弟切草 OTOGIRISO
劇場公開日:2001年1月27日
解説
自らの出生の秘密を探ろうとする若い女性を襲う恐怖を描いたサイコ・ホラー。監督は「イノセントワールド」の下山天。長坂秀佳による同名原作及びゲームソフトを基に、「五条霊戦記//GOJOE」の中島吾郎と「死国」の仙頭武則が脚色。撮影を「GLOW 僕らはここに…。」の小倉和彦が担当している。主演は、「世にも奇妙な物語 映画の特別編/携帯忠臣蔵」の奥菜恵と「EUREKA」の斉藤陽一郎。DVキネコ作品。
2001年製作/85分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2001年1月27日
ストーリー
ある日突然、実の父の死を知らされた奈美は、自らの出生の秘密を探るべく、ゲームクリエイターで元恋人の公平と共に父の遺した、弟切草の咲き乱れる山奥の洋館を訪れた。だが、そこでふたりは驚愕の事実を知ることになる。それは、奈美の父が残酷絵で世界的に知られた画家・階沢蒼一であったこと、奈美には直美という双子の妹がいたこと、そして直美のものと思われる少女のミイラ化した死体が発見された。恐ろしくなって逃げようとする奈美と公平。しかし、急な嵐に阻まれたふたりは洋館に一泊を余儀なくされてしまう。そんなふたりに更なる恐怖が襲いかかる。隠し部屋から6人の少年のミイラ化した死体が発見され、奈美の父が少年たちを殺してモデルにしていたヴィデオまで出てきたのだ。そして、ふたりの前に生きていたしかも弟だった直美が出現した。幼い頃に親戚の家に貰われて行った奈美とは違い、父のモデルとして育てられた直美。呪われた運命、姉への嫉妬心から復讐に燃える彼は、全てを焼き尽くそうと屋敷に火を放った。と言うのが、真一の考えたゲーム『弟切草』のエンディングであった。一方、奈美の考えたエンディングは直美に襲われるも、公平によって無事救出された奈美。だが、そんな彼女の足を地中から現れた父が掴んだと言うものだった。その血も凍るような恐怖に驚く真一たち。しかし、それ以上に驚いたのは、父の出現などプログラムしていなかった奈美本人であった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- 下山天
- 脚本協力
- 柴尾英令
- 脚色
- 中島吾郎
- 仙頭武則
- 原作
- 長坂秀佳
- 製作総指揮
- 原正人
- 企画
- 森下和清
- プロデューサー
- 張憲文
- 仙頭武則
- プロダクションスーパーバイザー
- 金森保
- コンセプチュアルデザイン
- 木村俊幸
- 撮影
- 小倉和彦
- 公平カメラ
- 斉藤陽一郎
- 美術
- 磯貝俊裕
- 音楽
- 吉田朝子
- カノン・スクリーン・ミュージック・ファウンデーション
- 音楽プロデューサー
- 浅沼一郎
- 安井輝
- 主題歌
- THE YELLOW MONKEY
- 録音
- 堀内戦治
- 整音
- 堀内戦治
- 音響効果
- 柴崎憲治
- 照明
- 小山田智
- 編集
- 平澤政吾
- 衣裳
- 小林身和子
- ミュージックエディター
- 浅梨なおこ
- アシスタントプロデューサー
- 石戸谷透
- 遠藤日登思
- 制作担当
- 森井輝
- 助監督
- 大崎章
- スクリプター
- 田村寿美
- スチール
- 戸崎美和
- 特殊効果
- 小林正巳
- 特殊造形
- 原口智生
- 山田陽
- 絵画
- 木村俊幸