アメリカン・ビューティー

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

郊外の新興住宅地に暮らす夫婦と娘の三人家族。夫婦仲は冷め、娘は親と意思の疎通がない。おかしな青年とゲイ嫌いの父親がいる隣家も同様の家庭だ。だが夫がリストラに合い、娘の友人に性的妄想を抱き、妻は浮気、娘は隣家の青年と駆け落ちを決意し……。コミカルで辛辣な家庭崩壊ドラマ。アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞、撮影賞の5部門を獲得。

1999年製作/117分/アメリカ
原題または英題:American Beauty
配給:UIP
劇場公開日:2000年4月29日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第24回 日本アカデミー賞(2001年)

ノミネート

外国作品賞  

第57回 ゴールデングローブ賞(2000年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 サム・メンデス
最優秀脚本賞 アラン・ボール

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ケビン・スペイシー
最優秀主演女優賞(ドラマ) アネット・ベニング
最優秀作曲賞 トーマス・ニューマン
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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

4.0ありふれた男が忘れてしまった「ありふれた幸せ」。

2024年11月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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すっかん

4.0幸せの基準

2024年4月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

出勤前に本作を観終わった。 そして外に出たら、車道に白いゴミ袋が舞っていた。しばらく見つめていた。 「幸せ」の基準とはなんだろう。一般的にはでっかい夢を叶えるところから、生きてるだけで丸儲けまで幅が広いように思う。自分自身を考えて見ても、即答で「幸せ」と答えられるかどうかわからない。なりたかった職業ではないがかなり長い間同じ職種で働いているし、いわゆる下っ端でもない。余裕があるほど裕福でもないが、映画館に行くことをためらうほど余裕がないわけではない。若い頃に思い描いた結婚生活ではないが、殺したいほど険悪でもない。いろいろ悩むこともあるけど見栄をはらずに話し、聴いてくれる友達もいる。なにより、平和ボケの国で生まれ育ち命の危険を感じたことはない。 欲をいえばキリはない。それに私が「幸せ」だとぼんやり抱いているイメージは果たして本当に私にとって「幸せ」なことなのだろうか?毎日いろんなメディアから大量に送り込まれてくる「幸せ」のイメージの欠片をこねくり回してできただけのものじゃないだろうか?ひょっとしたら、AIは私の幸せをもう文章化してるのじゃないだろうか? 私は本当に私の幸せをわかっているのかしら?

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イズボペ

2.0ありがちな状況 更に混乱を招くのはアメリカならでは文化も一因ではないか

2024年10月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ありがちな状況 更に混乱を招くのはアメリカならでは文化も一因ではないか

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トシ

4.0大人になってから再視聴

2024年8月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

やはりケビンスペイシー作品にハズレなし! 高校生くらいの頃に一度観て、私自身は割と好きな作品やなと思ったけれど、私の周りの友達には大不評やった本作。 あれから10年ほど経ち、再視聴。 アメリカンビューティというタイトルからは考えられないほど悲哀に満ち溢れている。夫は精神的な浮気を、妻は肉体的な浮気をし、娘は思春期真っ盛り。よくあるっちゃあるんやろうけど、表だけで幸せ家族を演じ、ある時そのバランスが一気に崩れる。みんな悪い人ではないんやけど、不器用で自分の言いたいことがなかなか言えない&言いすぎてしまう。アメリカの家族あるあるが当時アメリカでは受けたのかなと思った。(アメリカ住んだことないからほんまかは知らんけど) あの時、学生やったのでビニール袋のシーンくらいしか印象に残らなかったけど、今みると妻側のやりきれないという気持ちもよくわかる。毎日あれだけ綺麗に掃除して、食事も作り、仕事もして身なりも綺麗にしているのに、夫には女としてみてもらえず、虚しくなるよなあ。夫がベッドでしていて妻と喧嘩するシーンもそりゃあ怒りたくなる気持ちはわかるなあと思いながら観ていた。 みんないろんな感情を押し殺しながら生きている人たちばかりやったけど、ある程度言いたいことを相手に伝わるように言わないと爆発した時に取り返しがつかないんやなと改めて思った。主人公は途中からはっちゃけてたけどああいう生き方ができると楽なんやろうなあ…。

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