カップリング
劇場公開日:2002年7月13日
解説
実験映画の第一人者であるスタン・ブラッケージが、自身が追求しつづけたテーマ『閉じて見たビジョン』を確立した手法“ハンドペインティング”を用いた短編。
1999年製作/4分/アメリカ
原題または英題:Coupling
配給:ミストラルジャパン
劇場公開日:2002年7月13日
スタッフ・キャスト
- 監督
- スタン・ブラッケージ
劇場公開日:2002年7月13日
実験映画の第一人者であるスタン・ブラッケージが、自身が追求しつづけたテーマ『閉じて見たビジョン』を確立した手法“ハンドペインティング”を用いた短編。
1999年製作/4分/アメリカ
原題または英題:Coupling
配給:ミストラルジャパン
劇場公開日:2002年7月13日
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2023年4月13日確かに、怖いっちゃ怖いが、貞子とビデオの映像しか怖くなかった。
正直、今作は身近な恐怖がないと感じました。
テレビから出てくるは正直、ありえないですし超能力とかなんかSFになってるように感じる。
じめっとした感じも薄く感じました。
死に方も笑っちゃいますし…。もうちょっとないのだろうか…。
だけど、普通に楽しめてオチも少し驚いたのでまあおもしろかったです。
鈴木光司氏原作の同名ホラー小説の映画版がやっていました。原作はかなり昔に読んで、たしかに怖かったのをよく覚えてます。本作は、原作にどこまで忠実にしているかは、原作の記憶がおぼろげなのではっきり分かりません。でも、真田広之氏演じる哲学者役の設定が違っているような気がしました。(原作は新聞記者だった気がします。)
原作を先に読んでしまっている以上、本作に対する評価にはかなり不利があります。原作にあった活字を通して感覚的に迫ってくる怖さは、本作ではタッチがのっぺりと描かれているので、かなり殺されていた気がします。
原作を超えるのは簡単じゃないのだと思いますが、小川洋子さんの「薬指の標本」やコンラッド作の「闇の奥」の映画版は、原作を超えるほど感覚にまとわりつくリアルさがあった気がします。こういった前例を考えると、本作はいい出来だとは思いません。
それでも、本作を観て思ったのは、日本のホラーものは洋ものより怖いということです。恐怖感の中に、井戸とか森とか木の要素が入ると、けっこう怖い、という感じでしょうか。洋ものは怖さはどこか抽象的だけど、この日本映画などは土や木の臭いがします。これが、わたくし的にはけっこう怖かったです。
これって自然を畏怖する日本人ならではの恐怖心なのでしょうか?