、インゲ・ペテルソン(37才・ポルノ映画監督、ストックホルム)は映画化したいと思っていた小説を久しぶりに読んだ時に、モニカ・フェッリ(27才・動物園飼育係、ミラノ)はふと人恋しくなった時に、ドーラ・バラゲール(年齢不詳・歌手、サンセバスチャン)は恋人が内戦で死んだ夜に、マラハンド・アルハキーム(36才・政治犯、ハイファ)は憎むべきアメリカの映画を観ていた時に、ピセット・キムスール(20才・露天商、プノンペン)は降り続く雨を見ながら自分の居場所が今の場所だと悟った時に、シルビア・ホー(22才・主婦、カラン)は夫との結婚を考えてみた時に、史東山(31才・水産試験場技師、河南省)は水質検査中に、申相玉(34才・農業、大田)は日本向けに品種改良した柿の試食をしている時に、鈴木透(20才・学生、神奈川)は受験戦争真っ直中の通学電車の中で、寝たきりの山村嘉津郎(83才・無職、東京)は死の淵に立った時に、立松健太(32才・寿司職人、ハワイ)は新天地での仕事に意気込んでいた時に、リサ・デュケンヌ(27歳・ベルギー民間援助団体医師、サンミゲル)は病院に運ばれて来た5歳の子供が亡くなった時に、ボビー・ハイ(44才・組織幹部、ロサンゼルス)は父親の祖国であるタイを訪れた時に、それぞれジェイクに遭遇していた。だが、最後のヴァージニア・ラップ(42才・美容室経営、サンフランシスコ)だけは、少し事情が違っていた。彼女は、ジェイクを目撃した今は亡き画家のフェレンツを愛した女性だった。取材を終えたイヌヤマは、彼らがジェイクを見た時間、場所、状況の一貫性の無さに愕然とした。どうやら、ジェイクを見るにはジェイクに選ばれるしか方法はないようだ。果たして、いつか自分もジェイクに選ばれる日は来るのだろうか?
スタッフ・キャスト
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シャノン・K・イヌヤマ村上淳
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リー・ブルックス市川実日子
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ジョシュ・グリーンフェルド松尾スズキ
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アーサー・ルービン塚本晋也
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ベティ・ページ柴咲コウ
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アラン・バーゾラ加瀬亮
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フィリップ・フォルケ白井晃
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リタ・サザーン片岡礼子
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ナイジェル・コートニー加藤武
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ジュリア・ウォーホラ高橋惠子
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インゲ・ペテルソン段田安則
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モニカ・フェッリ麻生久美子
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ドーラ・バラゲール岸田今日子
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マラハンド・アルハキーム野田秀樹
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ピセット・キムスール安達祐実
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シルビア・ホー星野真里
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史東山田辺誠一
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申相玉石塚英彦
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鈴木透伊藤淳史
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山村嘉津郎仲谷昇
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立松健太寺島進
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リサ・デュケンヌ酒井美紀
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ボビー・ハイ大杉漣
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ヴァージニア・ラップ大竹しのぶ
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香川拓海
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片瀬ほのか
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新井佑彌
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安田昌平
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土崎雅也
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吉田能里子