地獄甲子園 BATTLE FIELD STADIUM

劇場公開日:

解説

カルト的人気を誇るギャグ漫画家・漫☆画太郎の荒唐無稽な原作を基に、原作者自らも脚本協力した青春スポ根ギャグ映画。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2003にて上映され、場内を大爆笑の渦に巻き込み、グランプリを受賞した。監督は、これが劇場用映画デビューとなる山口雄大。主演は、「VERSUS -ヴァーサス-」の坂口拓。共演に「カクト」の伊藤淳史。短編の地獄甲子園外伝「ラーメンバカ一代」が同時上映。

2002年製作/87分/日本
配給:クロックワークス
劇場公開日:2003年7月19日

ストーリー

甲子園出場を目指す、星道高校校長兼野球部監督・朝倉南太郎のもとに、予選第1回戦の対戦相手決定の知らせが入る。しかし、相手はルール無用の殺人集団・外道高校。「終わった。今年の夏は終わった」と呟く校長の脳裏には、3年前の予選でやりたい放題やられ、試合放棄で負けた忌まわしい記憶が甦っていた。そんなことも知らない星道高校野球部は、「目指せ甲子園!」を合言葉に練習に励んでいた。補欠要員のメガネ(伊藤淳史)は、今日もキャプテン、松井ゴリラ(土平ドンペイ)に怒られ、球拾いをしに校舎裏へと向かうが、そこは悪名高き番長グループの溜まり場。案の定、不良に絡まれるメガネ。その時、たまたまそこで昼寝をしていた転校生・野球十兵衛(坂口拓)の助けが入り、事なきを得るが、運悪くそこに番長(西尾季隆)が現れてしまう。「ちょうどムシャクシャしていたところだぜ!」と、十兵衛は子分たちをあっさりと片付け、番長との喧嘩野球対決が始まった! それは、番長がバッターとなり十兵衛自身がボールとなる、まさに男と男の闘い。死闘の末、みごとに三振を取った十兵衛は番長をボコボコにやっつけ、その場を立ち去るのだった。その闘いを興奮して見物していた校長は、「十兵衛君の喧嘩野球だったら、外道高校を倒せるかもしれない!」と野球部に勧誘するが、野球を捨てたから、と簡単に断る十兵衛。その時、ふんどしをつけた謎の男が現れた。唖然とする二人だったが、その男がさっきボコボコにされた番長だと気がつく。ただ、どうも顔が違うようだ。しかし番長は、十兵衛のパンチを受けたことによって痛めていた肩が治り、「心を入れ替えたので顔も変わって当然!」と言い放つ。そして、同じく野球を捨てた者同士、一緒に外道高校と戦おうと十兵衛を誘うのだった。「俺には関係ねー!」とは言ったものの、十兵衛のなかには野球を愛する気持ちが息吹き始めていた。そこに、十兵衛を追いかけてきたメガネがやって来る。「なんで野球を捨てたんでやんすか?」と問いただすメガネに、自分の投げたボールで父親を殺してしまったことを告白する十兵衛。しかし、メガネも母親に野球を禁止されていること、でも野球を愛する気持ちは変わらないことを伝え、その熱心な説得で十兵衛は野球部に入ることを決心するのだった。そして予選試合の日。しかし、肝心の十兵衛の姿が見当らない。それもそのはず、その時十兵衛は刑務所の中にいたのだった。果たして、十兵衛は球場に現れるのか? 星道高校は外道高校に勝つことができるのか? 高校球児たちの未来をかけた死闘がついに始まった

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0まぁやりたい放題

2024年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

採点3.2
漫☆画太郎のカルト漫画の実写作品。
そして主演は坂口拓、良いキャスティングですね。
とにかくまぁすごい。
でもこの低予算感が漫☆画太郎の世界にマッチしてましたね。
途中ミュージカルが入ったり、まぁやりたい放題です。
でも何だか楽しかったですよ!

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白波

5.0私的キング・オブ・バカ映画!こういうの大好き!

2021年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

タイトルだけで期待せずにいはいられませんでしたね。
そして期待に違わぬバカ地獄全開!
原作は噂に聞く程度でよく知らないのですけれど、一本の映画に再構築した完成形としてよくできていると思います。 ←ちょっと真面目か!
ほんっと細かいことはどうでもいいの!(レビューを投げ出しやがった!)
私の中では『電人ザボーガー』と双璧をなすキング・オブ・バカ映画です。
でも、坂口拓さん演ずる主人公が、これまたカッコいいのよ!
スーパートルネ―ドンの投球に合わせて流れる曲がめちゃめちゃカッコいいのよ!
で、“やきゅうじゅうべい”なにそれ(笑)
チビノリダーこと伊藤淳史さんもいい役でご出演だし。
惜しいことにお亡くなりになられた三城晃子さん演ずるド迫力演技のババァや、ド素人全開の演技?が面白いオヤジ役の蛭子能収さんたち、個性派すぎるキャスティングが光りまくりです。ゴリラの土平ドンペンさんだとか、番長1の“こにたん”こと小西博之さんからの番長三段変身だとか。もうてんやわんやですわ。
ラストのうららかで優し気な春の風景を観ちゃったものだから、何故か春に散る桜を見るたびにこの映画を思い出してしまいます。←なんじゃそりゃ?
好きすぎて熱闘!スーパートルネードBOXのDVDまで買っちゃいましたからね。
オマケの『ラーメンバカ一代』もごく短編ながら、背油マシマシのバカっぷりで思いっきり楽しめました。
「うわぁ…この人、ロクな映画観てきてないな…」
って思われちゃうんだろうな、こんなバカ映画のクソレビュー書いて…

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